水分不足は便秘の原因である……なんとなくご存知だと思いますが、
みなさんは、一日に必要な量の水、飲めていますか?
便秘は万病のもと
アーユルヴェーダでは、便秘が様々な病気の原因になると捉えています。
便秘が続くと、体も心も重苦しくなります。
すっきりした気分にならないし、なんとなく体調が悪くなるし。
体重の増加や、むくみ、肌のコンディションすら左右しますよね。
そんな便秘に悩んでいる女性って、実は多いのです。
森の時計にくる生徒さんの中にも、便秘の女性、何人もいます。
その便秘、水分不足が関係しているかも
便秘を解消しようと、栄養バランスの良い食事、特に食物繊維を多く摂ることを心がけている方も多いはず。
けれど、便秘の原因の1つには「水分不足」があることをご存知でしょうか?
水分不足は、代謝の低下を招き、腸の働きが低下します。
せっかく体にいいものを食べても、その栄養素が吸収されにくくなります。
また、腸が便を押し出す働きも鈍くなり、便が腸に滞在します。
腸の中にはそんなこんなでガスや未消化物(アーマ)が蓄積して、次に食べた食べ物を妨害し、それも腸の中で蓄積するという悪循環に……
そして、水分量が足りずに固くなった便は排出されにくくなり、便秘の原因となるのです。
こわい……
このような悪循環を断ち切るためには、毎日意識して新鮮な水を体に取り入れることが大切です。
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1日の摂取量は1.5〜2リットルが目安
それでは、どのくらい水を飲めばよいのでしょうか。
答えは、毎日1.5〜2リットル(目安)。
口から摂取した水が腸に届く量は、飲んだ量のわずか10%といわれています。意外に吸収量は少ないため、1日の摂取量を意識して増やしましょう
ただし、過剰摂取は禁物です。
どうですか?
みなさんは飲めていますか?
意識的に飲まないと、飲みきれない量だと思います。
1.5L以上各日に飲むためのアドバイスについては、別の記事でご紹介します。
水分の取り方
水分は、1日の中で細かく回数を分けて飲みましょう。
少しずつ、こまめに、です。
1度に大量に水を飲んでしまうと、腎臓に負担をかけ、むくみなどの原因になることもあります。
また、食前食後、食事中の大量の水の摂取は避けましょう。
消化液が薄くなり、消化が困難になってしまいます。
水やお白湯を入れたペットボトルやタンブラーを常に持ち歩き、仕事や家事、運動の合間にこまめに水分補給ができるといいですね。
どんなお水を飲むべきか
アーユルヴェーダで勧められる飲み物と言えば、「お白湯」。
毎日飲むお水は、冷蔵庫から出したばかりの冷たいお水ではなく、常温の水か、お白湯をお勧めします。
お茶やコーヒーではダメなの?
常日頃お水を飲むという習慣がない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私は小さいころ、水を飲むという文化がありませんでした。
麦茶やウーロン茶などのお茶を飲んでいました。
大学時代は、研究をしながら、常に紅茶を飲んでいました。
けれど、カフェイン入りの飲料は、水の代わりになりません。
緑茶やブラックコーヒー、紅茶などに含まれるカフェインには利尿作用があり、便の水分量を増やすことには向かないのです。
お水や、お白湯を飲むようにしてください。
まとめ
便秘の解消には、毎日適切な量の水(1.5~2L)を飲むことが大切です。
食前食後、食事中の大量の水の摂取や一気飲みは控え、こまめに水分を取ります。
お茶やコーヒーなどのカフェインを含む飲み物は、水の代わりにはなりにくいです。
お水や白湯で体の代謝を良くして、便の水分量をアップさせましょう。