【高コレステロールの方必見】コレステロール値を正常にするアーユルヴェーダのヒント

アーユルヴェーダ

あなたのコレステロール値は正常ですか?

コレステロール値が高いと動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患や脳血管疾患のリスクが高まります。

本稿では、コレステロール値を正常に維持するためのアーユルヴェーダの知識や、レシピ、ハーブなどをご紹介します!

高コレステロールだと何が問題?

高コレステロールは、血液中の脂肪分が多すぎることにより脂質の代謝に異常をきたしている状態。

クライアントさんの中にも高コレステロールの方が多いです。
痩せていてもLDL(悪玉)コレステロールだけ高い人もいます。

コレステロール値が高いと動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳梗塞などの心血管疾患や脳血管疾患のリスクが高まります。

コレステロールに関するアーユルヴェーダの見解

アーユルヴェーダはコレステロール値を正常に維持するための独自の視点を持っています。

脂肪組織(コレステロール)自体は悪いものではありません。
エネルギーの貯蔵、体温の維持、ホルモン産生などの役割があり、体が正常に機能するためには不可欠なものです。
コレステロールを減らせばよいというわけではなく、コレステロールを適切な量・割合で生成することが大事なんです。

そのために大事なのが消化力。
アーユルヴェーダではアグニと呼ばれます。食べ物、感情、経験を消化する力です。
アーユルヴェーダでは、消化、吸収、排泄のバランスが取れればコレステロールのバランスも取れると考えています。

消化力が強い時に、代謝が健全に行われ、健康な体組織ができます。
アーユルヴェーダでは、コレステロールそのものについては言及されていませんが、メダ ダトゥ(脂質組織)の量と質を健康的な状態に保つ方法が説明されています。

「コレステロール」という言葉は西洋医学のものであって、アーユルヴェーダでは「メーダダートゥ(4番目にできる体組織で脂肪組織を指す)」に焦点を当てて問題の原因と解決法を考えていきます。

メーダ ダートゥ(脂肪組織)は、7 つのダートゥ(体組織)のうちの 1 つです。
アーユルヴェーダでは組織は7段階を経て形成されると考えています。
メーダ ダトゥがバランスよく健康であれば、コレステロールのバランスも維持しやすくなります。

つまり、アーユルヴェーダではコレステロール値を正常にいじするためには、アグニを強く保ち、健全な体組織を形成することが大事と考えています。
そのために、アーユルヴェーダでは適切なライフスタイル、食事、心の平穏を保つ術を示しています。

コレステロールと肝臓の密接な関わり

次に、脂肪組織の形成プロセスと肝臓の役割についてお伝えします。

アーユルヴェーダが考える脂肪組織形成のメカニズム

アーユルヴェーダでは、脂肪組織は次の過程を踏んで形成されると考えられています。

もう少し詳細に、分かりやすく書くとですね…

1.食べ物の摂取
 ↓
2.胃腸・小腸にて、食物が消化の火 (ジャータラアグニ)によって代謝される。
 ↓
3.肝臓にて5つの消化の火(ブータグニ) によって毒素が排除され代謝される。
 ※毒素は3種類ある(アマ、アマヴィシャ、ガルヴィシャ)
 ※この時、ランジャカピッタが肝臓にある5つのブータグニをサポートして脂肪を効果的に処理し、体内の脂質の不均衡を防ぐ。
 ↓
4.ダートゥアグニにより
 順番に食物を体組織に変換する(ラサ⇒ラクタ⇒マンサ⇒メーダ(脂肪)…)

このプロセス全てが順調にいけば、コレステロールはバランスが取れます。

アーユルヴェーダでは、消化力が強い時に、組織が適切に形成されると考えています。
そして、脂肪組織の質に関係するのは肝臓 (ヤクリット)。
肝臓は消化器系の一部であり、毒素(アーマ)が血流に入る前に浄化する場所。
浄化に関わるのはブータグニ(というアグニの一種)。
ここでも消化力が重要なんですね。

メーダダートゥアグニが弱かったり、バランスが崩れていたり負荷がかかりすぎたりすると、脂肪が多すぎたり少なすぎたりすることに繋がります。

だからこそ、アグニ(ジャータラグニ、ブータグニ、ダートゥアグニ)に負担がかかりすぎないように、良い種類の脂肪だけを適切な量だけ食べることが非常に重要なのです。

※「アグニがいっぱいあって分からない!」あれ?アグニって一つじゃないの?と思った方は、アーユルヴェーダ認定トレーニングアドバンスコースで学べますので、ぜひチェックしてください✨

肝臓の機能とコレステロール値が乱れる原因

肝臓が適切に働くと次の三つの毒素が除去されます。
①アーマ(不適切な消化によって生じる粘着性のある老廃物)
②アーマヴィシャ(①より反応性が高く、危険なアーマ)
③ガルヴィシャ(環境要因による毒素)

消化力が弱り、肝臓に毒素が過剰に蓄積すると(つまり肝臓の機能が損なわれると)、この機能が損なわれてしまいます。

この時、次の3種類の不均衡のいずれかが発生します。
1.メーダダートゥの増加
2.メーダダートゥの減少
3.メーダダートゥとアーマが混ざる
この、3(脂肪組織と毒素)の混合が、コレステロールの不均衡の主な原因です。

