スリランカのアーユルヴェーダドクターの問診を受け、今後の施術は「側弯症」の改善が大きなテーマに……
本記事では、今回の滞在で最初の問診で、どんなことを聞かれたか、どんな施術が、どんな理由で適応されたか、お伝えします。
コロンボ大学のアーユルヴェーダ医による問診
問診をしてくれたのはタルーシ先生。
コロンボ大学のアーユルヴェーダドクターです。
渡航前のスカイプでの問診で、一度お話しました。
スカイプ問診の様子についてはこちらで書いています。
>>【体験談】スリランカ・アーユルヴェーダ医との問診
まず、話した内容を箇条書きにしますね。
- 薬の投与による変化
- 渡航前の問診で挙げたこと以外に出てきている体の問題
- 施術内容
- 質疑応答
薬の投与による心身の変化
スリランカ滞在の一カ月前から、事前問診によって決定された薬を服用していました。
↑このほかにあと3種類……
薬を飲む前後での変化を細かく聞かれました。
排便の質、量、回数、お腹の張り、生理、食欲、ストレスの状態、アレルギー……
排便の質や回数は、別の記事に書いている通りで、改善されたのですが、ストレスの状態についてはよく分からず。
とにかく、体がかなり疲れていると自覚しています。
自分が思う通りの生活をしているので、不満も迷いも以前より少ないけれども、最近会う友達には
「元気ないよ」
とか、家族からも
「妙に落ち着いてしまって、エネルギーを感じない」
と言われます。
身体の疲労を軽減しないと、メンタルが大丈夫なことにはならない。
ホリスティックなアーユルヴェーダの視点から見るとそういうことになりますね。
現在の身体の不調
渡航前の問診で話したこと以外で、今出てきている体の問題はある?
と聞かれ、「むくみ」と「鼻炎」を挙げました。
それからドクターは、右手の脈を取り、血圧を測り、聴診し、鼻と目の状態を視診しました。
左の鼻に少し炎症が見られるようでしたので、ナスヤを勧められました。
しかし、一番やっかいな問題は、「側弯症」でした。。
側弯症のことについてはプロフィールで書いています
>>プロフィール
施術内容
これから行う施術内容は、おおむね以下となりました。
※経過を観察し適宜調整。
- アビヤンガ
- ハーバルバス/スチームバス
- レッグマッサージ
- ヘッドマッサージ
- ナスヤ
- オイルピチュ
- プシュタバスティ(背中にオイルをあてる)
- シロダーラ
- アクシタルパナ(目にオイルを入れる)
たっくさーん!あるね。
わくわくします。ニヤニヤしちゃう(喜んでどうすんねん)。
アーユルヴェーダやっていて、やってみたいトリートメントありますか?と聞かれたので、調子に乗って目のオイルケアまで挙げてしまいました。
側弯症(便秘とむくみ)のケア
私の便秘とむくみは、側弯症が原因の一つになっているというのがドクターの見解。
側弯によって、内臓の配置も影響を受け、便秘、お腹の張り、むくみ、腰痛などの症状が出てきてしまう。
そこで、オイルピチュ(背中にオイルをしみこませた湿布をあてがい続ける)を受けることが決まりました。
↑これでーす!汗
また、レッグマッサージもむくみのケアとして取り入れられます。
背骨を柔らかくして、その状態で(以前理学療法士さんに進められた)ストレッチやヨガをすることで、完全には直らないけれども、放置するよりも、痛みを予防できる。
オイルは、骨の細かいところまでいきわたるので、柔らかくしてくれる。
側弯症のケアは便秘とむくみのケアにもつながります。
生理不順
これはホルモンバランスの乱れが原因で、便秘とは直接的には関係ないとのドクターの見解。
ホルモンバランスを整えるための施術として、シロダーラ、ヘッドマッサージ、ナスヤ、それから処方される薬。
シロダーラとナスヤは、下垂体に働きかけることでホルモンバランスを調整します。
質疑応答
「私のプラクリティとヴィクリティはなんなの?」
今更ですが、ドクターに見てもらったことがなかったので、尋ねました。
「プラクリティはヴァータ、カパ」
「ヴィクリティもヴァータ、カパ」
やっぱり。。
プラクリティというのは、本来持っている性質(本質)で、ヴィクリティは、今乱れている質です。
便秘、腰痛、生理不順。
むくみ、鼻づまり、体重の増加。
それぞれ、典型的なヴァータとカパの疾患です。。
さて、本記事では滞在2日目に行った問診の結果をレポートしました。
次の記事では、滞在3日目の時系列的なアクティビティをご紹介します!