【アーユルヴェーダの視点で解説】フケの原因・改善法

アーユルヴェーダ

頭皮が痒い、わさわさとフケが落ちる…
そんなお悩みはありませんか?

たかがフケですが、フレークの散った髪の毛、顔を見て自信を失い、社交に影響を与えてしまうこともあります!

シャンプーのせいかなと思って、あれこれ整髪剤を変えても無駄だった…
どうすれば治るのだろう?

本稿では、そんなフケでお悩みの方に向けて、フケを改善するためのアーユルヴェーダ的方法をお伝えします。

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フケとは

フケとは、皮膚が頭皮から過剰に剥がれ落ちることです。
頭皮の皮膚が剥がれる期間は、通常は約1か月ですが、フケに悩む人では2~7日と短いです。

フケが出ると、頭皮がかゆいと感じるかもしれません。
フケは乾燥する冬に多く蓄積されます。
ですので、冬には髪と頭皮をきちんとケアしましょう。
頭皮の乾燥は、切れ毛や抜け毛など、他の髪の問題を引き起こす可能性もあります。

フケが起きるメカニズム・原因(アーユルヴェーダの観点)

アーユルヴェーダではヴァータ、ピッタ、カパの3つのドーシャの乱れだと考えます。
特にピッタとヴァータの悪化により発生することが多いです。
ドーシャの乱れにより、頭皮に毒素が蓄積し、頭皮のより深い組織に蓄積します。

ピッタとヴァータが悪化している場合、ピッタとヴァータ性のアーマが頭皮に蓄積し、汚染します。
頭皮で乾燥性と熱を生み出します。
この乾燥性と熱性を持った毒素により、通常より多くの表皮細胞が死んで剥がれるのです。

ヴァータ・カパが乱れていれば、湿ったフケが出ることもあります。

人によって頭皮の状態や、フケの原因となるドーシャの不均衡が起こる原因は様々です。
全員に同じ解決策があてはまるわけではありません。
そのため、ドーシャが乱れた根本的な原因─日々の不健康な行動─を見つけ、改善していく必要があります。

フケを発生させる5つの行動

ここまでは、フケの原因をアーユルヴェーダ的に見ていきました。

頭皮の状態は人それぞれ。
同じ行動をしていても、まったくフケが出ない人もいれば、出る人もいます。

フケが出る場合は、その要因を一つずつ潰していかなきましょう。

フケが発生するリスクは、他にも、次のような行動をしていると高まります。

該当するものはないか?という目線でご覧ください。

①日光や熱源に過度にさらされる

紫外線が直接頭部に当たると頭皮の皮膚細胞が損傷します。
それが後にフケとして剥がれ落ちることがあります。

②過剰な髪のスタイリング

髪や髪の根元、頭皮にダメージを与えます。

③不健康な食事

健やかな髪と頭皮を維持するために必要な栄養素の不足につながります。

④熱いお湯で髪を洗っている

熱いお湯で髪を洗うと髪が乾燥し、ヴァータが悪化します。
ドライヤーの熱でも痛みやすいです。

最後はCoolモードで髪を引き締めるようにすると良いでしょう。

⑤髪の洗い過ぎ

髪の乾燥を促します。

これは私の場合ですが、私は頭皮が乾燥してフケが出るタイプでした。
夏は毎日シャンプーとリンスを使って髪を洗ってました。
冬は二日に一回。

ちなみに、洗髪剤を使わない日は湯シャンです。

けれど、頭皮が乾燥してフケが出ていたので、シャンプーとリンスを変え、さらに頻度も減らしました。

するとフケは改善しました。
誰にでもあてはまる方法ではないかと思うので、ご参考まで。

 

フケのアーユルヴェーダ的改善法

アーユルヴェーダでは次の方法でフケの改善を試みます。

・乱れているドーシャを鎮静する。
・ハーブ薬
・食事療法
・トリートメント:シロアビヤンガ、シロレパナム、クシャラナム、シロドゥーパナム、タラポティチル、シロダーラ
・パンチャカルマ:ヴィレチャナム、ナシヤム
・ラサーヤナ療法:栄養不足を矯正し、一般的な健康状態を改善する

アーユルヴェーダは、問題の根本原因を取り除くことで、症状や不調を改善しようとします。
乱れているドーシャを整えることで、フケを改善することができます。
自分の頭皮の状態、フケの状態を見て、どのドーシャが乱れているのか特定します。

・どういう性質が、どのドーシャの乱れを示すのか分からない。
・特定のドーシャをどのように整えるのか分からない。
という方はアーユルヴェーダ認定トレーニングを受講し、ドーシャに対する理解を深めましょう。

食の方針

《過剰に食べるべきでないもの》
 砂糖、塩、乳製品、肉、酸性の食品

《避けるべきもの》
 辛いもの、脂っこいもの、熱いもの、刺激の強いもの、ジャンクフード、炭酸飲料

《食べるべきもの》
食物繊維が豊富な物、新鮮な野菜や果物、豆類

野菜

フケを改善するために避けるべきこと

上記の「フケの原因」となる行動を避けましょう。
・日光や熱源に過度にさらされる
・過剰な髪のスタイリング
・不健康な食事
・熱いお湯で髪を洗う
・髪の洗い過ぎ

フケを改善するためにするべきこと

・ストレスを避ける
 ストレスはあらゆるドーシャを乱す原因となります。
 自分にとってストレス解消になることを、日々行ってください。

・ヨガ、呼吸法、瞑想
 ストレスレベルを下げることにつながります。

ヨガ

・頭皮を優しくマッサージする。
 頭皮を優しくオイルマッサージすることで血行を促進します。
 頭と髪を洗う前にオイルで髪をマッサージすると良いでしょう。
 この時爪で頭皮を傷つけないよう注意。
 サロンでシロアビヤンガ、シロダーラを受けるのもおすすめ。

シロダーラ

・自分に合った整髪剤を使いましょう。

まとめ

皮膚が頭皮から、フケとして過剰に剥がれ落ちることがあります。

フケが出る根本的な原因を取り除くことが必要です。

アーユルヴェーダでは、乱れているドーシャを整えることによって、フケの改善を図ります。

多くは乱れた食生活やライフスタイルによってドーシャが乱れるので、健康な食事や、ディナチャリヤ(アーユルヴェーダの理想的な一日の過ごし方)を心がけましょう。

日光や熱源に頭皮をさらさないこと、爪や手で傷つけないなど、物理的な刺激を避け、自分の頭皮に合った洗髪剤を見つけることも大切です。

 

 


 

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