油の選び方・摂り方

ここまでで、「消化力が弱り、肝臓に毒素が過剰に蓄積すると、毒素が除去する機能が損なわれてしまう」ということが分かりましたね。

次に、高コレステロールを改善するための油の選び方・摂り方について、6つのポイントに分けてお話します。
コレステロール値を正常に保つためには、油を摂る量、質が大事です。

①トランス脂肪酸を避ける

トランス脂肪は消化されにくく、毒素(アーマ)を生み出します。
マーガリンや植物性ショートニングはトランス脂肪酸です。
ほとんどの加工品に入ってます。ドーナッツ、ケーキ、ピザ生地、ビスケット、揚げ物…

②加工品・外食を減らす

先述のとおり、ほとんどの加工品やレストランの揚げ物にはトランス脂肪が使用されていることが多いです。
加工品・外食に行く頻度を減らすことで、トランス脂肪の摂取を減らすことができます。
または良質な油を使っている店、加工品を選ぶといいでしょう。

③消化しにくい油を避ける

長鎖脂肪酸はトランス脂肪ほど有害ではないですが、消化しにくいです。
長鎖脂肪酸は動物性食品に多く含まれます。
ラード、バター、ハードチーズ、クリーム、牛肉、豚肉、皮付き鶏肉、ケーキやクッキーを食べてもたっぷり摂取することになります。

自分でお菓子作りをしたり揚げ物をしたりすると、どのくらい油を使うのかがよく分かるので、その度に戒められることになります。

チョコレートなんて、一見揚げ物ほど有害に見えないかもしれませんが、その原材料のほとんどが油脂です(笑)

市販のチョコレートは安いですが、「良い油が使われている」とは期待しない方がいいです…

ちなみに、森の時計のグルテンフリーのおやつ教室でお伝えしているのは、油脂にも気を遣ったレシピです。

④酸化した油を摂取しない

酸化した脂肪、加熱しすぎた脂肪は酸化します。
酸化するとフリーラジカルが生成され、細胞を損傷させ、ひいては生活習慣病を引き起こしてしまいます。
体も酸化するんですね…

⑤一価不飽和脂肪・ギーがおすすめ

一価不飽和脂肪は総コレステロール値を下げ、HDLコレステロール値を上げるという利点もあるため、推奨されています。
一価不飽和脂肪酸を含むのは、オリーブオイル、菜種油、ひまわり油など。

私がもう一つおすすめするのは、ギー(澄ましバター)です。

ギーはバターを煮詰めて乳固形分を分離して作られるので、消化しやすく、ビタミンAとEを含み、抗酸化物質として働きます。
短鎖脂肪酸を含み、体脂肪として蓄積されにくいオイルです。

⑥脂肪自体を摂りすぎない

たとえ良い種類の脂肪であっても、全体的に脂肪を摂りすぎると、高コレステロールになりやすくなります。

最適な一日の脂肪摂取量は、個人差がありますが、ファストフードや加工品、パッケージ入りの食品を毎日食べていると、簡単に不健康な油を取ることになります。

コレステロールを下げるための食事のヒント

次に、コレステロールを下げるための食事のヒントを6つをお伝えします。

健康的な食事はコレステロールを健全にするために重要です。

①カパを鎮める食事

大まかな方針は「カパを鎮める軽い食事」。
※カパ:アーユルヴェーダが考える体質の一つ。

苦味、渋味、刺激のある食べ物を食べましょう。
例)ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、小さな豆(レンズ豆)、りんご、梨など

葉野菜を調理してスパイスで味付けすると、腸を浄化し、悪玉コレステロールの蓄積を防ぐのに役立ちます。

》》ドーシャ別の食事に着いては、アーユルヴェーダ認定トレーニングで学べます!

 

②カパを乱すものを避ける

甘味、酸味、塩味を控えましょう。
例)甘味:米、小麦、パスタ、パン、甘い乳製品
例)果物、ヨーグルト、チーズ、トマト、ケチャップ

③脂質の質・量

消化しにくい脂質(動物性の脂肪)を控え、少量のギーまたはオリーブオイルを使って調理しましょう。
ジャンクフードの摂取もNG!

④温かい食事

食べ物は調理したもの、温かい状態で食べましょう。
そうすることで、冷たく土っぽいカパ・ドーシャに対抗できます。
ローフードは消化しにくいので、できるだけ火を通します。

⑤水溶性食物繊維の摂取

水溶性食物繊維は排泄を改善し、コレステロール値を下げるのに役立ちます。
水溶性食物繊維はオート麦、大麦、その他の全粒穀物、こんにゃく、海藻などに多く含まれています!

