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第102話「刻まれた記憶」アーユルヴェーダ小説HEALERS

クライアントのサポートに奮闘する中で、杏奈は心身ともに疲れるとともに、知らず知らず影響を受けてか、心に刻まれた古い過去の記憶が蘇り、拭えない孤独感に苛まれていく。「心から安心できる誰かがいてほしい――」偽りない自分の気持ちを、杏奈はどこか冷ややかに切り捨てるのだった。
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第101話「シロダーラ」アーユルヴェーダ小説HEALERS

オイルが額に当たり、流れていく。そのゆらぎの中で、心の振り子が揺れる。心の傾向の変化は、身体にも影響を与える。─もし、神と同じ名をもつ私が、その神の力にあやかれるのなら…願わくば、このクライアントに、新しい命を生み出す力を与えてください。杏奈は念を込めて、シロダーラを施す。
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第100話「チーム」アーユルヴェーダ小説HEALERS

「ヨガは心の動きを止滅すること――」不妊治療の幕を閉じることに葛藤する咲子を前に、鞍馬はヨガによるサポートの限界を感じていた。「人の感情を動かすのは、人の感情だ」今までとは異なる原動力に突き動かされ、鞍馬はあかつきの仲間に助けを求める。自らの「迷い」や「帰属感のなさ」と向き合うクライアントと、人に寄り添いながらも、自分自身の生き方に葛藤するスタッフたちを描く。
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第99話「観点を広げる」アーユルヴェーダ小説HEALERS

あかつきに集う、それぞれの事情を抱えた女性たち。9年の妊活に挑む咲子、仕事と育児のイライラに悩む玲。彼女たちの人生の葛藤に触れ、本当の心身の調和とは何かを模索を始めるスタッフたち。子供を授かること、夫婦で生きることの本当のゴールとは?食、トリートメント、ヨガ…そして深い対話を通じて、傷ついた現代の心と体を紐解いていく。
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第98話「空を生む」アーユルヴェーダ小説HEALERS

家庭や心身に葛藤を抱える新しいクライアントが合流し、あかつき大作戦の中盤は佳境を迎える。鞍馬は、ヨガレッスン中に涙を流す咲子の姿を目の当たりにし、その理由に直感的に気づく。咲子の意識を今ここに集中させるよう指導の熱量を上げる中、鞍馬は、美津子たちから求められていた「空を生む」ヨガとは何なのか、思い至るのだった。
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第97話「慟哭の記憶」アーユルヴェーダ小説HEALERS

順正は、遠隔妊婦健診の共同研究に携わる元同僚の橘、および助産師の石田と久しぶりに再会する。最先端医療の現場でも、「対処療法」の限界が痛感されていた。医療に依存しすぎる現代人への危惧と、患者自身が主体となって心身をケアすることは、個人を越えた、日本社会全体の課題である。この課題解決の必要性が、「あかつき」の存在と重なりながら静かに見えてくる。
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第96話「夢」アーユルヴェーダ小説HEALERS

夢を通して、声にならない心からのメッセージが明らかにされることがあります。私たちは、夢によって情報を放電します。未解決の思考、感情、行動を終結させるための、自然な方法なのです。夢が伝えるメッセージとは…?
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第95話「サイクルを読む」アーユルヴェーダ小説HEALERS

咲子の滞在が始まった。彼女の目的は「妊活の準備」だが、あかつきのスタッフ間で定めた、彼女のゴールは「女性としての魅力を引き出し綺麗に帰すこと」であった。杏奈は、五大元素の視点から心身の潤いやバランスを整えるアプローチを模索する。鞍馬もヨガを通して「空を生み出すこと」を任されたが、どのようなヨガを指導するべきか、分からないままだった。混沌とした状況の中、あかつき大作戦の二つ目のピークを迎える。
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第94話「十分の一」アーユルヴェーダ小説HEALERS

亜里沙と美波から、今後の事業活動であかつきのテキストを使用したいと打診された杏奈は、知的財産物の共有に葛藤する。あかつきのスタッフとしての労苦を惜しむのではなく、より大きな目的のために、活用を許可しようという杏奈の案に対し、美津子は「真の癒やし手を育てる難しさ」について触れる。一方、鞍馬は、進展の遅い顧客への指導や割に合わない労働環境の中で、あかつきで働く意義に自問自答する。
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第93話「アルコールとオージャス」アーユルヴェーダ小説HEALERS

あかつきのクライアントの登山ガイドを務めた帰り、羽沼は万里子からの突拍子もないおねだりに激しく動揺する。一方、あかつきでは、知性に従うことを伝えるセラピストと、知性と欲望のはざまで揺れるクライアントとの話し合いが続いていた。私たちはなぜ、『体に良くないこと』だと分かっていても選べないのか?