梅が出回る季節。
梅仕事を楽しまれている方も多いのではないでしょうか。
梅干し、梅酒、梅シロップ。
今年は何を仕込もうかと、考えるだけでもわくわくしますね。
本稿では梅仕事の方法─梅シロップ・梅ジャムのレシピをご紹介します。
梅を使ったレシピ①梅シロップ

夏におすすめのさっぱりとした梅ジュース。
梅シロップを作っておけば、いつでも、好きな時に飲めます。
梅シロップの材料
- 梅(今回は小さめの南高梅) 1kg
- 砂糖(氷砂糖を使いました) 1kg
- 保存瓶(作る容量よりも大きめのもの)
梅シロップの作り方
- 保存瓶を煮沸消毒します。
- 梅はよく洗い、ヘタを取ります。
- 清潔なふきんやキッチンタオルで水けを拭き取ります。
できれば2~3時間乾かして。 - 保存袋などに入れ、冷凍庫で一晩冷やします(エキスを抽出しやすくするため)。
- 全ての梅干しが氷砂糖に触れるように、梅干しと氷砂糖を保存瓶にを交互に入れます。
- 常温で保存します。
できれば毎日瓶をゆすって、溶けだしやすくします。
漬けた直後
2日目
3日目 - 浸けて10日頃からできたシロップを使うことができます。
漬けすぎると、温度と条件によっては発酵することがあるので注意します。
今回は漬けて14日で梅を取り出しました。 - 梅を取り出し、梅シロップを鍋で15分程度、沸騰しないように加熱殺菌します。
アクをすくって、冷めたら冷蔵保存します。
保存用の瓶も煮沸消毒しておきます。 - 水でお好みの濃さに薄めて飲みます。
梅を使ったレシピ②梅ジャム
梅シロップを作る時に使った梅……
そのまま捨てるのはもったいないので、残った梅を使って、おいしい梅ジャムを作りましょう。
梅ジャムの材料
- 梅シロップを作る時に残った梅
- 煮沸瓶
梅ジャムの作り方
- 梅の種を取り除き、フードプロセッサーにかけます。
- 1を鍋に入れ、ひたひたより少し少な目に水を入れ、加熱します。
焦げないように、様子を見ながら火加減を調整してください。 - 冷めたら、保存瓶に移します。
作った梅ジャムは、パンに塗ったり、ドレッシングの材料にしたり、炒め物や煮物に使ったりと、いろいろな料理に利用できます。
この料理で使った食材の基礎知識

『森の時計の料理手帖』