スリランカ料理、スパイス料理、ロースイーツなどを手掛けている当教室で使っている調理道具をまとめました。
購入する際の参考にしていただければ幸いです。
キッチンは神聖で、大事な”台所薬局(キッチンファーマシー)”です。
いつもシャウチャ(清潔)を心がけ、道具は愛情を込めて使いましょう。
キッチンツール
あると便利なキッチンツール。
どんなものがあると良いのでしょうか?
具体的な道具の紹介に入る前に、必要な道具について一通り見ていきましょう。
鍋・フライパン
アーユルヴェーダにおいては自然素材のものがおすすめ。
ステンレス、銅製、中華鍋などです。
蓋付きでサイズ違いのものがいくつかあると便利です。
コンロ
ガス、IH、好みが分かれますが、
タルカパンなどはIH対応でないものもあるのと、
チャパティを焼く時直火に当てられると便利なので、ガスを推奨します。
圧力鍋
豆類の調理にあると便利です。
家族の人数に合わせたサイズを買います。
フードプロセッサー
豆、ナッツ、野菜を粉砕するのに便利です。
ミキサー
ジュース、ポタージュ、フムス、チャツネなどに使います。
私がアーユルヴェーダ料理を始めた時に一番最初に必要だと思ったツールです。
ハンドミキサー
滑らかさはミキサーに劣るかもしれませんが、手軽に使えて便利です。
持ち運びもできます。
スパイスミル
ミックススパイスやポディを作るためのミルもあると便利です。
小さなミキサーで代用することもできますが、臭いも移りますし、
細かく粉砕できるのでスパイス専用のミルサーを重宝しています。
スパイスクラッシャー(石臼)
生姜やカルダモンなどのホールスパイスを粉砕するのにあると便利です。
オーブン
野菜のロースト、焼き菓子などをはじめ、オーブン料理を楽しめます。
あるととても便利で、料理の幅が広がります。
いかがでしたでしょうか。
たくさんのキッチンツールがありますね。
これを全部揃えるのは無理……とめげそうになるかもしれませんが、
ポイントは、一度に全部そろえようとするのではなく、作りたい料理の優先順位に合わせて、一つずつ購入すること。
次の章では、教室で実際に使っているもの、使ったことのあるものや、口コミで良いと評判のものをご紹介していきます。
おすすめの調理道具・メーカー
鍋・フライパン
これがなければ料理は始まりませんね。
用途に応じて適切なものを。
素材にはこだわりたいところですが、テフロン加工が便利なのも事実。
フィスラー社 両手鍋・ミニフライパン・ソースパン
当教室ではフィスラー社の鍋、フライパンを重宝しています。
1~3人分の調理に最適な小さめサイズ、カレーやスープを多めに作る時に活躍する大き目サイズを使っています。
ちなみに、フライパンには蓋がついていなかったので、ニトリで購入しました。
フィスラーの鍋については別の記事でも詳しく書いています。
>>【スーパーブランズ・ジャーマニーに選ばれた】フィスラー(Fissler)のステンレス鍋
フィスラーのステンレス製のフライパンでオムレツやパンケーキを作る時には、多めの油を入れるのがポイントです。
失敗したくなければテフロン加工のものがおすすめですが、それ以外の炒め物などは難なくできます。
タルカパン
フライパン、鍋は一般的な調理道具ですが、タルカパンは、スパイスを使う教室ならでは。
タルカなどをするのに最適な小さな鍋です。
※タルカ(テンパリング):オイルにスパイスなどの香りを移し、シーズニングオイルを作る調理法。
ホームセンターやスーパーの調理道具コーナーでも、まず見かけることはないので、
通販での購入がおすすめです。
購入する際には、自宅のコンロで使用可能か確認することが必要です。
ガスコンロなら問題ないです。
圧力鍋
豆料理、お米料理、キッチャリー……
アーユルヴェーダ料理を作るにあたり、何かと重宝します。
奥:ティファールの圧力鍋
手前:パール金属の圧力鍋
でも、圧力鍋って家にあっても、実際使うようになるのか不安ですよね。。
私は最初そんな不安があったので、安くて小さめの圧力鍋を購入しました。
【コンパクトで安価!】パール金属の圧力鍋
1~4人分くらいの調理に最適の小さな圧力鍋で、値段もお手頃です。
生徒様からよく「こんな小さな圧力鍋があるんだ、かわいい!」と言われていました。
豆料理に挑戦し始めた頃に買ったこの圧力鍋、そのまま料理教室でも使っています。
【普通の鍋としても使える】ティファールの圧力鍋
大ロット、または4~6人分くらいの調理にはこちらを使っています。
ティファールの圧力鍋です。
普通の鍋としても使用できます。
登場頻度は少ないのですが、実は……とうもろこしを茹でる時に、一番使っています。
グリルパン
グリルパンは肉や野菜、パンなどにおいしそうな焼き目をつけるのに大活躍!
