4/20、風邪で寝込んでいました。
このタイミングで風邪……
コロナではないと証明するためにも、一刻も早く回復したい!
そんな心境で行ったアーユルヴェーダ的対処法などをお伝えします。
風邪を引きました
「私はほとんど風邪を引かない」
旦那に豪語していたのもつかの間、4月19日頃から体調が悪くなり、
4月20日には熱が出てしまいました。
思い当たる原因は、4/17から4/18の深夜にかけて、
大学時代の友達とzoomでしゃべっていたこと。
旦那を起こさないように、玄関のあたりで通話していたので、途中から、
「寒いな、まずい」
と思ったのですが、なかなか会話から抜けられず、冷え切った状態で寝ました。
でも、このタイミングでは、コロナではないかと疑ってしまいます。
ということで、一刻も早く治し、旦那や周りの人に迷惑をかけないようにする必要がありました。
コロナウイルスにかかった時の影響
コロナウイルス、自分はかからない。
正直そう思ってしまっていました。
でも、今回風邪をひいて、コロナだったらどうしよう……
と思うと、いろいろな妄想が広がりました。
旦那には、実家に帰る?と何度も聞きましたが、
実家には高齢になりかけているご両親もいらっしゃるし、
もし私がコロナで、旦那にもうつっていたら……
恐ろしくてそれもできない。
でもこのまま一緒に住んでいて、
旦那も体調を崩したら、
職場の人にも迷惑がかかるし、だからといって仕事にいくのはいけないし……
ということで、とにかく寝てろ、この二人だけで完結しよう、
という夫の言葉に従いました。
風邪を引いた時の対処法
隔離・換気・うつさない
一般的な風邪を引いた時の対処法ですが、
うつさないために、風邪を引いた者とそうでない者の居場所を別々にします。
ベッドを隣の部屋に移し、完全隔離。
新婚早々、家庭内別居です。
ごはんを食べるのも、別々の部屋。
それから換気。
部屋の中でもマスク着用、できるだけ手袋で物に触っていました。
寝る
とにかく寝ていました。
熱は、最初の段階で36.5℃。
私は平熱が低く、35℃代なので、これでも高い方です。
「今日は仕事終了!寝てて!」
旦那の言葉に渋々従いつつ、横になっていました。
でも、横になっていると、上述した
「もしコロナだったら」
という妄想が広がり、
勉強道具や仕事道具をこの期に至って寝室に持ち込んでいたのですが、
ほぼ手につかず、おとなしく寝ていました。
アーユルヴェーダ的対処法
消化の火(アグニ)を強く保つ
アグニを弱めない食事を心がけました。
重湯
4/20の朝は、キッチャリーよりも軽いお粥です。
お粥というか、重湯です。
ひとつかみの冷えた赤米に、カルダモン、クローブ、梅干しの種、にんにく、しょうが、塩を入れて煮こみました。
カルダモンは肺の機能を向上し、クローブと梅干しの種は殺菌。
にんにくは元気をくれ、生姜は体を温めアグニを強化します。
※にんにくは刺激物なので、除いてもよかったです。
胃腸が弱っている時は特に。
※スパイスの使い方や効能は、スパイス基礎講座で学べます。
(教室は緊急事態宣言を受け、5/7まで休業しております。コロナが終息しましたら、是非……)
消化にいいうどん
お昼はうどん、夜は白米と豆腐と大根の味噌汁、にぼしでした。
旦那が在宅勤務中だったので、買い物や炊事、片付けは任せていたのですが……
ここで思ったことは、後述します。
バナナシチュー
4/21の朝、体温は36.5℃。
前日の昼には37.3℃まで上がったので、少し落ち着きましたし、
体のだるさも軽減していました。
そこで朝ごはんは自分で作りました。
切ったバナナを鍋に入れ、少しの水、カルダモンパウダー、ターメリックパウダーを入れ、
蓋をして煮込みます。
バナナにスパイスがからみ、いい具合に水が飛んだらOK。
お好みで黒胡椒をふりかけます。
バナナが冷めたら、生はちみつをかけて食べます。
果物を温めるのが苦手な人は、ちょっとまねできないかもしれません。
旦那もちょっと食べて、そんなにはいらないという反応でした。
喉のケア
呼吸音とともに「ひゅーひゅー」という音が混じり始めました。
小児喘息だったこともあり、咳き込む前触れです。
のどのイガイガも起こり始めそうでした。
ターメリックの舐め剤
そこで、ティースプーン一杯の生はちみつと、ふたつまみくらいのターメリック、ホールの黒胡椒2粒を混ぜたものを、食後になめるようにしていました。
ターメリックの苦味渋味をはちみつでごまかし、黒胡椒の辛味は、咳込みそうになりますが、お湯を飲んで我慢します。
はちみつには抗菌作用があるし、オージャス(活力素)を直接作り出すものです。
また、プロポリスキャンディで知られるように、喉をうるおします。
ただし、同量のギーとはいっしょに摂れませんので、注意が必要です。
>>【健康と美容に良いはちみつ】アーユルヴェーダの掟│ロー(非加熱)のものを使うべし
また、ターメリックは最高の天然の抗生物質。
黒胡椒にも殺菌効果があり、体を温めます。
これをなめている時、旦那に
