ふっくらしていて、ほくほくとした食感が特徴のそら豆。
本稿では、そら豆の栄養、ゆで方などの基礎知識や、そら豆を使ったレシピをお伝えします。
そら豆
未熟豆を食べます。
緑色のさやが空に向かってつくためそら豆という名前がついたといわれています。
漢字で蚕豆と書かれることがありますが、これはさやの形が蚕に似ているためです。
また、地方名が多く、 大和豆、冬豆、一寸豆、おたふく豆などと呼ばれます。
分類 | 野菜類 | 旬 | 5~6月 |
栄養 | たんぱく質、カリウム、鉄、ビタミンB1、B2、Cなどが比較的多く含まれる | ||
重量 | 1粒で5~6g |
そら豆の種類
大粒種と長さや種があります。
大粒種は中に2~3個の大きな種子が入っています。
長さや種はさやが長く、種子は小粒で7~8個入っています。
そら豆の栄養
糖質、たんぱく質、 ビタミンB群·Cをはじめ、力リウム、カルシウム、 食物繊維などがバランスよく含まれている。
そら豆の選び方
さやがきれいな緑色で、豆の形がそろっているものが良品です。
そら豆の保存方法
鮮度の落ち方が早いので、すぐに使いきりましょう。
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室に入れ、1~2日で使い切ります。
長く保存したいときは、その日のうちにゆでて冷蔵保存すると良いです。
そら豆の調理法
鮮度が落ちるのが早いので、 さや付きのものを選び、 調理の直前にさやから取り出します。
取り出したら、すぐに使いきりましょう。
さやから取り出す
さやの先端を少しちぎりとり、そこから親指を入れて、筋に沿って開き、 豆をとり出しましょう。
そら豆の茹で方
- さやからとり出し、包丁で薄皮に小さな切り目をつけ、火の通りをよくします。
お歯黒が黒いときは、 とり除きます。
- たっぷりの湯を沸かし、塩(湯600 mlに塩小さじ1が目安)を加え、そら豆を入れてゆでます。
- ゆで時間の目安は3~5分です。
2~3分ゆでて、豆が浮いてきて皮もふくらんだら、さらに1~2分ゆでます。
1粒とり出して水につけ、爪を立ててやわらかさを確認しましょう。
やわらかければゆで上がっています。 - ざるに上げて湯をきり、 広げて薄く塩を振りましょう。
水っぽさがとれます。
薄皮を剥く
ゆでたそら豆の薄皮は手で簡単に剥くことができます。
そら豆の利用
塩ゆでしてそのままおつまみに、煮物、いため物、てんぷらなどにも利用されます。
そら豆を使ったレシピ
- そら豆ごはん
- そら豆と春野菜のかき揚げ