旅行する機会が増える夏休み。
そこで、旅行を快適にする4つのアーユルヴェーダケアをお伝えします。
旅行
夏休み、お盆、GW、シルバーウィーク、年末…
大型連休には、旅行する人も多いのではないでしょうか。
旅行は楽しいですが、旅行の疲れで帰った後ぐったり…なんてことは避けたいですよね。
そこで本稿では「旅行を快適にするアーユルヴェーダケア」を4つご紹介します。
旅行とヴァータ
気を付けたいのはヴァータドーシャの増加。
ヴァータとは、トリドーシャの一つで空と風の要素をもち、呼吸・血液・栄養・老廃物の運搬など、「動」のエネルギーを司っています。
ヴァータが本来もつこの「動性」のために旅行はヴァータを悪化させやすいのです。
ヴァータの他の本来の性質としては、乾、軽、冷、鋭、微…などがあります。
>>グルヴァディグナとは
アーユルヴェーダの重要な原理原則は
「似たものが似たものを引き寄せ、相反する性質がバランスをもたらす」
ヴァータを悪化させる要素
■旅行の非日常
心身に不規則さをもたらす
■移動
「空」と「風」の要素↑
軽、乾、微(繊細さ)の性質↑
■過活動 動性↑
グラウンディングしていない状態
旅行の際の移動やアクティビティは、ヴァータのもつ性質と同じ性質を増やすため、ヴァータが増えないように、動きを減らし、乾燥と冷えを防ぎ、落ち着きを取り戻すためのケアをします。
おいしいものを食べる機会も増えますが
その中でも
自分にとって最善のものを選びたいものですね
皆様が旅行前後、旅行中に行っている
セルフケアについても
よかったら教えてください♪
ヴァータが悪化した時の状態
ヴァータが乱れると、思考や感情、呼吸、心拍、血流が影響を受け、次のような兆候が現れます。
・根拠のない不安・寂しさ
・便秘
・消化のパターンが不規則
・眠れない
旅行を快適にするには、ヴァータのケアが必要です。
どのようにケアできるか見ていきましょう。
ヴァータをケアする方法
1)アビヤンガ(オイル塗布)
★旅行前は全身アビヤンガ
★旅行先では、手と足、耳(ヴァータに関連する感覚器官)にだけでもオイルを塗る
小さな瓶にアビヤンガオイルを入れて持ち歩きましょう。
>>アビヤンガについてはこちら
2)頭・耳の保護
★移動中、睡眠中はコットンまたはシルクのスカーフなどで頭や耳を覆う
車内・機内などで冷風に当たると、乾・冷の性質が増えます。
スカーフを巻くことで安心感と暖かさを得られるでしょう。
3)食べ物の選択
★温かく湿った消化に良いものを食べる
旅行先では外食が多くなります。
パンよりおにぎり、冷たいお茶より温かいお茶…というように、極力ヴァータを悪化させないものを選びましょう
4)呼吸法
★呼吸法によって落ち着く時間を取る
行動中少し立ち止まって、または一日の終わりに呼吸法をしましょう。
※呼吸法が分からなければ意識的な深呼吸でもOK!
旅行中は、心身とも動性が増えるので、静かな時間を設け、落ち着き(グラウンディング)を取り戻します。
自分の中の風の流れを整えましょう。
まとめ
・夏休みは旅行の機会が増える
・旅行中はヴァータが悪化しやすい
・旅行によってヴァータを悪化させないために
1)アビヤンガ(オイル塗布)する
2)スカーフ等を用い頭・耳を保護する
3)ヴァータを悪化させない消化に優しいものを食べる
4)呼吸法を行う
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