2020.11.15.キッチャリー教室(名古屋教室)を開催しました。
本稿ではレッスンの様子と、当日話題になった内容を踏まえ、アーユルヴェーダにおける「乳製品」についてお伝えします。
ギーを自分で作るキッチャリー教室
キッチャリー教室では、アーユルヴェーダの万能オイル「ギー」と、ギーを使ったプレーンキッチャリーを作ります。
《メニュー》
▫️ギー
▫️プレーンキッチャリー
《サービスメニュー》
▫️ミニカレー
▫️サラダ
▫️ローチョコブラウニー
乳製品を摂るとお腹が痛くなる
生徒様は、普段の食生活から乳製品、小麦粉を除いていらっしゃる方でした。
アレルギーではないけれど、食べた後でお腹が痛くなる、とのこと。
乳製品、小麦粉を除く生活に変えたところ、とても調子が良くなったと仰っておられました。
そして、その生活の中で、腸活に興味をもち、キッチャリーをお知りになられた、と。
そのような経緯をお伺いしましたので、
「今日はギーを作りますが、キッチャリーには、ギーではなく他のオイルを使っても構いません」
とお伝えしました。
しかし、生徒様はギーに関する説明を聞いた後、ギーを選んでくださいました。
- キッチャリーでは足りない栄養素
- 自分に合ったキッチャリーの取り入れ方
を知れたのがとても良かったです。
ありがとうございました。
乳製品(ミルク)について
乳製品に関する記載は、アーユルヴェーダの文献に多く登場します📖
それによると、
ミルクは、植物のサトヴィックな要素と、動物のしっかりしたグラウンドネスを結びつける食べ物である。
とのことです。
しかし、ミルクは若い動物にのみ役立つが、大人は消費するべきではないとの説があります。
遺伝的に適切にミルクを消化できない人、乳糖不耐に発展する人もいます。
だからといって、ミルクは全ての人にとって悪いわけではありません。
民族によっては、ミルクは大切な栄養源として消費されてきた伝統食です。
ミルクは、適切に消化されなければなりません。
さもないと、不調の原因になることがあります。
アーユルヴェーダの文献が示すミルクの間違った摂り方は以下の通りです。
- 冷たいまま飲む
- 均質化される
- 他の食べ物と混ぜる
- 摂りすぎる
- スパイスを入れる
(ただし、ターメリック、ジンジャー、カルダモン、シナモン、ナツメグ、クローブ、サフランを除く)
自分に適した乳製品との付き合い方を知るためにも、
日々丁寧に自分と付き合いましょう。