美味しくて安くて華やかなスイーツが簡単に手に入る時代。
なのに、どうしてわざわざ、小麦・卵・乳・ナッツを使わない、お菓子を作るのでしょう?
アーユルヴェーダ料理を教えていた料理教室「森の時計」講師のakiが、
なぜグルテンフリー(小麦・卵・乳・ナッツなし)のおやつを作りはじめたのかご紹介します。
グルテンフリーのおやつを作るようになったきっかけ
私の場合は、息子の肌荒れと血液検査がきっかけでした。
生後数か月の長男の肌荒れがひどく、食物アレルギーを持っている可能性もあるからと、離乳食開始前に血液検査。
結果、卵、小麦、ナッツが陽性…
皮膚は身体の内側を映す鏡。
でも離乳食も初めていない息子の肌が、どうして?
母乳の影響が心配
当時母乳をあげていたので、こんなことが気になりました。
私がアレルゲン物質を摂ったら、母乳を介して伝わって、息子の肌荒れが加速するのでは?
小児科・母乳相談室の先生には、ストイックな制限は課されなかったものの、私も「小麦・卵・ナッツ」をなるべく使わないおやつ、魚・和食を中心にしました。
※あくまで個人の判断です。
また、アーユルヴェーダでは受胎時の両親の状態が、子供の健康に影響を与えるといい、
受胎時の自分たちに問題があったのではないかと、罪悪感がありました。
でも、だからといって自分を責めるでも
ドラマチックに悲嘆するでもなく
過去はおいて、今できることをしました。
食べるもの、衣類を変え、
朝日を浴びて運動して、
よく笑ってスキンシップをとって
なんとか免疫力が底上げされないものかと
できることを粛々とする日々。
つらかったこと
選択肢が少ない
市販のおやつはほとんど買えない。
自分が選んで食べないのと、食べられないのとでは、心の余裕が全く違う。
みんなと同じものが食べられない
小麦、卵、それを使ったお菓子を食べている人の横で、見ているだけのむなしさを味わいたくない。
実家や社交の場から足が遠のくように…
皮膚が良くならない
これが一番つらかったです。
母親が努力したところで、無意味なのかな…
しかし、このことからあることに気が付きます。
体を強くすることが大事
離乳食がはじまってからも、アレルゲンを避けているだけでは、根本的な体質改善にはならない。
おやつに関して言えば、アレルゲンフリーだったとしても、砂糖も油もたくさん入っていて、消化しにくい。
アレルゲンに加え、アレルギー体質を底上げしているものを避けたり、免疫力の器を大きくすることが大事なのだと気が付きました。
体にやさしいおやつを探求するようになる
私はからだに優しい(消化に負担をかけず、良質な油を適度に含み、腸内環境を悪くする甘味をあまり含んでおらず、栄養のある)お菓子の研究をし始めました。
極端にいえばお菓子は食べないのが理想。
けれど現実的ではないし、お菓子は人生を豊かに彩ってくれる。
研究を進めるうちに、ただアレルゲン物質を使わないだけでなく、なるべく自然の甘味を使い、使う油にも配慮したお菓子を作り、100以上のレシピができました。
グルテンフリーのおやつを作って感じたメリット
息子のために見直した食生活が、私と夫にも良い影響を与えてくれました。
・私は、産後すみやかに体重が落ちた。
・夫も-9kg ⇐落ちすぎ(笑)
・息子くん、今は何でも食べられて元気いっぱい!
↑これについては息子が自然に成長したというだけで、食生活の影響はそんなにないかと思いますが…(小さかったので、市販であれ手作りであれ、お菓子はあげていませんでした)
グルテンフリーのおやつ教室を開催
自分が調べた知識やお菓子の作り方を、今では料理教室で生徒様にお伝えしています。
>>グルテンフリーのおやつ教室コースレッスン
>>グルテンフリーのおやつ教室体験レッスン
かつての私と同じつらい思いをしている人や、体にやさしいお菓子を求めている人のお役に立ちますように。
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