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第13話「永遠の眠り」アーユルヴェーダ小説HEALERS

9月上旬、あかつきは、新たに若い男性のクライアント・宇野を迎え入れた。宇野は健康体そのものに思えたが、唯一、睡眠の問題を抱えていた。杏奈は料理教室の最中、彼の瞳に宿る寂しさを感じ取る。その夜、宇野は月明かりの下、夢の中でしか逢うことのできなくなった人のことを思い浮かべ、涙を流すのだった。
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第12話「レール」アーユルヴェーダ小説HEALERS

あかつきの常連客の妊娠の知らせを聞き、杏奈はいずれ美津子のようになりたいと強く思う。しかし、杏奈が今できるまともな仕事は、小須賀との足込温泉への弁当作りだけだった。お盆休みに帰省した杏奈は、父母に胸を張れるよう、今自分が乗っているレールの上を早く進まねばならないと認識する。その頃、小須賀は美津子に「杏奈の契約を更新するべきではない」と遠回しに語っていた。
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第11話「医療芸術」アーユルヴェーダ小説HEALERS

杏奈はあかつきを訪ねた少女・美真に付き添い、善光寺に赴く。美真は、どこか物憂げな、口の悪い、不機嫌な少女だった。別れ際になって、美真は中絶による苦悩を誰にも話せなかったと打ち明けた。アーユルヴェーダは、医者がクライアントに命を吹き込むことによって癒しが達成される医療芸術。しかし、杏奈は美真の心の傷に気付いても何もできなかったと感じ、癒しは達成されなかったと悔やむのだった。
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第10話「あかつき以前」アーユルヴェーダ小説HEALERS

暗い夜の寝室で、杏奈は一人膝を抱き、昔のことを振り返る。燃えるように求めたものは得られず、杏奈の人生は変わってしまった。後悔、悲しみ、将来への不安、そして、強い自己否定的な感情…それらを抱えながら、杏奈は美津子の瞑想の言葉を聴き、床に就いた。
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第9話「消化力」アーユルヴェーダ小説HEALERS

あかつき料理番・小須賀の元、杏奈はアーユルヴェーダ料理作りと車の運転に励む。同じ日、乳癌治療をしたばかりのお客・朋美があかつきで施術を受けていた。美津子は彼女のヴァータの鎮静とアグニの回復を図る。夜、杏奈はインスタを眺めながら、人と関わるのが苦手だったこれまでの人生を思い出し、不安を胸に抱くのだった。
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就寝前の無意味なネットサーフィンにうんざりしているなら

就寝前の無意味なネットサーフィンにうんざりしているなら、小説からアーユルヴェーダを学びませんか?ストーリーというのは、教訓を記憶に留めるために役に立つツールです。ストーリーが記憶に残るのは、感情が動くからです。小説を読めば、知らず知らずアーユルヴェーダのことに詳しくなっているはずです。
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第8話「土に膝をつく」アーユルヴェーダ小説HEALERS

あかつきでのクライアント対応を学ぶ杏奈は、何度も小須賀からダメ出しをされて気持ちが沈みがち。美津子の提案で、杏奈は優香を紫陽花の名所に案内する。道中優香は、杏奈にプライベートな述懐をした。そして杏奈は、五大元素を感じるという課題の答え合わせを美津子に求める。美津子は「地の要素がもたらすもの」について、杏奈との考えの一致を認めるのだった。
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第7話「五大元素」アーユルヴェーダ小説HEALERS

美津子は杏奈に、新しい課題を与えた。それは、「身の周りの五大元素を探し、五大元素がどのような影響を与えるのか、内外両方のベクトルで感じること」という難解なものであった。そんな中、あかつきに一人のクライアント・優香が滞在する。彼女は美津子から「酒を飲むのを控える」よう言われていたが…。
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第6話「生きる術」アーユルヴェーダ小説HEALERS

足込温泉へ納品するアーユルヴェーダのお弁当作りのため、あかつきのキッチンに火が灯った。あかつきの料理番を長らく務める小須賀との最初の仕事。あけすけな物言いをする小須賀に戸惑う杏奈。一方小須賀は、あかつきで勤め、足込町で生きるのに必要な力の不足を杏奈に認め、眉をひそめるのだった。
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第5話「気(プラーナ)」アーユルヴェーダ小説HEALERS

あかつきに引っ越した杏奈は、この癒しの内観の内観と設えに驚きつつ、家事を始める。美津子からは「畑で採れたものだけを使って料理をする」よう言い渡された。ここに本当のアーユルヴェーダの食習慣が始まる。加藤がやってきて、杏奈は意図せず太極拳を教わることとなった。新鮮な食べ物と呼吸が育むのは、その者の「プラーナ」であった。