自然療法の第一人者・東城百合子先生の著作をご紹介します。
「食生活が人生を変える─細胞が活気づく”自然療法”の知恵」です。
食生活が人生を変える
薬や病院にばかり頼らないで、自分の健康を保ちたいという方におすすめの書籍です。
自然療法の第一人者・東城百合子先生が教える食生活の知恵が満載です。
題名 | 食生活が人生を変える |
著者 | 東城百合子 |
発行所 | 株式会社三笠書房 |
第一版発行 | 2002/11/10 |
ページ数 | 231p |
著者・東城百合子氏について
著者・東城百合子(とうじょう ゆりこ)氏は、自然食・自然療法の第一人者として知られています。
岩手県出身。
昭和17年、日本の栄養学の草分け的存在であった佐伯矩博士に師事し、栄養士となりました。
昭和24年、重度の肺結核に陥りながら、自然療法によって克服したという経験をもちます。
これをきっかけに健康運動を始め、出版活動、自然食料理教室、栄養教室、生活塾、講演活動、健康運動に力を注ぎます。
他の作品
- 『家庭でできる自然療法』
- 『自然療法が「体」を変える』
- 『食生活が子どもの人生を変える』
- 『「免疫力が高い体」をつくる「自然療法」シンプル生活』
本書の概要
健康を保つための食事法について、分かりやすい説明文で書かれています。
体の中から生まれ変わるためのステップとして、次のようなトピックごとに説明をしています。
- 自然の摂理を知ること
- 細胞の動きを正し、生命力を強める食事のしかた
- 長寿者に共通する生活習慣
- 肝臓、腎臓の重要性
- 健康の秘訣は体から毒素を出す
- 体調が良くないときの、すぐ役立つ自然療法の知恵
- 家庭でできる「病気別・食事療法と手当て法」
最後には索引もついているので、気になる病気や対処法、ツール(食材など)から、本文の記述を探しやすくなっています。
感想
冒頭は、現代において病気が蔓延してきたが、誤った食生活や生活習慣もまた蔓延していることが書かれています。
手っ取り早い方法で症状の改善を図るよりも、手間暇をかけて、自然に生きることで、根っからの健康を手に入れよう。
そのための知恵を紐解いていくのが次からです。
食材について、陰性や陽性、アルカリ性と酸性といったようなグループに分け、それぞれの特性について述べています。
これを読むと、食品については、いろいろな見方があるなと本当に驚かされます。
次には、具体的な病例と、対処法(予防法)が紹介され、中には、主に食べ物を原料とした健康ツールの作り方や使い方を説明している部分もありました。
日本で手に入る素材を使っているので、原料を入手することは可能ですが、
効果のほどは……私はまだ試したことがありません。
主に玄米、小豆、ゴマ、梅干し、その他多くの野菜といった、日本に根付く食物が勧められています。
どのような献立や食べ方が、特定の症状を覚えた時に良いかということが書かれているので、
思い当たる症状がある方は、参考にされてもよいかと思います。