「いつもそういうので治してるの?俺の抗生剤あげようか?」
と聞かれました。
面倒をかけているのは旦那なので、飲んでほしいなら、それに従うと返事しましたが、
「合う合わないあるし、腸内フローラ死ぬみたいだからやめとこうか」
と言われました。情報源は漫画だそうですが……
間食
寝ているだけだし、特にお腹が空かないのですが、
のど越しのいいものほしくなる……
そんな体調が悪い時の私の間食は、サマハンとデーツ1粒、上記のはちみつの舐め剤、ゼリーでした。
サマハンは、スリランカで売られている葛根湯のようなスパイスティーです。
>>【その冷え性・食事から改善しては?】風邪のひき始めにも良い「サマハン」の効果効能
デーツは、消化に重そうですが、チョコレートを食べるよりましです。
(体調悪い時はコーヒーとかチョコレートとか摂取したくなくなりますが)
適度な水分補給(水・お湯を飲む)
体調が悪いと、身体を少し動かすだけでもつらいので、
ついつい怠り勝ちですが、水やお湯をしっかり飲むようにしていました。
サーモスの保温ポットを愛用しています。
3月中旬から4月上旬にかけて、私は引越し前に実家に滞在しており、
その時に保温ポットを使っていました。
4月に入って実家に行ったときに、びっくり。
なんと両親も、姉夫婦も、サーモスポットを購入していたのです(笑)
保温性が高く、お湯をわかす手間が省けますものね。
電気ポットと違い、電気代もかかりませんし、場所もとりません。
口内ケア
タイムリーに、NHKの「あさイチ」が東洋医学スペシャルで、
アーユルヴェーダの舌磨きのこともやっていました。
タングスレーバーでの舌磨き、
体調を崩してからやるものではありませんが、
常日頃から習慣になっているといいですね。
特に、体調が悪い時って、なんだか口の中が苦いような感じがします。
きちんと細菌を取り除いてあげたいものです。
自分と疾患を同一視しない
「病人は寝てなさい」
といわれても、心の中で私は病人ではないと言い張っていました。
とぼとぼ、つらそうに歩いたり、
とろんと、うつろな目をしてみたり、
そんなことはできるだけしません。
(まだ、そこまでひどい状態ではありませんでした。)
自分で自分を病人だと認識してしまったり、
そのように振る舞ったりすると、自分が病気に乗っ取られてしまいます。
布団の中でプラーナヤーマをしたり、
ウイルスやら細菌を、私の中のエネルギーが食いつぶす場面をイメージしたりしていました。
それから、自分の行っているレメディーの力をとことん信じました。
「アーユルヴェーダを、4年も5年も実践してきたんだから」
と。
プラシーボ効果であったとしても、自分が信じる対処法をするのがおすすめです。
もし、アーユルヴェーダを胡散臭いと思って、抗生剤や風邪薬に頼っている状態であったら、
私と同じことをしても、回復が早まるのに何の貢献もしてくれないと思います。
風邪を引いて思ったこと
不要不急の外出は控える
後悔しないためにも、今、不要不急の外出は控える。
口酸っぱく言われていますが、自分事になったとたんに、本当にやめたほうがいいと思いました。
つらいかもしれませんが、人に悪影響を及ぼしてしまったら、もっとつらいことになります。
即席で食べられるものも必要かも
カップラーメンやら、添加物たっぷりの既製品、調味料に頼る。
自然治癒力が衰えるし、免疫力も弱くなってしまうよ。
そう思っていました。
でも、今回違う目線でそういうものを見ました。
推奨する気になったわけではありませんが……
強気な考えは、正常な時になら働きます。
でも体調が悪い時って、ふらふらするし、頭がいたいし、食欲もないので、
無理を押していいものを作れるかというと、そうでない場合もあります。
ましてや、今回、体調が一番悪かった日、ずっと家に旦那がいました。
在宅勤務になっていたものの、
そうでなくなったら、家族に熱を出している者がいる場合、職場に行けなくなってしまう。
そのため、料理したり仕事したりせず、早く治すことに専念していました。
でも、うちの味噌は、出汁をとらないといけない、出汁入り味噌でない無添加味噌です。
うどんつゆなどもありません。
うどんを作るにも、みそ汁を作るにも、手間がかかります。
手間をかけないとおいしくなりません。
冷凍食品もありませんし、パンもありません。
すぐ食べれるものがないのです。
しかも引っ越してすぐなので、どこに何を置いているか、旦那はあまり把握できていませんでした。
ドタバタやっている音を聞きながら、ごめんよ、めんどくさかろうと思いました。
自分の「面倒くさくない」は誰にとっても「面倒くさくない」とは限らないので、
ちょっと規制をゆるめて、有事の時のための、すぐ食べられる簡単なものを置いておくのも
なくはないのかなと思いました。
(ただ、それでも、即席めんでうどんやラーメンを作る手間と、キッチャリーを作る手間は同じくらいだよと思ってしまう自分がいますが、、
ぶつぶつ、、)
ちなみに、4/21にはほぼ回復し、現在私も旦那も元気です。
いやはや、こんな時に体調を崩すなんて……