アーユルヴェーダのホームレメディ「ジャラネティ(鼻洗浄・鼻うがい)」を紹介します。
ディナチャリヤ(理想的な一日)の一環として行いましょう。
ジャラネティ(鼻洗浄)Jala neti
ジャラネティは塩水を使った鼻洗浄です。
アーユルヴェーダとヨガにおいて、鼻孔と副鼻腔を浄化し、体、精神、魂の健康を向上させるために活用されます。
ヨガの習慣としてジャラネティを実践するには、プラーナヤマと瞑想の修行を行なう前の起床直後、早朝の時間に行なうのが最適です。
体調を崩しそうな時や病気の時、または大量の汚染や埃っぽい空気を吸った後は、1日に2~3回行なうと良いでしょう。
また、飛行機に乗る前後や換気の悪い場所に居た後にも、ネティを行いましょう。
禁忌
ネティの禁忌は、片頭痛、高血圧、鼻血です。
効果
- 鼻毛を洗浄し、鼻腔を殺菌し、粘液の詰まりを取り除き、鼻、目、脳につながる神経を刺激します。
※鼻毛は呼吸する時に空気のフィルターになるため、洗浄が必要です。 - 風邪やインフルエンザの予防、アレルギーや端息の症状を最小限に抑えます。
- 鼻詰まりや頭痛を緩和します
- エネルギーレベルを向上させ、呼吸を和らげ、免疫力を高めます
- 心をクリアにし、精神機能と記憶力を向上させ、プラーナヤマと瞑想の修行を深めます。
ジャラ・ネティ(鼻洗浄)のやり方
- 温かい塩水を使用します。
作り方:小さじ1/2~1のミネラル塩をネティ・ポット(後述)に入れ、温かい水で塩溶液を作ります。
ミネラル塩が好まれるのは、有益なミネラル成分が含まれており、他の塩より濃縮されていないためです。 - 頭を地面と平行に横向きに傾け、ネティボットの先端を上になる鼻孔に入れて、塩溶液を注ぎます。
液が鼻腔を通り反対側の鼻孔から出てきます。
それぞれ片側ずつ、ポットの半分もしくは全部の塩溶液を使います。 - 終わったら、軽く鼻をかみ残った液を出します。
- 使用後はネティ・ポットを洗浄し、次に使用するまで完全に乾かします。
ネティ・ポット
ネティ・ポットは様々な形状、素材があります。
旅行や帰省の際など、持ち運び用には軽いネティポットがおすすめです。
ネティ・ポットの代用
片鼻にぬるま湯を入れ、うまく鼻うがいできるようであれば、ぬるま湯を入れられる容器で代用可能です。
普通のコップでやっている方もいます。
漫画で学ぶアーユルヴェーダ
皆さまも、是非やってみてください。