スリランカでスパイスとして使用されているゴラカ。
使ったことはないけれど、食べたことはある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本稿ではこのゴラカについてお伝えします。
Goraka(ゴラカ)とは
スパイスとして使うゴラカはこれです。
怪しい……
一見、食べれるの!?と不安になりますよね。
ゴラカは、オトギリソウ科の常緑樹から採れる木の実を乾燥させ、薫製させたものです。
スパイスとして使いますが、ドライフルーツのようなものなんですね。
独特の酸味と、燻製しているため、スモーキーな香りを持ちます。
ガルシニア(ラテン名)とも呼ばれています。
南インド、ケララでは「コダンプリ」と呼ばれます。
スリランカ料理などに使われるゴラカ
ゴラカは、スリランカなどにおいてスパイスとして使用されています。
- 魚の臭み消し
- 酸味を加える食材
などとして使われています。
ゴラカの使い方
ゴラカは乾燥した状態だと硬いので、熱湯に浸して柔らかくします。
それで細かく刻んだり、すりつぶしてペーストにしたりして利用します。
煮込み料理等ではそのままの状態で使うこともあります。
ゴラカをもどした水は、魚などを洗ってつかっても臭みとりに役立ちます。
ゴラカを使った料理
ゴラカを使った料理はこちらです。
一部、HPにレシピがあります。
料理教室でもゴラカを使ったスパイスカレー、スパイス料理をお伝えしています。
ゴラカの味・風味の特徴
ゴラカの果皮は酸味があります。
酸っぱさとともに、燻した香り、スモーキーな、燻製の香りがします。
カレーにさっぱりとした酸味とコクが加わります。
ゴラカの購入方法・代用
ゴラカはインド食材店などでも取り扱っていないことが多いので、
通販で購入するのが確実です。
>>TIRAKITA
>>カラピンチャ
ゴラカの代用としては、タマリンドや梅干しが挙げられます。
しかし、これら二つにはゴラカの独特の燻製香がないので、まったく同じ味わいにはなりません。
本格的なフィッシュアンブルティヤルなどを作りたい場合は、ゴラカを購入しましょう。
ゴラカの効能
ゴラカの主成分
ゴラカの主成分はヒドロキシクエン酸です。
食欲と脂肪の組成を抑える働きがあります。
アーユルヴェーダでの使用
アーユルヴェーダ(インド伝承医学)では、ゴラカが胃の酸性状態を緩和するとされており、胃潰瘍の治療に使われてきました。
また、物を柔らかくするという特徴から、バネ指の処方にも使われています。
ゴラカの効能・効果
- 脂肪燃焼作用
- 体脂肪率、体重減少作用
- 持久力向上作用