【本レビュー】ゼロ・ウェイスト・ホーム│ベア・ジョンソン著

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ごみ問題、生活術、ライフスタイル関連の本を紹介します。

ベア・ジョンソン著「ゼロ・ウェイスト・ホーム」です。

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ゼロ・ウェイスト・ホーム

今回ご紹介する書籍は「ゼロ・ウェイスト・ホーム」です

著者ベア・ジョンソンのごみを削減しようという熱意と工夫に驚きます。

ゴミを出さない暮らしがもたらす、自分たちと社会へのメリットについて考える機会にもなります。

余談ですが……

アーユルヴェーダはサーンキヤ哲学から発生しているものです。

サーンキヤ哲学の概念にエゴ「自我意識」があります。
エゴが強くなると、自分と周りを切り離して考えるようになります。

※たとえば、自分の子供を目立たせたがって、他の子どもが目立つと陰口を言うなどは、自分と世界を分離させている。

ごみ問題やライフスタイルは、人によって考え方が様々なので何がいいとも言いにくいです。

でも、私の考えでは、ゼロウェイストの取り組みは、やり方次第ですが、自分と周りを分離させない持続可能な考え方だと思います。

ということで、この本に共感するところが多かったです。

書籍名 ゼロ・ウェイスト・ホーム
著者 ベア・ジョンソン著

服部雄一郎訳

値段 1,700円+税
ページ数 351ページ
写真・挿絵 やや少なめだが、挿絵による解説あり
おすすめ度 ★★★★☆

ベア・ジョンソン

2008年から「ゼロ・ウェイスト・ライフ」を営むカリフォルニア在住のフランス人女性。

一年間に出すごみの量はわずか1リットル弱!

話題を集めたのは、その挑戦だけでなく、優雅で洗練されたシンプルな暮らしぶり。

人気ブログから世界に彼女の情報が発信され、2013年に刊行されたこの本もベストセラーとなった。

彼女を追ってゼロ・ウェイスト・ライフに踏み出す人が後を絶たないという。

 

この本に出会ったきっかけ

愛知県にいる大学の研究室の先輩と久しぶりに会った時に、マイストロー、マイボトルを持参されていたことから、ごみの話になりました。

ごみの話やライフスタイルの話は、「意識高め」「説教臭い」「余計なお世話」な感じがするので、内々で取組みをしている……

など、葛藤をしながらも、信念をもっている方々がいることを知り、手始めに、ごみに関する王道の本を読んでみようと思いました。

 

本の特徴

ベア・ジョンソンがたどった軌跡が分かります。

カリフォルニアと日本との環境の違いがあるので、すべて真似できるというわけではありませんが、変化を起こすための具体的な方法論が、様々な目線で提案されています。

ごみの問題について触れている部分もありますが、そんなに説教じみた、狂信的な感じはなく、全体を通してとても明るい文章です。

著者自身が、「周りから賛同されない」「極端だと言われる」という苦境をくぐってきたので、本の読者にも、「はじめはそんなものだよ」と呼びかけています。

感想

読みやすい

カリフォルニア在住のフランス人というだけで、なんとなくハイクラスな感じがしますが、やはり文章はシンプルでスマート。

とても読みやすいです。

ページ数はやや多めですが、内容が生活に密着したものなので、どんどん読み進められます。

すぐにできそうな提案がある

読者への提案も明確で、ハードルが高いものもあれば低いものもあります。

私がこの本を読んでから起こした変化は他の記事で紹介します。

 


いかがでしたか?

みなさんも是非、手に取ってみてください。