【妊娠の発覚】健康日記から受精のタイミングを推測する・身体の中で起こる変化

妊娠 ブログ

妊娠のためには、両親が協力して、心身を健全に保つ必要があります。

本稿では、講師が妊娠するまでの健康管理と気を付けていたこと、夫にお願いしたことをお伝えします。

また、受精後の身体の変化や、ヨガの身体的・精神的効果についてもお伝えします。

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受精のタイミングを健康日記から推測する

私は健康日記を1年ほどつけており、その主な目的には、結婚式後、「受精のタイミングを推測する」ことが付け加わっていました。

生理開始から終わりの時期から、受精卵ができやすい時期をなんとなく把握できていました。

日々の食事や生活習慣は、その時期前後だけ気を付けても無意味なため、その時期をめがけて、常日頃から栄養バランスと運動量には気を付けていました。

妊娠を試みて最初のタイミングが過ぎた後で、私は生理が遅れていることに気づきました。

子供が今ほしいかどうか、はっきりとした気持ちではありませんでしたが、毎朝トイレに入って、まだ生理が来ていないことを確認するたびに、安堵した気持ちになりました。

そのたびに、やはり子供がほしいのだと確信しました。

数日後、試作した「スパイスから作るカレーうどん」を食べた後、いつもとスパイスの味や風味の感じ方が違うことに気づきました。

特にコリアンダーの風味をはっきりと感じました。

夫には「今日はうまくできなかったかもしれない」と前置きして夕飯に食べてもらいましたが、「そんなことはない」と言います。

妊娠したかもしれないから、明日には検査薬を試そうと決めたその夜、なんとも気持ち悪くなって嘔吐しました。

ご時世がご時世だけに、旦那の頭には、真っ先に「コロナ」が浮かんだことと思いました。

私は旦那を安心させるため、おそらくコロナではないこと、生理が遅れていて嗅覚が鋭くなっているから、妊娠した可能性が高いことを始めて伝えました。

翌日、検査薬で陽性、数日後に産婦人科を受診し、妊娠が確定しました。

健康日記

↑健康日記(食事に関するページ)。

エクセルで管理しています。

たんぱく質は、摂りすぎに注意するとともに、同じものが続かないように心がけています。

健康日記(測定値と運動)

↑健康日記(測定値と運動のページ)。

これはかなり赤裸々な情報です(ご容赦くださいませ)。

肝心の性交のタイミングは、付け損なっている日もあるので、決定的な日付は把握できません。

妊娠を望む場合に重要な他の情報である「基礎体温」については、ずっとつけていませんでした。。

妊娠の周期や日数については、後に産婦人科からの情報やアプリを使って把握し、健康日記に追記しました。

健康日記については、こちらの記事で詳しく書いています。
>>【ハレプレのマイラ・リューイン先生から学んだ】健康日記のススメ
>>【自分で健康管理】アーユルヴェーダ式健康日記の書き方と8つの記載項目

健康日記をつければ必ず妊娠に役立つというわけではありませんが、

健康管理の指標になると思います。

受胎後の身体の変化

妊娠の兆候は、受胎の数遇週間後、ときには数ヶ月後にならないと明らかになりませんが、 身体の内側の奥深くではすでにたくさんのことが起こっています。

精子と卵子が結合に成功した瞬間から、多くのホルモンがフル回転し始めます。

胎児が力強く成長できるような受け入れ体制を整え、子宮を陣痛や分娩のために、乳房をミルクの生成のために準備します。

大きな変化は生殖器官で生じますが、消化器系、循環器系、心臓血管系、そして呼吸器系においても、ホルモン分泌の急増に伴い劇的な変化が生じています。

子宮における変化

受精卵(小さな胎芽細胞)が卵管を通って子宮に達するまでに、数回増殖しながら細胞群を形成します。

これらの細胞のいくつかが成長して胎児となり、ほかの細胞は羊膜、また卵黄を形成します。

卵黄嚢と羊膜の間で細胞が結合し、へその緒を形成します。

ホルモンの大量生成

身体の中では、各器官組織から、複数のホルモンが大量に生成されます。

  • エストロゲン(胎盤)
  • プロゲステロン(胎盤)
  • リラキシン(胎盤)
  • エンドルフィン(視床下部)
  • アドレナリンやノルアドレナリン(副腎と視床下部)

