食品の酸性・アルカリ性のバランスは、心身の健康を保持する上で考慮に入れるべきポイントです。
本稿では、食事において酸性・アルカリ性のバランスを考える重要性と、酸性・アルカリ性の食品例をお伝えします。
酸性・アルカリ性のバランス、気にしてますか?
食生活はバランスが大切です。
ビタミンやミネラルなどの栄養成分をとるばかりでなく、酸性食品とアルカリ性食品の割合に気を配る必要があります。
酸性/アルカリ性のバランスは生理機能では非常に重要です。
人間が健康でいるためには体液(血液や細胞液)が弱いアルカリ性( 7.35~7.45の少々アルカリ性の範囲)に保たれている必要があります。
何らかの理由で偏ってしまったペーハーのアンバランスを、身体はうまく取り扱うことが出来ません。
体液が酸性化すると血が黒くにごり、排泄障害、内臓機能の低下、慢性病などになりがちです。
体のためにはアルカリ性食品を食べて、酸性を中和させる必要があります。
ただし、人間の体は単純に酸とアルカリだけで片づけられませんので、一つの指標と思ってください。
酸性に偏った食事
現代は西洋化した食生活になり、編った食生活になってきました。
肉食が多くなり、インスタント食品、加工食品の多様化によって戦前に比べて酸性食品が多くなっています。
美食家、グルメなどという言葉は、その人の味覚、嗜好を褒めたりするときにも使われますが、栄養生理学的な視点では、必ずしも褒められません。
このような食事は、病気の素になってしまうかもしれません。
また、病気と診断されるに至らないものの、漫然とした疲労感、虚脱感により悩まされてしまうかもしれません。
酸性の食品とアルカリ性の食品
現代の家庭で好まれるもののほとんどは酸性食品です。
たとえば白砂糖、卵、魚、肉、酒、ビール、白米、白パン。
高級料理やお祝い時の食事に良く登場するエビ、カキ、アワビ、カニなども、典型的な酸性食品です。
以下の表は、代表的な酸性食品、アルカリ性食品を表しています。
※諸説あり。
ちなみに、同じ酸性またはアルカリ性の食品であっても、その中で度合いが異なります。
梅干しや海草などは、とても大事な酸中和食品です。
アルカリ性食品
主なアルカリ性食品には次のようなものがあります。
- ほとんどの野菜(ほうれん草、ゴボウ、サツマイモ、ニンジン、里芋等)
- 果物
- 海藻(ひじき、ワカメ、昆布等)
- キノコ、干し椎茸
- 大豆
- 梅干し
酸性食品
主な酸性食品には次のようなものがあります。
- 肉類
- 卵黄
- チーズ
- 魚介
- 穀類
- ソラマメ
- 落花生
- 乾海苔
- 白砂糖、チョコレート
普段の生活から食事のバランスを考える
偏った食事を避け、中和する食生活を心がけると、体は軽くなり、活き活きと生きることができるでしょう。
血液を酸性に汚し、体力を低下させる動物性食品の過食は、ミネラル、ビタミンの不足となり、有害な成分を体に残していきます。
あまり神経質に考えることはありませんが、無頓着でいていいものでもありません。
毎日の食生活の中で、酸性とアルカリ性のバランスも、考慮に入れてみてください。
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