秋の味覚、栗を使った保存食「栗の塩漬け」のレシピをご紹介します。
覚えておきたい季節の手仕事です。
栗の塩漬け
そのまま食べておつまみにしたり、ご飯に混ぜたり、秋の食卓が楽しくなるおすすめ保存食です。
栗の皮の剥き方は、茹でる、蒸す、茹でてからいったん凍らせてから解凍する、など様々です。
やりやすい方法を選んでください。
栗の選び方
新鮮なもの(一つ一つが張りがあって、重みがある)を選び、買ったらすぐに冷蔵庫で保存しましょう。
【材料】栗の塩漬け(作りやすい分量)
- くり(皮付き) 500g(正味300g)
<塩水>
- 熱湯 カップ2
- 塩 小さじ1
【作り方】栗の塩漬け
蒸し栗(または茹で)栗にしてから塩漬けにします。
蒸し栗にする場合
蒸すとぶつかり合わないので、形が綺麗に仕上がります。
- 栗をたっぷりの熱湯につける。自然に人肌くらいになるまでおく。皮がふやけてむきやすくなる。
- 底の硬いところを切り落とす。底から先にかけて、包丁で鬼皮だけむく。
- 渋皮は厚めにむく。綺麗に形を残せるし、口当たりがよい。むいたものから水にさらす。
- 湯気のたった蒸し器に、水けをきった栗を入れる。蓋をして20~30分蒸す。竹串がすっと通るようなら火が通っている。
茹で栗にする場合
- ボウルに栗とたっぷりの水を入れて1時間~半日ほど浸ける。この工程で栗の中の虫を追い出す。
- 鍋に分量外の水1Lと塩小さじ1を入れて沸かし、皮つきのまま栗を加え、茹でる。沸騰したら火を弱め、40~50分、中まで火が通るまで茹でる。
- 一番大きそうなものを一個取り出して、包丁で切る。真ん中の方まで綺麗な黄色になっていたらOK。
- 火を止め、ゆで湯に入れたまま冷ます。しっとりとした仕上がりになる。
- 底の硬いところを切り落とす。底から先にかけて、包丁で鬼皮だけむく。その都度栗をお湯に戻す。
- 渋皮を包丁を引っ掛けるように剥いていく(栗の実も一緒に削っても気にしない)。
塩漬けにする
- 耐熱ボウルに熱湯と塩を入れてよく混ぜ、溶かす。粗熱を取る。
- 煮沸消毒した瓶に、箸やトングなどを使って栗を入れる。
- 1の塩水をかぶるくらいまで(瓶の9分目のところまで)入れ、蓋を閉める。
脱気
保存性を高めるため瓶の中の空気を抜く作業です。
- 大き目の鍋に熱湯を沸かし(瓶の8分目のところまでお湯がひたるくらい)、栗の瓶を入れ、20分煮る。
- 蓋が緩んでいないか確認し、瓶をさかさまにして冷ます。冷めるまでおく。
ポイント
- 渋皮を薄くむくと筋が出てきて、結局また剥くことになるので、厚めに切りましょう。
保存期間
- 蒸し栗または茹で栗は冷蔵庫で2~3日間保存可能。
- 栗の塩漬けは冷蔵庫で約1カ月保存可能。
是非、作ってみてください。