【アーユルヴェーダの基礎知識】身体の7つの組織「ダートゥ」とは

ダートゥとは、食べ物を食べたり飲んだりした結果として形成される体組織のことです。
その概要(基礎知識)について、見ていきましょう。

ダートゥとは何か

体を構成する7つの組織ダートゥといいます。
体の生命活動において基本とされる存在です。

食べ物を食べたり飲んだりした結果形成されるもの、ととらえています。

ダートゥは次の7つで、形成される順序が決まっています(最初が血漿、最後が生殖組織)。
名称 組織
ラサ・ダートゥ 血漿
ラクタ・ダートゥ 赤血球
マンサ・ダートゥ 筋肉組織
メーダ・ダートゥ 脂肪組織
アスティ・ダートゥ 骨組織
マッジャ・ダートゥ 神経系、脊髄の組織構造
シュクラ・ダートゥ 生殖組織
これらの7要素はお互いに関係しあい、バランスを保っているので、一つが乱れると他の組織にまで影響を及ぼします。

ダートゥと五大元素

ダートゥは、自然界の五大元素(パンチャマハブータ、空・風・火・水・地)によって構成されています。
ダートゥ 元素 ドーシャ
ラサ・ダートゥ カパ
ラクタ・ダートゥ 火と水 ピッタ
マンサ・ダートゥ 地(水、火も) カパ
メーダ・ダートゥ カパ
アスティ・ダートゥ 地と風 ヴァータ
マッジャ・ダートゥ カパ
シュクラ・ダートゥ カパ

ダートゥとドーシャ

ダートゥと五大元素に対応するドーシャは、上の表のとおりです。
  • ヴァータは骨組織
  • ピッタは血液
  • カファは血漿やリンパ・筋肉組織・脂肪組織・骨髄組織や神経組織・生殖組織
ダートゥの増減は、対応するドーシャの増減にも繋がっています。
たとえば、ヴァータと骨組織は反比例するため、ダートゥの乱れ(減少・増加・悪化)はドーシャのバランスを乱します。

結果として健康のバランスが崩れて病気を招きます。

ドーシャについてはこちらの記事で分かります
>>3つのドーシャ・「ヴァータ」「ピッタ」「カパ」

ダートゥの副生物(ウパダートゥ)と老廃物(マラ)

各ダートゥができる過程でウパダートゥと呼ばれる副組織(副生物)もできあがります。

たとえば、ラサが正しく合成されるとき、副組織である乳汁や月経血も作られます。

もし、月経血に量的・質的異常が認められるなら、ラサが正常に作られていないということです。

ダートゥ ウパダートゥ
ラサ・ダートゥ 母乳、月経
ラクタ・ダートゥ 血管、腱
マンサ・ダートゥ 靭帯、皮膚
メーダ・ダートゥ 腹膜脂肪
アスティ・ダートゥ
マッジャ・ダートゥ 涙液分泌
シュクラ・ダートゥ オージャス

また、ダートゥの生成過程ではマラと呼ばれる老廃物も生成されます。

ダートゥ マラ
ラサ・ダートゥ
ラクタ・ダートゥ 胆汁
マンサ・ダートゥ 耳垢、へそ
メーダ・ダートゥ
アスティ・ダートゥ 爪、髪の毛
マッジャ・ダートゥ 涙、目分泌物
シュクラ・ダートゥ 生殖分泌物

 

ダートゥを生成するもの

ダートゥの材料は食べものです。

口から入った食べものが、消化・吸収されてダートゥ(体)を作り、不要なものは老廃物(便や尿、汗)として排出されます。

ダートゥ 生成するもの
ラサ・ダートゥ ・十分な液体(水、牛乳など)
ラクタ・ダートゥ ・鉄分を含んだ食べ物(ビーツ、レーズン、蜂蜜、赤肉など)
マンサ・ダートゥ ・全粒の穀物(小麦など)
・タンパク質(豆、ナッツ、肉など)
メーダ・ダートゥ ・オイル、チーズ、ヨーグルト、動物性脂肪など
アスティ・ダートゥ ・海藻、塩、ゴマなど
マッジャ・ダートゥ ・ギー、ナッツ、種子類、動物性脂肪
シュクラ・ダートゥ ・牛乳、未精製の砂糖、デーツ、ギー、ナッツ、種子類、卵

いかがでしたか?

聞きなれない名称で覚えにくいですが、反芻して、少しずつ覚えてみてくださいね。

 

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