約3か月で胎盤が形成されます。

すると、胎盤から大量のエストロゲンを分泌されます。

その量は、妊娠していない女性が百年間で生成する量よりも大量だといわれています。

このとき、妊娠前の何倍も多い大量のプロゲステロンも、胎盤から分泌されます。

エストロゲンにより、子宮が成長し、子宮頭部や膣、胸に変化が生じます。
プロゲステロンにより、胎児が養われ、子宮の圧縮を防ぎ、血管や子宮の内層の健康を維持します。

さらに、リラキシンというホルモンが同じく胎盤から分泌され、骨盤周りの靭帯や結合組織、脊柱を緩め、子宮が成長、拡大することを可能にします。

視床下部からはエンドルフィンが分泌されます。

このホルモンは、妊娠中の幸福感や歓びをもたらし、さらには陣痛や分娩の痛みの緩和を促します。

副腎と視床下部が連携して、アドレナリンやノルアドレナリンが分泌されます。

不随意運動である消化、循環、呼吸、そして子宮の収縮が、適切に行われているかどうかを確認しています。

下垂体からは、分娩時に子宮を収縮させるオキシトシンが分泌されます。

オキシトシンの増加によって、 満足感や子供を育てる愛情がもたらされます。

生まれてくる赤ちゃんとの強い結びつきが促されるのです。

産後に母乳を出すための乳腺もまた作ります。

視床下部と下垂体は脳の感情中枢に近接しているため、母体にストレスがかかるとオキシトシンが効果的に働かなくなります。

陣痛が阻害され、後には母乳が乳管に入らなくなってしまいます。

ホルモンを適切に機能させるためにも、妊婦さんはストレスを回避しなければなりません。

妊娠の準備は両親共に行うべき

妊娠を試みるには、妊娠できる健やかな心身を男女ともに育むために、3~6か月の準備期間が必要だとアーユルヴェーダはいっています。

健やかな心身を育むためには、短期的な取り組みでは不十分である可能性があります。

お互いに努力して妊娠の準備を行うことを、妊娠を望むカップルはお互いに了解しておいた方がいいでしょう。

たとえば私は、夫に電子タバコをやめてほしいと、(結果的に妊娠する)何か月も前からお願いをしました。

吸い続けるなら、その電子タバコが完全に安全だという証拠やエビデンスを示してほしい。

私はかなり率直に意見を言ってしまう方なので、こんなお願いもしていました。

夫は自分のやり方(まず日中に(職場へ)電子タバコを携帯しないこと、無制限に吸っていたところから一日2回までに制限する)で、タバコからの離脱に成功しました。

夫はタバコの代わりとして、激しく甘いものを欲する時期もありました。

それは妊娠を試みようと決めてからも続き、私は一時、特にチョコレートをやめようと努力していたことがありましたが、

その中で感じたのは、夫に甘いものをやめさせるためには、

私自身が、そんなもの食べたいと思わない、食べていても羨ましいと思わない、という毅然とした態度を取ることだったと思います。

ジャンキーな食べ物からは、ジャンキーな精子と卵子しか生まれない

このように痛烈な言葉を夫の前でつぶやいたこともありました。

私が受精のタイミングを予測し始めた頃、夫が

「友達とラーメン食べに行く」

と言った時には、腹が立ちました。

一食や二食のやんちゃが、決定的なダメージを加えるとも考えにくいと自分を励ましていました。

食習慣については、夫婦間の意識差が出やすいところです。

中には、

そう思ってるとそうなっちゃうよ。
(ジャンキーな食習慣は健康を損ねると思っていると、本当に不健康になっちゃうよ。逆に、多少ジャンキーなものを食べても大丈夫だと思っていれば、大丈夫だよ。)

などと言う人がいるかもしれませんが、

これにはまったく耳を貸す必要はありません。

ヨガの練習

私は毎朝のヨガの練習を習慣にしていましたが、妊娠が分かると同時に中断しました。

妊娠超初期の頃から悪阻があり、毎食後に吐いたり水も受け付けないというほど深刻なものではありませんでしたが、常に船酔いしているような感覚で、

また寒い時期であったことから、早朝にヨガをする気力が正直なところ持てませんでした。

しかし、中には、ヨガを止める必要を感じない方もいます。
※一般的には、マタニティヨガは安定期(16週~)に入ってからというのが基本です。
無理は禁物です。

>>【マタニティヨガ】いつから始める?妊娠中や出産で期待できる5つの効果

ヨガは、身体的にも、感情的にも良い効果をもたらします。

身体的効果

ヨガは、異常に活発なホルモンに対して身体を強く柔軟に保ち、疲労や腰痛、消化不良、そして頭痛に対処するツールです。

また呼吸法は、陣痛や分娩のときに力強い味方になってくれます。

日々の練習は、内分泌系や神経系を強化します。

筋肉を様々な方向に屈曲させたり、ストレッチしたりすることによって、身体が柔軟になり、血行がスムーズになり、呼吸が自由に流れます。

感情的(精神的)効果

ヨガは、身体や心に穏やかに意識を向けることによって、深いところに蓄積した怒り、恐れ、不安、そして悲しみを解放させます。

目の前に迫る数ヶ月先の出来事や数年先の事に対する恐れや不安を落ち着かせてくれます。

ネガティブな感情は、身体的レベルでも影響を及ぼす可能性があります。

女性が怒りや悲しみを抱くと、筋肉が緊張し、肩が丸まり、呼吸が浅く短くなります。

ストレスから自分を守るように身体が働くのです。

このような身体的な硬さがまた、感情を鈍らせるという悪循環に陥ります。

それにより、その感情が深いところに潜り込んでしまいます。

ヨガや呼吸によって感情が表面に浮き上がってくると、筋肉が自然に解放され、身体がより自由に軽くなったように感じ、自分の内側で何が起こっているのかを理解し始めることができます。

練習の中で自分の身体の力を感じ、その力を信じ、自分の内側で成長している命とつながっていくことを学びます。

日々の練習は、一日の内に少なくとも1時間、子宮内の自分の身体と会話し、その過程に身を委ねることができる時間を与えてくれるのです。