出産を終えたお母さんは、今度は赤ちゃんを育てるという大仕事をしなければなりません。
本稿では、育児をする際に心がけたいポイントや、育児をするお母さんをサポートするヨガの練習についてお伝えします。
赤ちゃんを育てる
子育てに関しては、育児法の本や情報が世の中にあふれていますので、そちらをご参照いただきたいと思います。
ここで特筆する重要なポイントとしては、
「子育ては、これまでの経験した中で最も素晴らしい行為の1つですが、最初は決して簡単ではない」
ということです。
最初はうまくいかなかったり、楽しくないと感じたとしても、すぐに落胆したり、あきらめたりしないで下さい。
感情とホルモンバランス
身体の多くの生理学的現象と同様に、ホルモンが、母乳の量や母乳を生成するタイミングをコントロールしています。
お母さんが感じる全てのストレスが、このホルモンの働きに影響を及ぼします。
赤ちゃんが胸を吸うと、自律神経が視床下部に「母乳を出す時間だよ」と合図を送ります。
お母さんの心が落ち着いてリラックスしていれば、視床下部 (脳の感情中枢の近くにあります)が下垂体のオキシトシンの分泌を誘引し、それによって胸の筋肉が収縮します。
しかし、ストレスを抱えていたり、疲弊していたり、心配ごとがあったりすると、母乳が簡単には出てこなくなり、お母さんも赤ちゃんも不満を抱くようになります。
このような状態に陥ることが、現代においては珍しくありません。
静かで穏やかな環境に身を置く
現代では、過労、睡眠不足、不安、他の無数の刺激によるストレスが間断なくかかります。
これにより、母乳の流れが妨げられてしまうことがあります。
特に初産の場合は、静かで穏やかな環境を作ることが大切であり、その環境作りによって、リラックスして母乳を赤ちゃんへ届けられることでしょう。
自分の身体や感情に、数週間、変化に適応するための時間をあげましょう。
お母さんをサポートするヨガのポーズ
- 仰向けの英雄のポーズ(スプタヴィラーサナ)
- 安楽座での前屈のポーズ (アドムカスカーサナ)
- 半分の鋤のポーズ(アルダハラーサナ)
などのリストラクティブのポーズは、子育てに適したマインドを形成してくれます。