体質別食事を体系的に学ぶコースレッスン(AFPB、旧ACA)の第8期が修了しました。
その様子をお伝えします。
アーユルヴェーダフードプラクティショナー養成講座ベーシック(AFPB)
アーユルヴェーダと現代栄養学の視点から、心身のバランスを整える食事法を、講義と実践を通して学ぶ講座です。
アーユルヴェーダをこれから生活に取り入れたいという方や、スパイスを使った料理を始めたいという方にもおすすめの講座です。
コースのテーマは大きく次のようになります。
- アーユルヴェーダの養生食
- ヴァータの特徴・整え方・食事のポイント
- ピッタの特徴・整え方・食事のポイント
- カパの特徴・整え方・食事のポイント
レッスン①アーユルヴェーダの養生食
1回目のレッスンでは、アーユルヴェーダと、食事法の基礎について。
レッスン1のメニュー
- 玄米とごぼうのお粥
- 玄米スープ
- かぼちゃのロースト
- 小松菜のフェヌグリーク炒め
- ごま小豆
- 柿のソテー
和の食材を使いました。
通常、レッスン1ではキッチャリーかコラキャンダを作るのですが、今回の生徒様はどちらもご経験済でしたので、他のお粥にしました。
玄米スープは子供からご老人まで、病弱な人にも良い、とても滋養のあるスープです。
乾煎りしている時は、香ばしい良い香りとともに、ピチッピチッと米粒が弾ける心地いい音が聞こえてきます。
養生食を学ぶレッスン1では、すべて、食材のプラーナ(生命力)を損ねないような方法で調理を行います。
レッスン②ヴァータについて学ぶ
2回目のレッスンでは、ヴァータドーシャと、ヴァータドーシャが乱れた時の特徴や、整え方についてお伝えしました。
また、ゴラカというスパイスを使った、バネ指のためのホームレメディをお伝えしました。
(生徒様にバネ指の症状が出てらしたので)
ゴラカにはものを柔らかくするプラバーヴァ(Prabhava)があります。
※Prabhava:ラサ、ヴィールヤ、ヴィパーカの論理で説明できない、細胞レベルでの活発で特別な作用をもつ物質のこと。
レッスン2のメニュー
- クミンライス
- かぼちゃとムングダルのカレー
- 大根カレー
- 根菜ローストサラダ
- ポルサンボル
- ゴラカスープ
- パパダン
- ヴァータティー
ゴラカはなかなか買わないかと思いますので、ゴラカの代用になるものもお伝えしました。
レッスン③ピッタについて学ぶ
3回目のレッスンでは、ピッタの特徴、乱れの原因、対処法を理解することを目標に頑張りました。
また、美肌をつくるためのアハーラ(食生活)とディハーラ(生活習慣)に関する講義も。
レッスン3のメニュー
- サフランライス
- ひよこ豆のカレー
- じゃがいものカレー
- 大根オーレン
- ココナッツチャツネ
- サラダ
- パパダン
- シュリカンド
- ピッタティー
ドーシャ別の舌の特徴と、ドーシャの乱れがある時の舌の状態についてもお伝えしました。
舌の状態からも、アーマ(毒素)の状態やドーシャの乱れを把握できます。
基本的な瞑想も行いました。
レッスン④カパについて学ぶ
4回目のレッスンでは、カパドーシャの特徴、乱れの原因、整え方を理解することがテーマ。
最終回で、話に花が咲き、1時間ほどレッスンが長引いてしまいましたが、とても楽しい時間になりました。
レッスン4のメニュー
- スパイスライス
- パリップ
- ほうれん草のカレー
- ラッサムスープ
- キャベツのマッルン
- りんごのココナッツミルク煮込み
- サラダ
- パパダン
- カパティー
料理が好き!という気持ちが、毎回とてもよく伝わってくる生徒様。
この料理教室で楽しいひとときを共有できたことに感謝いたします。
AFPBの今後の予定
今後のコースレッスンの予定も決まっています。
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