ホームメイドケーキ(ショートケーキ)の作り方をご紹介します。
身近な材料で作る、ホームメイド感たっぷりのケーキです。
お誕生日会やクリスマスに。
ホームメイドケーキ
誕生日ケーキの定番と言えば、ショートケーキですよね。
ホームメイドのショートケーキは、お店のケーキのように美しく仕上げられないかもしれないですが
みんなでワイワイ作ると、素敵な思い出になります。
このケーキは、いちごの代わりにぶどうやフルーツ缶を使っていますが、
他のお好みのフルーツでも代用できます。
4~6人で食べきれるサイズです。
【材料】ホームメイドケーキ(5号:約6人分)
スポンジ
- 全卵 120g(L2個分)
- グラニュー糖 80g
- 薄力粉(ふるっておく) 80g
- 無塩バター 10g
- 牛乳 10g
生クリーム
- 生クリーム 200~300ml
- グラニュー糖 16~24g
シロップ
- 桃の缶詰(シロップ) 適量
フルーツ・トッピング(例)
- 桃の缶詰(白桃) 2~3個
- 種なしぶどう(皮まで食べられるもの) 85g×2
- ミント 適量
ナパージュ
- 桃の缶詰(シロップ) 100cc
- 粉ゼラチン 5g
代用・特記事項
- 市販のスポンジ(5号-15cm)を使ってもOKです。
- 生クリームのグラニュー糖の分量はお好みで増減してください。
生クリームは200mlだと気持ち少な目ですが、ケーキを覆うのには足ります。
【作り方】ホームメイドケーキ
事前準備
- 型にクッキングシートを敷く:《底面》クッキングシートに型をのせて抑え、線をひく。線の1〜2mm程内側をハサミで切り取る。《側面》型の高さより1cm程高い部分に印をつけて印に沿って折り、折り目に沿って円周より2〜3cm程長く切る。《セット》型に薄く分量外の油(バターまたはサラダ油など)をぬる。側面、底辺のクッキングシートを敷く。
- 絞り袋に口金をセットする。
スポンジ(共立て法)
- ボウルに卵とグラニュー糖を加えよく混ぜる。40℃くらい湯煎で温め、さらっとした状態になるまで撹拌する。
- 湯煎から外し、ハンドミキサーの高速で立てる。かさが十分に増え、白くもったりとして、ハンドミキサーのハネで持ち上がるくらいになったら、速度を低速に変え、きめを整える。
- バターと牛乳をボウルに入れ、湯煎にかけておく。
- 3に薄力粉を加え、ゴムべらで切るように混ぜる。
※薄力粉が下に沈殿していることがあるので、薄力粉の塊がなくなるまでまぜる。 - 3に4をひとすくい加えてよく混ぜる。3を4のボウルに戻し、さっくりと混ぜる。
- 型に生地を流し入れ、オーブンで25〜30分焼く。焼き上がったらケーキクーラーに逆さに出し、紙を付けたまま冷ます。
※天面が焦げそうなら、アルミホイルをかぶせる。
生クリーム
- 氷水にあてながら、生クリームをしっかり角が立つまでハンドミキサーで泡立てる。
- デコレーションに使う分だけ口金を入れた絞り袋に入れる。
フルーツカットとナパージュ
- ケーキの中に入れるぶどう(85g)は半分に切り、桃は薄いくし切りにする。デコレーションに使うぶどう(85g)はそのままかお好みの形にカットする。
- 小鍋に桃缶シロップとゼラチンを入れ、沸騰寸前まで煮る。荒熱を取りスプーンでフルーツに塗る。冷蔵庫でよく冷やす。
※フルーツをデコレーションする時の状態でナパージュする。例えば、丸のままブドウを立ててデコレーションするなら、ブドウが寝た状態でナパージュしない。表面にゼラチンが固まった状態でついてしまうのを防ぐ。
組立て
- 生地を2等分にする(3等分でも良いが、その場合は生クリームが多い方がよい)。
- 回転台に生地を1枚乗せて上の面にシロップを刷毛塗りする。その上に生クリームをパレットで塗る。ぶどう、桃を並べ、さらにクリームを塗る。
- もう1枚のスポンジにシロップを刷毛塗りし、シロップを塗った面を下に向けて3に重ねる。
- 側面のデコボコをきれいに埋めるイメージで硬めのクリームを塗る。さらにクリームを上から塗る。上の面中央にクリームを落とし、パレットと回転台を使い、均一に塗る。はみ出たクリームは側面に下すように塗り、最後に余分なクリームをすり切る。好みでクリームを絞り、デコレーション用のぶどう、ミントを飾って仕上げる。
エピソード
このケーキは、2021年、旦那くんのお誕生日会(という名の義両親を呼んで息子くんを愛でる会)に作りました。
旦那君に、何のケーキが食べたいか尋ねたら「普通のショートケーキ」。
いちごが高い時期でしたが、やっぱりいちごかなあと思っていましたが、
スーパーに生のいちごが売っておらず(前日にはあったのですが、サンドイッチやタルトになった模様)、代わりに種なしぶどうと桃缶を使うことにしました。
桃缶のシロップが、スポンジに塗るシロップに、ナパージュにと思いがけず活躍することになりました。
スポンジはうまくいきましたが、生クリームを塗るのが慣れてなくて不格好な仕上がりに。。
ちなみに、当日は作る時間がなさそうだったので、前日に作りました。
ショートケーキというか、ホームメイド感たっぷりのケーキになりました。
『森の時計の料理手帖』