オーグメンティングとエクストラクティブ

アーユルヴェーダ食事法のいくつかのポイントのうちの一つが、「オーグメンティングとエクストラクティブの割合に気を付ける」です。

今日はオーグメンティングとエクストラクティブの意味と、それぞれの食物についてお伝えします。

全ての食べ物は、その主要なラサ(味)によって、この二つのどちらかに分類されます。
しかし、完全にどちらかしかないということはなく、いくらかはオーグメンティングとエクストラクティブの両方の性質が含まれています。

 

オーグメンティング

オーグメンティングの食べ物は栄養を与え、増大させる食べ物です。
活力をもたらし、私たちの健康を育んでくれます。
主に甘味を持つ食べ物で、酸味と塩味をもつ食物も、わずかにオーグメンティングの性質です。
ほとんどの穀物、かぼちゃ、さつまいも、人参など甘味のある野菜が当てはまります。

オーグメンティングの食べ物

ここにあるリストは一般的なもので、個人の味覚や、食べ物の質(例えば同じカブでも甘味が強いものも辛いものもある)にもよるので、あくまで参考としてください。

穀物 白米、玄米、小麦、大麦、蕎麦の実、きび、あわ、うどん、キヌア、テフ
野菜 カボチャ、サツマイモ、ニンジン、ビーツ、トウモロコシ、キュウリ、白ウリ、冬瓜、ズッキーニ、ラディッシュ、レンコン、甘いカブ、甘い大根、里芋、大和芋、長芋、ヘチマ、ジャガイモ、トマト
果物 バナナ、リンゴ、レモン、サクランボ、イチゴ、デーツ、キウイ、モモ、ナシ、オレンジ、ミカン、パイナップル、マンゴー、ブドウ、メロン、スイカ、サザクロ、プラム、パパイヤ、イチジク
海藻 わかめ、ひじき、海苔、あおさ、昆布
乳製品 全乳、ギー、ヨーグルト、チーズ

 

エクストラクティブ

エクストラクティブの食べ物にはクレンジング作用があります。取り入れると、体は何かを排出して消化しようとします。

苦味、渋味、辛味が主要な味です。苦味のある野菜や豆類、ナッツ・種子類が含まれます。

エクストラクティブの食べ物

野菜 ブロッコリー、カリフラワー、チンゲンサイ、小松菜、ケール、キャベツ、タケノコ、アスパラガス、レタス、スプラウト、セロリ、白菜、菜の花、サヤインゲン、スナップエンドウ、オクラ、モロヘイヤ、空心菜、辛いカブ、辛い大根、パクチー、パセリ、ミント、ホウレンソウ、ターサイ
豆類 ムング豆、小豆、黒目豆、ひよこ豆、大豆、豆腐、エンドウ豆、ウラド豆、レンズ豆、味噌
ナッツ・種子類 カシューナッツ、アーモンド、チアシード、亜麻仁、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツ、ピスタチオ、松の実、ヒマワリの種、カボチャの種、ゴマ、銀杏

 

肉や魚、卵など動物性のタンパク質を取る場合は、エクストラクティブの食物としてカウントしてください。

オーグメンティングとエクストラクティブの割合

一回の食事でオーグメンティングの食物を60%、エクストラクティブの食物を40%食べると良いでしょう。

1回の食事で6:4の比率を守れていると、6味が適切に含まれるので、心身をバランスよく保ち、活力を維持し、幸福感が得られます。
強いアグニを保ち、結果的に病気を予防し、健康を増進することにつながるでしょう。

ただし、この割合は個人の状況によって柔軟に変える必要があります。
たとえば痩せすぎ、体の衰弱、妊婦さんの場合は、一時的にオーグメンティングの割合を増やします。
また、太り過ぎの場合はエクストラクティブの割合を増やします。

身体の状況とは関係なく、オーグメンティングの食物に偏るとカパ・ドーシャが増加し、体重増加などカパの症状が出やすくなります。
エクストラクティブの食物に偏ると、ヴァータ・ドーシャが増加し、便秘などヴァータの疾患が出やすくなります。

 

朝食における割合

朝は消化力が弱いため、エクストラクティブの食べ物は体に負担がかかり過ぎてしまう可能性があります。

朝は、無理に6:4のバランスを取ろうとせず、必要に応じ、野菜やナッツ類などをオーグメンティングの食物に加えて食べてください。

 


いかがでしたか。

オーグメンティングとエクストラクティブの概念についてお分かりいただけましたでしょうか。

この比率にこだわり過ぎる必要はありませんが、6味を自然に取り、バランスの良い食事を摂るための分かりやすい指標ですので、少しずつ活用してください。

オーグメンティングとエクストラクティブの分類が分からなくなったら、私たちの五感である「味(味覚)」を大事に、頼りにしましょう。

 

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