生徒さまから「スパイスは一日にどのくらい摂取しても良いですか?」と訊かれることがあります。
とても大事なご質問ですね!
本稿ではこれにお答えします。
1日あたりスパイスの許容摂取量
健康効果を期待して、スパイスをたくさん摂りたいと思っている方もいるかもしれませんね。
けれど、食品になら何でも言えることですが、スパイスも過剰摂取はNG。
では一日あたり、どのくらいまでならOKなのでしょうか?
…残念ながら全てのスパイスをひっくるめて「〇gまで」と表すことはできません
摂取許容量はスパイス一つ一つ違うので、別個にみていく必要があります。
さらに、年齢や体格などによる個人差もあるので、一つ一つに対しても「〇g」と厳格に定めることはできません。
けれどおおまかな指標があるスパイスもあります。
今回は例として次の3つのスパイスについて許容量をご紹介します!
パウダースパイス小さじ1あたりの重量
ちなみに、パウダースパイス大さじ1あたりの重量は(スパイスによりますが)、だいたい5~5.5gです
許容摂取量(例)
チリ
辛味成分・カプサイシンの摂取目安は、体重が50kgの人の場合、250mg。
チリパウダー1kgあたりのカプサイシン含有量は
1,000~3,000mg/kg(品種による)。
つまり、1日250gのチリパウダーを摂らないかぎり、摂取上限にはなりません。
大さじ50杯くらい…笑(到底無理ですね)
シナモン
成分・クマリンの過剰摂取は、肝機能障害につながるとされます。
クマリンの含有量はセイロンシナモンとカシア(※)では大きく異なります。
1日の許容摂取量
・セイロンシナモン:364.6g
・カシア:1.5g
シナモンパウダー1.5gは小さじ1程度の量。
摂れなくはない量です。
もともと肝臓が悪い…など、心配な場合は、セイロンシナモンを選んで使いましょう。
※セイロンシナモンとカシアの違いはスパイス料理教室でお伝えしています。
ナツメグ
ミリスチシン・エレミシンにより、過剰摂取で中毒症状を引き起こします。
許容量は5~10gとされていますが、成人でも5gで発症した例もあり、5gを上限とするのが無難。
でも…ナツメグパウダー5g⇒大さじ1です。
ナツメグを使ったことのある方ならお分かりかと思いますが…大さじ1のナツメグを1度に摂るのって、かなりきつい…
数人前のハンバーグ作るのだって、ほんの少ししか使わないのに…
ということで、変な香りや味になるほどナツメグ使ってなかったら、大丈夫といえます。
感覚的なバロメーター
摂取基準の一つのバロメーターとして、食べておいしいか、を頼りにするのも良いでしょう。
推奨量よりチリが多いと辛すぎ。
ナツメグが多いとにおいがきつすぎ。
⇒計ってなくても、変だと気づく!
食べておいしい量なら、ほとんどの場合問題ないといえるでしょう。
そして、前述していますが、許容量には個人差があります。
妊娠中、風邪気味など、状況によっても異なるので注意しましょう!
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