⑥間食を控える

消化力が弱くなるので、間食は推奨されていません。
もし食べる場合は、新鮮でシンプルなものを選びましょう。
果物、調理した野菜、おにぎりなど…

3食で6味をきちんと取ればおやつを食べたいという欲求も出にくいです。

さらに一歩踏み出せそうなら…

上記以外に、次のことも大事です!
・毎日同じ時間に食事を取ること(規則性)
・消化が活発な昼食時に一番多い食事を取ること
・夜間の消化不良を避けるために、夕食を軽めにすること

さらに、もう一歩踏み出せそうなら、運動を取り入れるのが理想的!
運動はすべてのアグニのバランスを取ります!
ヨガのアーサナもおすすめです。

プラーナヤーマ(呼吸法)は消化を助け、スロータムシ(経路)を浄化するのに役立つので、普段から意識的な呼吸をすることを心がけてください。

この他、日中に眠ることも控えることが大事です。
日中に眠ると代謝が遅くなり、スロータに毒素が蓄積しやすくなります。

コレステロールのバランスを取るアーユルヴェーダレシピ

コレステロールのバランスが乱れている時の理想的な朝食「朝の幸せフルーツシチュー」のレシピを紹介します。

リンゴ調理したプルーンとイチジクと一緒に食べると、腸内を浄化し、コレステロール値を下げるのに役立ちます。

消化に優しく、腸と肝臓を解毒します。

この朝食ではすぐにお腹が空きますが、次の食事まで他の物を食べないでください。

空腹でいる間に消化器系の浄化が進みます。

>>「朝の幸せフルーツシチュー」のレシピはこちら

 

コレステロールの管理に役立つハーブ・スパイス

最後に、コレステロールの管理に役立つハーブ・スパイスを紹介します!

前提として、アーユルヴェーダでは、特定の疾患にコレ、というように、一つの問題に対する処方をするのではなく、全体的にバランスを取るようホリスティックなアプローチをします。

ここで紹介するものの中には、手に入りにくいものもあります。

基本的には、ハーブやスパイスの効能を頼るのではなく、普段の食習慣・生活習慣の見直しが大事えす。

また、処方される薬に取って代えるべきではありません。
ここで紹介するものはあくまで参考として、かかりつけ医の指導の下でご利用ください。

ターメリック

肝臓をサポートし、血液を浄化し、胆汁を増加させ、血漿と血液の相互作用を強化します。
抗酸化物質を含み、脂質過酸化を抑制すると言われています。

トリファラ

三つの果実(ハリタキ、アマラキ、ビビタキ)で作られるアーユルヴェーダの有名なハーブ。
結腸を洗浄し、腸を通じて体内のコレステロールを除去するのに役立ちます。

グドゥチ(Guduchi)

アーユルヴェーダの専門的なハーブ。

体全体の脂肪の質を高め、脂肪代謝を司るメーダダートゥアグニを含むすべてのダートゥアグニを強化します。
その熱性で体内の毒素を減らします。

マンジスタ(Manjistha)

アーユルヴェーダにおいて最良の血液浄化ハーブであり、主要な抗ピッタハーブの一つです。
肝臓(ランジャカピッタ)と血漿の相互作用のバランスを取ります。
毒素をふるいにかけてより純粋な血液を作り、肝臓、脾臓、腎臓の機能を浄化し、調節します。

シラジット(Shilajit)

これはハーブではなくヒマラヤ山脈の天然ミネラルピッチの一種。
 ※ヒマラヤ山脈で採取される天然の腐植土と植物性有機物の混合物。

様々な種類のミネラルやハーブが含まれ、新陳代謝を促進します。
特に老化に対し若返り効果あり。
糖尿病や喘息、肥満、腎臓結石などに適応。

パリジャット(Parijat)

体をクーリングし、余分な熱を取り除き、アーマの形成を防ぎます。
関節や神経、特に坐骨神経にも良い効果があります。

トリカトゥ

3つの辛味という意味のミックススパイス(ジンジャー、ひはつ、黒胡椒の混合物)。
これ自体がコレステロール管理に役立つというよりは、一緒に摂ることで、他のハーブの吸収を高めます。

甘草

3つのドーシャのバランスを整えます。
特にピッタドーシャを冷やしてアーマを低下させます。
こちらも、これ自体がコレステロール管理に役立つというよりは、一緒に摂ることで、他のハーブの生物学的利用能を高めます。

 

まとめ

アーユルヴェーダの観点からコレステロールについてお伝えしました。

要点を以下にまとめます。

  • 消化力と体組織の健全な形成が鍵を握る
  • 消化力が弱り、肝臓に毒素が過剰に蓄積すると、毒素を排除する機能が損なわれてしまう
  • 高コレステロールを改善するための油の選び方・取り方
    トランス脂肪酸×
    加工品・外食を減らす
    消化しにくい油×
    酸化した油×
    一価不飽和脂肪とギーがおすすめ
    脂肪自体を摂りすぎない
  • コレステロールを下げるための食事のヒント
    ①カパを鎮める食事
    ②カパを乱すものを避ける
    ③脂質の質・量
    ④温かい食事
    ⑤水溶性食物繊維の摂取
    ⑥間食を控える
  • おすすめの朝食レシピ「朝の幸せフルーツシチュー」
  • 運動も大事
  • コレステロールの管理に役立つハーブ・スパイス

 

コレステロール値を正常に保ち、いつまでも健やかに若々しく、日々を過ごしていきましょう♡

 

 


 

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