アーユルヴェーダではその育児学の中に、小児科、 産科婦人科を含んでいます。
本稿では、アーユルヴェーダにおいて推奨される妊娠中の過ごし方についてお伝えします。
妊娠中の過ごし方
するべきこと
子宮が健康になり、 胎児が安定し安産になるための取り組みです。
カパドーシャを適度に増やすことも効果的です。
- 身体を清潔に保つ
- 宝飾品と白い服を身に着ける
- 幸せで満ちたりていること
- 寝床と座席を柔らかいものにする
- 心地よい流動食で、 甘味に富み、 栄養豊かな食べ物をとる
- 消化力を刺激し、体力を増すものにして体質に合った食事と行動をとる
- 純金製のブレスレットや装飾品をつける
- オキントンン(愛情ホルモン)が増える行いをする
- 瞑想と呼吸法
瞑想と呼吸法
母親が赤ちゃんのためにできる最良のことの1つは、瞑想をし、サットヴァを育むことです。
瞑想の準備として、シンプルな呼吸法(プラーナヤマ)や意識的な呼吸をして、プラーナの流れを高めます。
妊娠中の女性には、保息なしのプラーナヤマが適しています。
妊娠中のマイナートラブルで、集中力が欠け、 プラーナヤマと瞑想のために静かに座っていることが難しいかもしれませんが、
自分自身の心に平安をもたらし、赤ちゃんとの結びつきを深めるために、毎日わずかな時間(5分)だけでも、勇気をもって実行しましょう。
避けるべきこと
- 空腹、絶食
- 温性、 辛味、 重性、 乾燥性の食事
- ラジャス、タマス的な食べ物(腐りかけ、悪臭がある、刺激性がある)
- アルコール、タバコ
- 過度の性行為、体操、激しい動き
- 夜更かし
- 重いものを持つ
- 旅行 (特に初期は飛行機はNG)
- 昼寝
- 不自然な姿勢
- 恐れ、悲哀、怒る、イライラする話を聞いたり読むこと
- 空き家や共同墓地に行く
- 体重を減らす治療法(オイルマッサージ、催吐法、催下法、院腸法、鴻血法など)
- 重い服、赤い服、窮屈で不潔な服を着る
- 生理的欲求を我慢する
- 入浴しない、不潔なものや人に触る、悪臭のする物に触れる
- 大声を出す
- 難しい仕事
- 振動を与える乗り物に乗る
- 仰向けに寝る(左下がベスト)
とりすぎてはいけない食べ物
- お菓子
- 魚
- 塩味や熱性の強い食べ物
- 辛味
- 強い薬