アーユルヴェーダの養成食として知られるキッチャリーについてご紹介します。
インドの豆粥「キッチャリー」
みなさんは、キッチャリーを知っていますか?
キッチャリーとはインドの豆粥です。
消化力が弱い時や、病気をして回復するときの養成食として、また、パンチャカルマの本処置の前の食事としても取り入れられます。
キッチャリー、キチュリ、ポンガルなど地域によって名前は様々です。
キッチャリーの特徴
日本でお粥と言えば、とろとろになった白米と梅干し、がオーソドックスです。
卵粥やザーサイを使って少し中華風お粥にすることもありますよね。
キッチャリーは、お米の他に豆や野菜、オイルやスパイスを使うことができます。
お粥というより、「雑炊」や「おじや」に近いものになります。
使う野菜はなんでも好きな物で良く、水加減も自分で調整できます。
野菜と豆を使ったキッチャリーは、様々な栄養を摂れ、完全食といえるでしょう。
消化力が本当に弱い時は豆や野菜も使わないクーニー(重湯)の方が適しています。
豆や野菜を使わないシンプルなお粥でも良いでしょう。
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キッチャリーはアグニを復活させる
アーユルヴェーダは「消化力」を強く保つことを重要視しています。
こんな考えがあるからです。
消化力が弱い
⇔食べた物をすべて消化できない
⇔未消化物が溜まる
⇔消化物が腐る
→体の中で悪さをする(症状が出始める)
→病気
アーユルヴェーダでは消化力のことを「アグニ」と呼んでいます。火のようなイメージです。
冷たいものを飲んだり過食したりして、消化力が衰えてしまった……
そんな時に、キッチャリーを食べてください。
「食事の時間にちゃんとお腹が空く」
「重苦しい感じ、胸やけがなくなった」
そんな風に感じられるまで、キッチャリーに置き換えるといいでしょう。
私は、夜に重い食事をしてしまった時や、過食してないけど消化不良になってしまった時に、お粥を食べるようにしています。
足の先までじんわり暖かくなるのが、この季節とてもありがたいです。
キッチャリーのレシピはこちらで公開しています
>>キッチャリークレンズ_レシピ・作り方(横浜アーユルヴェーダ料理教室)
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