【ヨガの呼吸法】ナディショーダナ(片鼻呼吸法)のやり方と効果

片鼻呼吸法 ブログ

左右交互の鼻呼吸を行う、エネルギーの流れを浄化する呼吸法、

ナディショーダナ(片鼻呼吸法)のやり方を解説します。

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ナディショーダナ(片鼻呼吸法) Nadi Shodhana pranayama

ナディショーダナは、左右交互の鼻呼吸を行う、エネルギーの流れを浄化する呼吸法です。

片鼻呼吸法

「Nadi」という言葉は「経路」 またはエネルギーの 「流れ」、
「shodhana」 は 「浄化」という意味です。

「Nadi shodhana」は「経路の浄化」 を意味します。

ジャンル 呼吸法
妊娠期 全妊娠期
効果 神経系の浄化、リラックス、ストレス軽減

基本のプラーナヤーマ

このテクニックはプラーナーヤーマの中でも最も重要な方法です。

基礎的ですが、 多大な効果をもたらします。

ナディショーダナは、力を入れずに、音を出さないで呼吸します。

呼吸の間隔が長くなるほど、 楽にそして気持ちよく感じられます。

常に胸と横隔膜の筋肉を使います。

どちらかの鼻が詰まっている場合は、始める前にジャラ・ネティ(鼻洗浄)か呼吸バランスを整える練習をしてから行うと良いでしょう。

エネルギーの流れを浄化する

私たちの呼吸は約1時間半~2時間おきに左右で交換していることが知られています。

右側が支配している時間もあり、 その時は左よりも自由に右の鼻の穴で呼吸をしています。

また、数時間後には左に変わります。

どちらの鼻が支配しているかは、どちらの脳が活発かに関係しています。

右側の時は左脳半球が活発で逆の時はその反対になります。

脳

左脳は理論的で推論的な役割をして、右脳はもっと直観的なことや存在の深い意味などに関係しています。

この練習をすることで、間接的にこの二つの存在の局面を助けています。

鼻の呼吸の流れをコントロールできて、 初めてマインドをコントロールできるといわれています。

意識と無意識の表現

古いインドの文献では、意識はクジャクによって表現されており、常に走り回って見せびらかすことをします。

無意時は象で描かれ、どっしりと動がず忘れることがありません。

象の鼻は無意識を表していて、呼吸によってのみコントロールできます。

ナディショーダナのやり方

背骨を伸ばし、腰椎のカーブを保って胸を開いて座りましょう。

  1. 親指で片方の鼻の穴を閉じ、 ゆっくりもう片方の鼻から吐く。
    片鼻呼吸法
  2. 吐いたほうから吸って指で閉じ、 もう片方の鼻の指を離し、 ゆっくり吐く。
  3. 吐いたほうから吸って…閉じて…反対から吐く。このパターンで練習する。

ポイント

  • 頭が前を向いているか確かめる。
    この練習をしていると右側によってしまうことに気づく。
  • 肘を安定させておく。肘を中心に締めておくことで身体がずれるのを最小限に防ぐ。

効果

身体面

  • 神経を浄化し、左と右の脳半球のバランスを取る
  • 呼吸の質を高め、全身に酸素が送られ、滋養される。
  • 頭痛、 鼻の問題を改善する。
  • 脳中枢の働きが最適化される。

精神や感情面

  • マインドをリラックスさせ集中カを高める。
  • 瞑想の準備がととのう。
  • メンタル面を健全に保つ。
  • ストレスのレベルを低下させ、 バイタリティが増す。

エネルギー

エネルギーの主な二つのナーディ、イダーとピンガラのバランスを取ります。

イダー・ナーディとピンガラ・ナーディのバランスがとれ、深い瞑想とスピリチュアルに目覚めることにつながります。

※イダ(Ida):主要なナディ(経路)の一つ。左の鼻孔に関連する
※ピンガラ・ナディ(Pingala nadi):主要なナディ(経路)の一つ。右の鼻孔に関連する