マタニティヨガのポーズ「脚を壁に上げるポーズ(ヴィパリータカラニ)Vipareeta Karani」をご紹介します。
壁を使って脚を上げるポーズで、脚の疲労やむくみを改善する効果があります。
脚を壁に上げるポーズ(ヴィパリータカラニ)
サンスクリット語で、「ヴィパリタ」は「逆転」、「カラニ」は「動き」という意味です。
壁を利用して両足を上に上げるポーズで、下半身の血行を良くする効果があります。
両足を上げてひざを伸ばすのがつらい場合は、ひざを曲げたり、壁から少し距離を取ったりすると良いでしょう。
特徴 | 逆転、左右対称 |
効果 | リラックス、便秘、血行促進、脚のつり、脚のむくみ |
妊娠期 | 妊娠中期~臨月 |
脚を壁に上げるポーズ(ヴィパリータカラニ)のやり方
プロップスなし
- 壁に向かって横向きに座り、体を床に倒してお尻を壁につけて仰向けになります。
- 両足を天井へ引き上げ、そのまま数分休みます。
プロップスあり
- 壁から10センチほど離してボルスターを横向きに置き、 その前に、ブランケットを置きます。
☆ブランケットは頭と肩をサポートします。 - 右の腰と体側が壁と接するようにボルスターの上に座り、手で身体を支えながら身体を倒して回転させ、 右脚、左脚を順に壁に上げます。
☆腎部を壁の近く、 あるいは壁に触れるように置きます。
☆脚を上げるときに臀部が壁から離れてしまう場合は、 壁に足裏を置き、手でサポートして腎部を持ち上げ、壁の方に近づけます(脚に違和感が生じる場合は、心地よいところまででOK)。 - 腰と助骨がボルスターにサポートされるように横になり、脚をそろえる、または腰幅かそれ以上に広げます。
- 脚を伸ばし、 腕をお腹の上に置いて赤ちゃんと会話ができるようにします。
この体勢で目を開閉じて、5分間休みます。
効果
鎮静効果を持つこのポーズは、一般的な疲労、 特に脚の疲労を解消するのに役立ちます。
吐き気を解消し、 下肢のむくみを取り除きます。
屍のポーズ(シャヴァーサナ)の代わりに行ってもよいでしょう。