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第40話「赤ちゃんを生み出すもの」アーユルヴェーダ小説HEALERS

赤ちゃんを欲しいと思う気持ちは、実際に赤ちゃんを生み出す力と微妙に異なる。受胎に必要な本当のエネルギーについて、杏奈と二人のクライアントは向き合っていく。毒性のない体、オージャス、オーラ、四つの受胎可能因子、パートナーと本当の意味でつながるための日々の意図的な努力。心身ともに健康な赤ちゃんを送り出すための、アーユルヴェーダの見解が連打される。
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第39話「ラサーヤナ」アーユルヴェーダ小説HEALERS

妊活中のクライアント、咲子があかつきに滞在する。美津子と杏奈は咲子にラサーヤナの説明をし、滞在のゴールについて認識合わせをする。同時に、子供連れのクライアント・結衣があかつきを訪れた。結衣は大きな悩みを抱えていた。第二子のことで夫との意見が割れており、夫が精神病を抱えているのであった。
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第38話「自然な衝動の抑制」アーユルヴェーダ小説HEALERS

明神山の森と栗原神社の杜との狭間・アカガシの木の下は、順正のお気に入りのスポットだった。彼がただ呼吸をしながら休んでいる頃、蓮は前原と一緒に買い物をしていた。同じころ、杏奈はオンライン授業用の資材を買いに出かけ、その後実家に立ち寄る。父・正博に前立腺の問題があることを知らされた。杏奈は父に遠回しに改善策を伝えようとするが、アーユルヴェーダの考えを知らない両親は、全く取り合わなかった。
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第37話「適性」アーユルヴェーダ小説HEALERS

杏奈と美津子は、オンラインキッチャリー教室を開催し、その生徒をあかつきに誘導するという集客戦略を立てていた。オンライン料理教室のテストをするにあたり、羽沼と安藤からの協力を得る。羽沼はそのテストの中で、再びあかつきへの関心を抱く。一方、美津子は仁美の滞在依頼、ヨガの講師の必要性を強く感じていた。沙羅に打診するも、育児のため柔軟に動くことができない。沙羅もまた、そのことに葛藤を抱くのだった。
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第36話「重圧」アーユルヴェーダ小説HEALERS

永井の娘・恵里は松下クリニックの母乳外来に赴く。そこは順正が務める産婦人科であった。ストイックな態度で周囲を混乱させがちな順正だが、産科の影を味わった女性への対応に、少なからず苦慮していた。あかつきでは、美津子もまた、クライアントからの期待と自らの責任に対する重圧を認識していた。順正に弱気な心内を話す美津子だったが、順正に一笑に伏されてしまう。しかし、それが美津子の心を逆に軽くするのだった。
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第35話「現代女性の受胎」アーユルヴェーダ小説HEALERS

不妊に悩むクライアント・咲子との事前コンサルに臨む。思い通りにいかない妊活、年齢、キャリアの中断、自分の人生が狭まったような感覚…多くの悩み、葛藤を、咲子は打ち明ける。彼女の妊孕性を向上させるためにどうしたらいいか思案をする杏奈に対し、美津子は次のように話す。「私たちは、子供をもつための方法を教えるのではない。本来の自然な自分とのつながりをもつ方法を教える」コンサル後の大掃除には、大鐘、永井が参加。個性豊かなあかつきのメンバーの面々の登場である。
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第34話「未消化の感情」アーユルヴェーダ小説HEALERS

沙羅は小須賀に、年明けに旦那に言われたことに対する鬱憤を吐き出す。その会話の中で小須賀は自分の家族観を話すが、それは沙羅が考える一般的な感覚とはかけ離れたものだった。同日、羽沼の協力のもと、オンライン料理教室に向けて撮影会が進む。安藤から瑠璃子の離婚の原因について知った沙羅の心は晴れない。一方、羽沼は、美津子とクライアントとの会話を耳にし、あかつきの果たす役割に、ほのかな共感を抱き始めるのだった。
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第33話「共感」アーユルヴェーダ小説HEALERS

正月を挟んで、仁美への施術が続く。普段の食事をどう改善するか、杏奈は仁美と議論を重ねる。そんな折、沙羅は杏奈の部屋に泊まる。共感する姿勢を見せる沙羅に、杏奈は、自分のことを話すのだった。そして、仁美の若返りはある程度成功。美津子はキッチャリークレンズの功を認め、杏奈に料理教室の開講を促す。
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第32話「キッチャリー」アーユルヴェーダ小説HEALERS

年末に長期滞在するクライアント・仁美に、あかつきはキッチャリークレンズを適用する。消化力は健康と若返りのための基礎。消化力を回復させることは、アーユルヴェーダの治療法(鎮静療法)の一つである。年の瀬に、杏奈はクライアントと積極的に接点をもつよう働きかけ、除夜の鐘を突きに善光寺に赴く。
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第31話「初雪」アーユルヴェーダ小説HEALERS

12月の足込町。彩にて偶然会った瑠璃子に、羽沼はとある提言をする。瑠璃子宅にて、ママ友三人その子供たちのクリスマス会に参加し、杏奈は瑠璃子と「色」遊びをする中で、ある気づきを得る。その頃蓮は自宅にて寂しいクリスマスを過ごしていた。そんな蓮に、ハイウォールのオーナー藤野はコーンスープを奢るのだった。
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