じっくり加熱して、美しい焦げ目をつければ、見た目も一段上に。
ストウブのグリルパン
ストウブ社が作る熱伝導性に優れたグリルパンです。
フードプロセッサー
みじん切り、ペースト、ピューレ、ホイップ、スムージー、おろし、ジュース、生地づくりなどに利用するフードプロセッサー。
【ロースイーツ作りで活躍】クイジナート社のフードプロセッサー
私が使っているのはこちらです↓↓
コロッケ、ワダ(豆のコロッケ)などの揚げ物の種づくり、お菓子の生地、ロースイーツを作る時に使用しています。
ロースイーツでの頻度が一番高いですね。
むしろロースイーツではフードプロセッサーがなければはじまりません。
【細かく砕ける!】山本電気 MB-MM56SL
友人の家で使っていて、いいなとおもったのは、道場六三郎監修のマルチフードプロセッサーです。
アーモンドなどのナッツ類もペーストにできました。
ミキサー
ジュース、ポタージュ、チャツネ……などミキサーの使用頻度は高いです。
当教室で使っているのはこちら。
パナソニック MX500
ミキサーとミルがついたの3点の使用が可能(写真はミル)。
ミキサーは下からの取り外しが可能なので洗いやすいです。
付属のミルは、当教室ではミックススパイス、チャツネ、少量のペーストづくりなどに使っています。
ミキサー以上に使っています。
この道具がなければ当教室は成り立たないというくらい愛用しています。
バイタミックス
言わずと知れた高額商品。
粉砕力が桁外れで、業務用にも用いられています。
ジュースやフィリングの滑らかさはピカイチという話ですが、当教室では使っていません。
ハンドミキサー
ポタージュやホイップづくりなどに使えるハンディブレンダー。
洗浄が楽です。
持ち運びできるので外出先で必要な時(出張レッスンやイベント)などに重宝します。
ブラウン社 ハンドブレンダー
当教室で使っているのはこちら。
少量のソースやロースイーツのフィリングを作る時などに使います。
スパイスミル
ホールのスパイスをミックスして挽くことでミックススパイスを作りますが、その際に活用しているのがこれです。
クイジナート 粉末ミルグラインダー
スリランカ料理店勤務時代も、お店でこれを使っていました。
スパイスの他、コーヒー豆なども粉砕できます。
スリランカ特有の食材モルディブフィッシュ(硬いかつおぶしのようなもの)もこれで砕けます。
このミルサーで、チャイマサラ、カレー粉、タンドリーマサラ、ガラムマサラなど様々なスパイスミックスを作ってきました。
これを入手する前は、パナソニックのミルを使っていましたが、
こちらの方がさっと使えて洗いやすく、少量でも細かく粉砕できるので、重宝しています。
スパイスクラッシャー(石臼)
手動でスパイスを粉砕するときにはクラッシャー(石臼・乳鉢)を使います。
現地感が一番味わえるのは、これかもしれませんね……
生姜やニンニクをクラッシュしたり、ホールスパイスを粗く砕いたりするのに使います。
当教室では大理石のクラッシャーを使っていますが、浅くてひっかかりが悪く、時々スパイスがぴょんと飛び出てしまうので、
ざらざらしたテクスチャーの石臼がおすすめです。
オーブン
野菜のロースト、粉物の料理には性能の良いオーブンがあると料理の出来栄えが良く、料理が楽しくなります。
レシピによくある「〇℃でX分加熱」等の記載は、どのオーブンを使うかによるので、自宅のオーブンの性能を把握しておきましょう。
デロンギ コンベクションオーブン
当教室では「デロンギ ベーカリー&コンベクションオーブン(EOB2071J-5W)」を使っています。
熱の対流により食材を焼き上げるコンベクション機能が付いたオーブン。
業務用並みの性能だと評判です。
パン作りのためのパンボウルや、ピザストーンなど付属品も充実しています。
ガスオーブンと迷いましたが、コンパクトで生徒様にもおすすめできる実用的なものだと思ったのでこれにしました。
奥の方が火源なのか、早く焼けるので、時々お皿やお菓子の型の位置を変えています。
このあたりはどのオーブンを使うにしろ必要な手間かと。。
リンナイ ガスオーブン
ガスならではの強火による熱風循環式のオーブンです。
料理を外側から包むようにして過熱してくれます。
調理時間もスピーディのようです。
レストラン勤務時代のオーブンはリンナイのガスオーブンだったので、教室でも使いたいと思っていたのですが、
当時の教室ではガス栓の位置が微妙だったのと、生徒様がマネできるアイテムかどうか考えた結果、デロンギのオーブンになりました。
いかがでしたでしょうか。
皆様のご参考になれば幸いです。
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