森の時計料理教室でも時折登場するドライカレーとキーマカレー。
本稿にて、よく混同されやすいこの二つの違いについて解説します。
ドライカレーとキーマカレー
カフェメニューなどで人気のカレー。
具材や調理法によって、たくさんの種類があります。
そんな中でも、「キーマカレー」と「ドライカレー」の2つは、見た目がよく似ています。
二つのカレーの特徴を捉え、それぞれのカレーはどのような違いがあるか見ていきましょう。
キーマカレーとは
キーマカレーとは、ひき肉を使って作られるカレーのことです。
キーマカレーの「キーマ」は、ヒンディー語やウルドゥー語で、「ひき肉(細かいもの)」という意味があります。
日本では豚肉や牛豚合い挽きを使ったキーマカレーが多い印象ですが、
インドなどでは鶏肉や羊肉を使ったキーマカレーも作られます。
調理法にかかわらずひき肉で作るカレーのことをキーマカレーと呼びます。
こちらのカレーは汁気がありますが、ひき肉を使っているのでキーマカレーと言えます。
逆に、汁気が多いのでドライカレーとは言えません。
ドライカレーとは
ドライカレーは汁気の少ないカレー全般を指します。
一般的なとろみのあるカレーとは見た目や食感が異なります。
ドライカレーは日本で生まれた料理だと言われています。
ひき肉を使用していないものや、カレー味のチャーハンやカレー味のピラフなどもドライカレーに分類されています。
えびとじゃがいものドライカレー。
挽肉は使っていませんが、汁気が少ないのでドライカレーです。
こちらはスパイス便ベーシック2022年8月号のメニューです。
厚揚げのドライカレー。
挽肉は使っていませんが、やはり汁気が少ないのでドライカレーです。