【アーユルヴェーダのセルフケア】 久しぶりにアビヤンガをしました

アーユルヴェーダ

アビヤンガとは、オイルの塗布。

アーユルヴェーダの体内浄化の一つで、その目的は、肌を良くする、血行の促進など身体的なことから、精神鎮静などメンタル面まで様々です。

本記事では、自宅でのアビヤンガのやり方(例)についてお伝えします。

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アビヤンガとは・その目的

先日、自宅でアビヤンガをしました。

アビヤンガとは、オイルの塗布のことです。

人肌程度に温めたオイルを全身に塗ります。

その目的は、肌を良くする、血行の促進など身体的なことから、精神鎮静などメンタル面まで様々です。

アーユルウェーダ的にいえば「ヴァータ(ドーシャの一つ)」を鎮めるという効果もあります。

ヴァータについてはこちらの記事で詳しく書いています。
>>【ヴァータ・ドーシャ】体質・特徴・食事のおすすめ

アビヤンガのやり方(例)

この頃、寒いので、サボっていましたが、先日やっと腰を上げました。

ここからは、実際の私の動きを実況中継しつつ、アビヤンガのやり方について書いていきます。

アビヤンガをまだしたことのない方には、「はあ、こんな感じなのかあ」 と、だいたいの様子を知ってもらえたらと思います。

アビヤンガを習慣にしているアーユルヴェーダの諸先輩方には、
「はあ?やり方ちがくない?ガセネタやん」
と思われたら怖いですので、読み飛ばしていただけたらと思います(汗

でも、私は何人かの先生からだいたい同じように習い、そして、その先生たちも全く同じではなかったので、そんなものかなあと思います。

スキンケアの方法がみんなー緒だったら怖いですよね。

 

アビヤンガのための準備

まずやるべきことは、お風呂までの導線に障害物がないか確認すること。

寒いので、お風呂にお湯を張り、お風呂の扉は締めましたが、 脱衣所の扉は開けっ放しにします。
お風呂に入るころには手もべたべたですから。

手だけ、足だけオイルマッサージするという方法もありますが、この日は全身をやりました。

サロン(シャンティランカアーユルヴェーダで買ったもの)、バスタオル、 厚い靴下、 髪留めを用意します。

↑上のがサロンです。
巻き巻きタオルみたいです(シャンティランカアーユルヴェーダセンターにて)。

それからオイルの準備です。
ダンヴァンタラムというハーブオイルを使いました。

アビヤンガに使うオイルについてはこちらをご参照くださいませ。
>>【スリランカアーユルヴェーダ施設滞在記4-4】アビヤンガに使うオイルの種類とその性質

アビヤンガのオイルを温める

前に生徒さんから、 オイルはどうやって温めているのかと聞かれました。

私が使っているオイルはベットボトルに入っているので、なんとなく、そのまま温めるのは嫌な気がします。
なので、カトリ(ステンレスの皿)に適量を入れます。

鍋に湯を沸かし、人肌よりちょっと熱いくらいにします。
そこにカトリを浮かべて (沈むのでそんなにお湯は入れない)、できれば保温しつづけます。

お風呂の中で、 お風呂のお湯を使ってオイルを温めているという生徒さんもいらっしゃいました。

オイルが準備できたら着ている服を全部脱ぎます。 髪が長い場合は髪留めで留めます。
私は寒いのが嫌なのでサロン(巻き巻きタオルのような布)を羽織りました。バスタオルを体に巻きながらでもいいと思います。

床をべたべたにしないために、バスタオルを数き、 靴下と、先ほどのオイルの入った(カトリの入った)鍋をそばに置きます。

できれば時計も置いておくとよいです。
オイルを塗って何分経ったのか分かります。

 

オイルの塗布

塗布を最初にどこにするか。 教わった先生により様々でしたが、 私はまず足からやります。
足先、足指の間、足の裏、足の甲…· ··


とにかく、素早く効率的に塗ります。
膝、モモ、臀部、お腹、肩甲骨、デコルテ、手、首、耳、顔、頭皮。
届く限り背中も。

だいたい5分もあれば全部できます。

オイルの量は、乾燥が激しい場合はたっぷりです。
肌が乾燥していると、塗ったそばから体がオイルを吸って、てかてか、ぽたぽたになるくらいにはなりません。
もっちり肌くらいになります。

 

オイルを経皮吸収させる

塗り終わったら、20分ほど放置します。

でも、20分もたなかったとしても、数分放置するだけでもやらないよりは良いです。

厚手の靴下をはいてお風呂場までGOです。
厚手の靴下に代わるものがあればそれを使ってもよいです。

サロンもバスタオルも脱ぎ捨てて、温かいお風呂場へ入ります。

お風呂に入って汗をかく

お風呂に入る日的は汗をかくことです。 経皮吸収したオイルは体の細胞の深層深部に届き、毒素を吸収します。

そして汗とともに、その毒素を追しい出します。

なので汗をかけるように入りましょう。

私の先生は米国の方でしたので、「シャワーの蒸気で汗をかく」と説明書きに書いてありました。
これは海外の文化であって、浴槽があれば浴槽につかればいいと思います。

髪、顔、体、すべてお湯洗い、手洗いです。
化粧は完全にとれました。髪もよくすすぎます。

翌日あまりにも髪がベったりしてニオイがあるのは嫌だわと思う方は、 石鹸やシャンプーリンスを使用することは止めません。

ちなみに、私の使ったオイルは黒糖の匂いがするので、アビヤンガをした瞬間から黒糖シュウを巻き散らかします。

髪はよくブローして乾かし、寝るときは枕の上にタオルを敷いておくといいと思います。

翌日、髪がべタっとなります。
私はワンレンストレートで、普段から前髮を作らず邪魔なら全て後ろで結んでいるので、気にせず、翌日髪を束ねておきました。

なんだかインド美人になった気分です(気のせいです。知っています。気分です)

ゆるふわバーマ、ふわっとボプなどの髪型の方は、ちょっと翌日同じでいられるか分かりませんのて、自己責任でお願いします。

 

アビヤンガをした後の感覚

アビヤンガをしたことにより、肌が自然な感しでもちっとしました。
髪にも栄養がいった気がします。

手の湿疹は、ややかゆくなりました、血流がよくなったせいです。
同じように、体に毒素があると、湿疹ができたりすることもあると思います。
おでことか、頬とか。

そして、いつもより体があったまった状態で寝られました。
翌日は、とりあえす黒糖の匂いを人に悟られないように頑張ります(お休みの日の前にやれるといいですね)。

 

アーユルヴェーダのセルフケアの定番、アビヤンガ。

是非、お試しくださいませ。