よくいただく生理(月経)のお悩みについてのQ&Aを掲載します。
この他、個別にお悩みを相談したい方はお問い合わせフォームよりご相談くださいませ。
前提
一般的な見解を書いていますが、誰にでも当てはまる解決策などは存在しません。
※症状を抑えるための薬などは共通であるとしても
アーユルヴェーダ的なやり方で癒しをもたらすには、 自分に合う食べ物、環境、五感から取り入れる情報、人とのかかわり方…など、どのような条件下で悪化しやすいのかを、日々の生活の記録の中から分析する必要があります。
そのため根気強い取り組みが必要になります。
生理(月経)に関するお悩み
Q:生理前に食欲が増す
アーユルヴェーダでは生理前に食欲が増すのはピッタの乱れと捉えられます。
黄体期(排卵後に始まる)には、妊娠に備えて体がプロゲステロンを分泌します。
プロゲステロンは通常、黄体期の中頃に最も高くなり、食欲や空腹感の増加と関連しています。
(一方、エストロゲンは食欲を抑制する効果があり、卵子が受精しないことに反応して月経の直前に減少し始めます)
なので、生理前に食欲が増すことは、ある意味自然なのですが、ピッタは性ホルモンの産生に関わっているため、ピッタが乱れている場合は特に、食欲が増す傾向にあります。
食欲が増進するだけでなく、多くの女性は糖分や炭水化物を多く含む食べ物を欲しがりますが、これは甘味が気分を良くしてくれるからです。
ストレスを感じたり、イライラしたり、疲れているとき、甘いものを食べると気分やエネルギーが瞬時に高まります。
砂糖は気分を調整するセロトニンを放出させるのです。
つまり、月経前にストレスや疲労、イライラを感じることも、食欲増加に繋がります。
月経前に、食欲を欲する衝動をなんとかするよりも、日ごろからこまめにリラックスすることを心がけ、ピッタが乱れないようにすることが大切です。
Q:生理痛に毎回ヒヤヒヤです
生理痛、つらいですね。。
起こる時と起こらない時があるのであれば、その月経の前にどんなことが起こっていたか分析して、なるべく生理痛が起こる前にしている行動を避けていけるといいですね。
月経痛は、プロスタグランジンと呼ばれる化学物質による子宮の収縮によって引き起こされます。
月経中は、子宮がより強く収縮します。
アーユルヴェーダでは、月経はアパーナヴァーユ (ヴァータのサブドーシャの一つ) によって制御・管理されます。
ヴァータは、体の他のすべての要素を望ましい方向に動かす要素です。
アパーナヴァーユは骨盤底にあり、通常は下向き、外向きの流れです。
これが逆方向に動いたり、乱れたり、ヴァーユの流れが阻害されたりすることで、月経中にカシュタルタフ(月経困難症)と呼ばれる激しい痛みを引き起こすことがあります。
つまり、生理痛を緩和するために重要なのはヴァータを整えることです。
マッサージを含むオイルトリートメントほか、ヴァ―タを整える方法を少しずつ取り入れてみてください✨
Q:毎月必ず頭が痛くなるまたは頭が重くなり、程度によっては仕事休むほど辛いです
仕事を休むほど辛い頭痛…辛いですね。。
アーユルヴェーダの月経時頭痛に関する見解は
- エストロゲンの変化(ホルモンバランスの変化に伴う影響)
⇒ドーシャのアンバランスがホルモン変動の感受性を高める - ピッタヴァータの悪化の結果
ピッタ⇒ホルモンバランスに影響
ヴァータ⇒神経系と循環に影響
月経時の頭痛に関しては一般的には以下が役立ちます。
《ヴァータの鎮静》
・温かいオイルを使ったマッサージ
・穏やかなヨガ
・瞑想
・消化しやすい食事
・日頃から深呼吸など深い呼吸を意識する
《ピッタの鎮静》
・冷やす食品を取り入れる
・リラックスする
《ホルモンバランスを調整するハーブ》
ブラフミー、シャタバリ、アシュワガンダ、トリファラ
《避けるべきもの》
・カフェイン
・アルコール
・辛い食べ物
・加工食品
《プラクティス》
・ナディショーダナ呼吸
・首回し
・ダウンドッグ
・チャイルドポーズ
・橋のポーズ(セツバンダーサナ)
など、頭と首の血行を良くするヨガなどをしましょう。
筋肉の硬直も頭痛の原因となります。
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