アーユルヴェーダ小説を執筆するきっかけとなった講師の思いについてお話します。
そもそものきっかけ
四年前、私は初めての妊娠でつわりに悩まされる中、仕事が手につきませんでした。
外に出ることもつらくて、家の中でも何もできなくて、その時にいたずらにノートに書き殴ったアイディアを広げることは、つわり中の私の救いになりました。
安定期に入ると動けるようになった代わりにその想像は途切れ、文字として形にしだしたのは
出産してから数ヶ月後でした。
執筆することにした理由
アーユルヴェーダの物語の必要性を感じた理由は以下のとおりです。
①エンタメ的コンテンツを用意したい
②経済的・時間的余裕がなくても学べるように
③「病気で入院中先生のブログ読んでました」というお声
④アーユルヴェーダをストーリーで学んでもらいたい
①エンタメ性
今や知識や情報はネットで手に入る事態。
教科書的な知識がつらつら並んでいるよりも、娯楽的要素を交えたコンテンツのほうが楽しんでいただける!
②経済的・時間的余裕がなくても学べるように
本当に癒しが必要な人の全員が学びに来られるわけではない。
本当に健康的な食事が必要な人が、料理教室に来られるわけでもない。
学びを得るにも自分のことを相談するにもお金と時間がかかります。
ある程度余裕がないと森の時計には来られない。
その葛藤がずっとありました。
だから無料で、好きな時に、学びを得て、アーユルヴェーダの世界観を感じられるものを用意したかったんです。
③「病気で入院中先生のブログ読んでました」というお声
「病院で先生のブログずっと読んでました」
「これから〇〇の手術受けに入院しますが、テキストを入院のお供に持って行こうと思います」
講義に出てくれた生徒さまから、時々こういったお声をいただきます。
素直に嬉しかった…
ありがたいと感謝すると共に、病床にある人の、あるいは病気でなくとも暗闇の中にいて外へ出ることができない人達に、何か届けられるものはないかと思いました。
私はつわりの時何をしていただろうか?
仰向けになりながら、5分が20分にも30分にも感じられ、ただひたすら体調が良くなるのを待つしかなかった。
その時に慰めになったのはなんだろうか?
インスタの投稿や、ネット漫画を読むことしかできなかったんですね(笑)
漫画はちょっとハードル高いですが、小説なら、提供できそうです…
④アーユルヴェーダをストーリーで学んでもらいたい
教室やインスタを通して、
「アーユルヴェーダを学び、広めていきたいのですが、どのようにすれば良いのですか?」
「先生はどのようにアーユルヴェーダを伝えられるようになったのですか?」
と聞かれることがあります。
この問いに、私はうまく答えることができません。
でもあるツールを通し、なんとなくですが、答えのようなものを伝えられるのではないかと思いました。
それが小説です。
ストーリーにあてはめていくことで、より具体的に学びが深まるのです。
アーユルヴェーダ認定トレーニングで「臨床研究」をする理由と同じです。
まとめ
アーユルヴェーダ小説を執筆するに至った背景と、私が考える物語で学ぶことのメリット、必要性についてお話していきました。
楽しんでいただけますと幸いです。