授乳中にスパイスは食べても良い?避けたほうがいい?

アーユルヴェーダ

母乳育児、授乳中のスパイスの摂取について、よくご質問をいただきますので、本稿にまとめました。

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授乳中はほとんどのスパイスは食べてもOK

たいていのスパイスは、母乳育児中もOKです。

ただし、摂りすぎは母乳の風味に影響するので、普通に食事として食べておいしいと思える量にしましょう。

スパイス

禁止されているスパイス・ハーブ

中には禁止されているスパイス・ハーブもあります。

これについては、赤ちゃんと母乳育児の専門ブランド「AMOMA」さんの記事がとても参考になります。

授乳中は控えた方が良い禁忌・禁止ハーブ一覧

正直、めちゃくちゃハーブに興味のある人でなければ、知らないようなハーブばかりです。

その中でも、以下の二つは人によっては手に取ることもあるのかなーと思い、特記しますね。

セージ

「ソーセージ」でおなじみのハーブ「セージ」。

母乳分泌を抑えるので、母乳分泌が少なくて困っている方には向いていません。
逆に、母乳分泌過多には良いです◎

セントジョーズワート

うつ病に用いられるハーブ。

薬の代わりにこのハーブを用いている方は、使用についてかかりつけ医と相談したほうが良いです。  

母乳分泌に作用するスパイス・ハーブ

母乳分泌に作用するスパイスやハーブをいくつか紹介します。

シングルで飲みにくい場合は、ルイボスティーやたんぽぽ茶などベースとなるお茶に入れたり、いくつかのハーブを組み合わせてお楽しみください。

スパイスなら、お料理に使ってもいいですね。

母乳分泌を促進するスパイス・ハーブ

・フェンネル
・フェヌグリークシード
・ラズベリーリーフ
・たんぽぽ

私もよくAMOMAさんのハーブティー飲んでました。

母乳分泌過多・母乳を減らしたい

・ペパーミント
・レモンバーム
・セージ

アーユルヴェーダにおける「母乳」

アーユルヴェーダにおいて、母乳は「赤ちゃんにとっての理想的な食品」と言われています。

母乳は、体液(ラサ)のウパダートゥ(準体組織)と考えられています。

食物が吸収された後、最初に形成される体組織(ダートゥ)である体液(ラサ)なのですが、これが、乳房内の組織酵素(ダートゥアグニ)の働きにより、母乳に変えられるというのです。

そのため、母乳分泌を促進するスパイスやハーブの摂取も必要ですが、お母さんはラサを形成するもの─十分な水分と、6味(甘味、酸味、塩味、辛味、苦味、渋味)のそろったバランスの良い食事─を摂ることが大事です。

 

母乳の質

赤ちゃんの成長の十分な量の母乳が分泌されるのも大事ですが、良質な母乳を出すためにも、お母さんもご自身の健康に注意を払うことが大事です。

変質した母乳は、赤ちゃんの健康に影響を与えます。

赤ちゃんが母乳を飲むのを嫌がったり、噛んだりすることにもつながるので、お母さんとしても困りもの。 母乳の質はなるべく良好に保ちたいですね。

母乳の質が変化する原因

・動物性脂肪、加糖ヨーグルト、脂っこくて甘いお菓子など重性の食事
・少量過ぎる食事、多すぎる食事
・消化しにくい食事、組み合わせの悪い献立
・食べ慣れないもの
・活動量が極端に多いか、少ない
・過労状態
・悲哀、怒り、不安、心配、その他の心理的動揺
・母親の体調不良
・睡眠不足、長すぎる昼寝
・排尿、排便、くしゃみなどの生理的欲求の抑制

こういうったことを避けることが、母乳の質を良くし、赤ちゃんの健康を守り、母乳の詰まりを回避することにもつながります。

私の経験

私は母乳の出が良くなく、混合栄養でした(母乳:ミルク=6~7:3~4)。

乳腺炎まではいかなくとも、母乳が詰まって大変で…
よく母乳育児相談室に行ってマッサージを受けてました。
マミーハウス(母乳育児相談室)さんには大変お世話になりました)

赤ちゃんがおっぱいを引っ張ったり、自分から離したりするような傾向があれば、古い母乳が溜まっていて、おいしくないのかもしれません。

母乳にも味があるし、赤ちゃんはその味に反応します。

アーユルヴェーダ的には、母親のドーシャの乱れや、上記に挙げた行動によって、母乳の味が変化するとされています。

だから時々、母乳マッサージを受けておいしいおっぱいにすることを勧められました。

多くの場合、十分に休んでいないことも原因になります。
「最近無理してない?」
と、時々自分に聞いてみてください。

寝ているときは、血がおっぱいに回りやすいです(脳でもなく、お腹にでもなく)。
だから、母乳は夜中に生成されやすいんですね…

母乳が詰まる原因もいろいろです。
締め付ける洋服を着ているとか。
食べているものとか、水分補給量とか。

おっぱいが熱を帯びるのは、母乳が詰まっているからです。

胸を温めると、母乳の出が良くなります。
だからお風呂上りとかは母乳が滴ったりするんです。

でも、おっぱいが詰まっている時に胸を温めてしまうと、おっぱいは分泌されるのに出口がないので、余計に胸が張って痛くなるんです。
そういう場合は、冷やすように勧められました。

私は何回か自分でマッサージして、子供に飲んでもらうことで乗り切ってましたが、最終手段としてマッサージ受けに行き…1歳10か月で、息子が卒入するまで、ずっと母乳あげてました。

その時は退屈だったり、なんでこんな制限受けるんだよ~と不便に思ったこともありましたが、その時だけ味わえる、宝物のような時間だったなと思ってます。

↓↓さらに詳細はこちらに書いています

 

母乳育児中のお母さんへ

母乳育児中のお母さんは、母乳だけでなく、いろいろなことで日々忙しいと思います。

時には、社会から取り残されたような気分になって、一日子供のお世話しかしていない自分に、嫌気がさしたりするかもしれません。

でも、誰が何と言おうと、子育てこそが、究極のヨガです。

母親は、赤ちゃんのためなら、自分の時間も、エネルギーも、労力も、栄養も… すべてを、惜しみなく与えます。

だから母親というのはこの世で最も素晴らしく、誰からも愛され、尊敬される存在なんです。

母乳を上げている時、お子さんの目を見て、呼吸に意識を集中してください。
それは素晴らしい瞑想の時間になります。

母乳育児をするお母さんは、一日に何回も、最高の瞑想をする機会が、与えられているのです。  

 


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