【バナナの基礎知識】栄養と保存方法・おすすめの食べ頃・アーユルヴェーダ栄養学

バナナ ブログ

バナナは手軽に食べられ、栄養価も高い、日本人に愛される果物です。

本稿ではそんなバナナの基礎知識と、普段の食卓に活用しやすいレシピをご紹介します。

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バナナ

バナナ

バナナは、世界的にも重要な果実の一つ。

日本には主にフィリピン、台湾、エクアドルから輸入されています。

分類 果実類
原産地 アジア熱帯地域。
栄養 主成分は糖質。ミネラルが多く、カロテンとビタミンCも比較的多く含む。

バナナの栄養

バナナの主成分は糖質で、エネルギーが高いのが特徴です。

また、ミネラルが多く、カロテンとビタミンCも比較的多く含んでいます。

腸内環境を整える効果

バナナに含まれるオリゴ糖は、腸内環境を正常化し、便秘だけでなく下痢の改善にも効果があります。

オリゴ糖

ブドウ糖や果糖のような、これ以上分解できない「単糖」が数個連結したものの総称。

胃や小腸で消化吸収されず、大腸まで届いてビフィズス菌などの善玉菌の養分となります。

バナナの保存方法

温かいところで保存

バナナは熱帯で育つ果実なので、寒い場所で保管すると、なかなかシュガースポットがでてきません。

最適保存温度は15~20℃です。

また、バナナを谷型に置くと接触面が多いので傷みやすくなります。

山型に置くのがおすすめです。

できれば1本1本切り話して保存する

バナナは自らエチレンガス(追熟を促すガス)を発生させます。

房に何本もバナナがついている状態では、となり合うバナナ同士で熟すのを早めてしまいます。

早く消費できない場合は、バナナを房から1本1本切り離して保管しましょう。

バナナは冷蔵・冷凍保存できる

バナナは冷蔵、冷凍保存できます。

しかし、冷蔵庫や冷凍庫で保管する際は、温度が低いため、なかなか追熟が進みません。

甘いバナナを食べたい場合は、シュガースポットが出てきた後がおすすめです。

また、冷凍庫から出して解凍すると、バナナはふにゃっとしてしまいます。

食感を楽しんだりトッピングに使ったりするのには向いていません。

バナナの使い方のポイント

変色を防ぐ

切ったバナナは、果肉中に含まれるポリフェノールの作用により、黒褐色に変色します。

レモン汁をふりかけておくと、変色を防ぐことができます。

バナナのおすすめの食べ頃

バナナの種類により異なりますが、甘いバナナを食べたいなら、表皮に茶色い点(シュガースポット)が出てきた状態が食べ頃です。

揚げバナナにする場合は、熟しきる前の、少し硬い状態のバナナが良いです。

熟度を見極めて、食べ頃を逃がさず、美味しく召し上がってください。

バナナの利用

生食のほか、フリッターなどの料理やお菓子の材料にも使われます。

皮をむいて干した乾燥バナナはベビーフードにも使われます。

アーユルヴェーダの栄養学

アーユルヴェーダの観点からバナナを見ていきます。

アーユルヴェーダの栄養学の概要について
>>【アーユルヴェーダの栄養学】食材ごとに決まっている7つの性質

バナナは、カパを増やし、筋肉、神経、生殖器官を強化するといわれる果物です。

成熟度(味)によってドーシャへの影響(カルマ)が異なります。

未熟なバナナは渋味があり、ピッタとカパを減らしヴァータを増やします。

熟したバナナは甘味があり、ヴァータを減らして、ピッタとカパを増やします。

熟したバナナのピッタとカパの増大は、カルダモンを振りかけて食べると防げるといわれています。

質(Guna)

  • 冷性
  • 重性

動作(Karma)

・熟したもの:V↓P↑K↑
・未熟なもの:V↑P↓K↓

味(Rasa)

甘味、渋味
※熱していないものはより渋味がある。

消化後の味(Veepaka)

酸味

効果(Prabhava プラッブハーヴァ)

  • 食べ過ぎるとピッタを増加させる。
  • 「重」の性質で、他の果物に比べてずっしりしているので、消化がやや困難。

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