トロピカルフルーツの代表格、パイナップル。
ジューシーで甘味たっぷりです。
本稿では、そんなパイナップルの栄養価や選び方などの基礎知識や、パイナップルを使ったレシピをご紹介します。
パイナップル
南国フルーツの代表格、パイナップル。
甘酸っぱい味とほどよい酸味、芳醇な香りがする、ジューシーなフルーツです。
日本ではほとんどが輸入ものなので、一年中味わうことができます。
分類 | 果実類 |
原産地 | 熱帯アメリカ(ブラジルなど) |
日本における主産地 | 沖縄 |
主な輸入元 | ハワイ、フィリピン、台湾 |
重量目安 | 1個=2kg、缶詰輪切り1切れ=40g |
栄養 | 主成分は糖質。食物繊維は少な目。ビタミンB1やカリウムを含む。 |
パイナップルの栄養
栄養主成分は糖質で、成熟した果実はほとんどがショ糖(多くの植物によって合成されるブドウ糖)です。
クエン酸を含みます。
ブロメライン
パイナップルの果実と葉にはたんぱく質分解酵素ブロメラインがあります。
肉料理などに使うと、肉のたんぱく質の分解を助けるため消化されやすくなります。
しかし、ブロメラインは60℃以上に加熱すると活性が失われてしまうため、調理の際はパイナップルの加熱時間を短くするなどの工夫が必要です。
食後に生のパイナップルを食べるのもよいです。
未熟なパイナップルを食べたときに舌がピリピリと感じることがありますが、ブロメラインが原因の一つと言われています。
また、ブロメラインが働くと、ゼラチンが固まりません。ゼリーなどをつくる場合、生ではなく缶詰のものを使います。
パイナップルの選び方
パイナップルは収穫後に追熟しないため、熟したものを見分けることが大切です。
果皮の下から1/3くらいがオレンジ色に色づいて、下のほうから甘い香りがしているものが食べごろです。
ずっしりと重みのあるものを選びましょう。
パイナップルの保存方法
購入したら早めに食べ切りましょう。
丸ごと保存する場合は、高温・直射日光は避け、冷暗所か冷蔵庫の野菜室で保存します。
カットしたパイナップルは冷蔵庫で保存し、2~3日で食べ切ります。
冷凍して冷凍パインとしてアイスのように食べたり、ドレッシングや肉料理の下ごしらえなどに使っても良いでしょう。
パイナップルの調理法
切り方
- パイナップルの上下を切り落とします
- 縦に半分にカットします
- それぞれ1/3~1/4にカットします
- 実の中心にある芯を切り落とします
- 皮と身の間に包丁を入れて身を切り離します。
- 食べやすい大きさに切り分けます
パイナップルの料理への利用
パイナップルは主に生食されますが、ジュースやドライフルーツなどの加工品にも利用されます。
また、料理では肉料理との相性が良く、酢豚などに利用されるほか、チャーハンに混ぜたり、カレーにしたり、炒めたりして食べることがあります。
アーユルヴェーダの栄養学
アーユルヴェーダの観点からパイナップルを見ていきます。
アーユルヴェーダの栄養学の概要について
>>【アーユルヴェーダの栄養学】食材ごとに決まっている7つの性質
質(Guna)
- 鋭性
動作(Karma)
V↓P-K-
味(Rasa)
甘・酸
消化後の味(Veepaka)
甘味(酸味との説も)
効果(Prabhava プラッブハーヴァ)
- 利尿作用、消化促進
- お通じを良くする
- 肝臓をきれいにして過度な胆汁や胃酸過多を軽減する
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パイナップルを使ったレシピ
- パイナップルカレー