アーユルヴェーダといえばオイル塗布やマッサージといったセルフケアを思い浮かべますが、家で自分でやるのはハードルが高いと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本稿では、家でオイルを用いたセルフケアをする上で気になる「お風呂掃除」についてお伝えします。
アーユルヴェーダオイルトリートメントは家でできると経済的
アーユルヴェーダオイルトリートメントは、サロンで施術してもらうのがてっとり早いですが、何せ高いです。
体に良いハーブを使っていただけるので、文句は言えませんが……
(ただし、本当に良いハーブを使ったオイルなのか、どのくらいの純度で使っているかはサロンによりさまざまなので、注意深く選ぶ必要はあります)
家で自分でできると経済的ですが、問題があります。
オイルがしみ込んだ体でお風呂に入るとどうなるのか?
- オイルを塗った身体で湯船に入ると、バスタブが汚れるんじゃないのか?
- そもそも、排水溝から流していいのか?
- 夏はいいけど、冬は寒くて、オイルマッサージした後、とても薄着でじっとしていられないけど、どうすればいいのか?
当初、そんな疑問があり、もやもやして、筆者はなかなかオイルマッサージを始められませんでした。
この点についてペイズリーの香取先生に、お話を伺いました。
※ペイズリー:東京・武蔵境のインド・スパイス料理教室
※香取薫先生:インド・スパイス料理研究家。キッチンスタジオ ペイズリー 主宰。
オイルマッサージのやり方
- 湯船にお湯を張って浴室を温める
- ヘッドマッサージから足裏、さらに下から上に向かってマッサージをする
※この時、足がどうしても冷えれば、先に湯船に足だけつかる。
本当はオイルを塗って20分くらい経ってからの方が良いが、全くやらないよりはまし。 - 10分くらいおいて湯船につかる。
じんわりと汗をかいて、汗と一緒に毒素を出してもらう。 - 身体を手でごしごしする。
- 普通にシャンプーとリンスをして出る。
オイルマッサージに関する疑問の答え
香取先生のアドバイスや、実際やってみた結果を踏まえ、当初の疑問への答えを書きます。
- オイルを塗った身体で湯船に入ると、バスタブが汚れるんじゃないのか?
⇒オイルを塗ってもかなり身体が吸い取るので、浴槽もそんなにべたついている感じはしない。
皮膚の乾燥度合いにより、オイルの量を調整する必要はある。
⇒毎日の普通の掃除と、たびたびのしっかりした掃除をすれば問題ない。 - そもそも、排水溝から流していいのか?
⇒オイルを塗ってもかなり身体が吸い取るので、よほどの量でない限り問題ない。 - 夏はいいけど、冬は寒くて、オイルマッサージした後、とても薄着でじっとしていられないけど、どうすればいいのか?
⇒お風呂場を暖房して、その中でじっとしている。
汚れてもいいジャージやサロンを購入し、部屋を暖かくして耐える。
↑シャンティランカアーユルヴェーダセンターで購入したサロン。
サロンとは、巻き巻きタオルのような形の筒状の布で、施術着として使っている施設もあります。
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