アーユルヴェーダヘルスカウンセリングで、カウンセラーのマイラから毎回の食事でギーを摂ることを勧められました。
「ギー」とは、アーユルヴェーダで千の効能を持つといわれる油です。無塩バターを煮て、水分とたんぱく質を飛ばします。
>>アーユルヴェーダ料理に欠かせない最も優れた油「ギー」の効果・使い方とは?
油はダイエットの敵!?
みなさんは、食事にオイルを取入れることをどのくらい意識されていますか?
個人的な話になりますが、私は高校生の頃、食事に油を使うのを極端に嫌いました。
母親がフライパンにサラダ油を注ぐのを横目で見て「入れすぎじゃない?」と口出ししていたほどです。
なぜならば、カロリー制限によるダイエットをしていたからです。
当時の私は、今より6〜8キロほど太っていました。
高校生になるまで、私は自分の身体と食生活の関係をほとんど無視していました。
痩せたいと思って、食品成分表でありとあらゆる食材の100gあたりのカロリーを暗記し、毎回の食事でカロリー計算を頭の中で行いました。
今思うと痩せることに対する相当な執着がありました。
今でこそ、良質なオイルを取ることは見直されていますが、当時の私にそんなことを教えてくれる人も、私が油を取りたがらないことについて議論する機会もありません。
思えばその頃から、私の髪はより細くなり、艶がなくなり、薄くなり、縮れました。便秘も、この頃から発生していたように思います。
ヴァータ体質の特徴ですね。
脂肪を蓄積しにくく、便通を良くするオイル・ギー
ギーは短鎖脂肪酸なので、素早く消費され、脂肪が蓄積しにくいという特徴があります。
ダイエット中でも、適量であれば問題なさそうです。
また、適量の油は、便通を促進します。
アーユルヴェーダの古典にも、ギーの効能として「整腸作用」があるとされています。
料理に適量のギーを使ってみましょう。
マイラ曰く、「嫌いじゃなければ作った料理の上からかけて食べても良い」とのことです。
私も、ギーをもっと食べることにしました。
ギーを使ったダールスープがメインのお弁当
ギーはいろんな料理に使えます。
例えば、先日私が作ったお弁当のメニュー
- 白米
- 海苔入りダールスープ
- さつまいものココナッツミルク煮
- チンゲンサイと大根のスパイス炒め
このうち、ダールスープとさつまいもにギーを使っています。いつもよりちょっぴり多めで。
冬は、ヴァータの季節なので、そもそも重めの食事を摂った方が良いんです。
海苔入りダールスープは、日本人なら好きな味だと思います。
海苔の風味が効いています。
作っている時から海苔の匂いが漂います。
アーユルヴェーダ料理を作っていると、スパイスの香りが広まるのですが、このレシピでは海苔の香りの方が強いです。
海苔の匂いってなんだか安心しますよね。味も素朴で、みそ汁的な位置づけで食べられます。
身体の内側の潤滑さが増して、ヴァータの乱れが整うことを祈りながら、オイルを使おうと思います。
皆さんも、是非ギーを試してみて下さい^^