ほんのひとつまみでも、豊かで優雅な雰囲気を醸し出してくれる。
高級スパイス「サフラン」の魅力をご紹介します。
なお、サフランについては森の時計のスパイス基礎講座「サフラン」で学べます。
サフラン
サフランは、紫色の花。
クロッカスの仲間で、球根で生長する植物です。
スパイスとして使われているのは花の雌しべ。
用途としては、「香料」、「染料」、「料理」。
めしべを料理に使うなんて、不思議ですよね。
乾燥しためしべは、濃い赤色からオレンジが買った赤色で、産地によって少し色合いが異なります。
針金のような形をしています。
染料としては、仏教の僧侶の法衣に使われ、
香料としては、食べ物やワインに香りをつけるために使われます。
どうして高いのか?
サフランといえば、値段が高いイメージ。
なぜ高いのでしょう。
上記のとおり、スパイスに使うサフランは花のめしべ。
1つの花から3本しか採取できない非常に貴重なものなんです。
サフランの産地は、イラン、スペイン、ギリシャ、モロッコなどで、特にイランにおいて多く採取されます。
高原に咲くサフラン↑
柱頭(Stigma=ネギン)を摘み取り、先端部を、人が指でちぎりとっています。
その後、機械で乾燥して仕上げるのですが、
3万輪の生花から、100g(乾燥後)しかできません。
ティーカップの左後ろには、サフランが入っている瓶があります。
これでだいたい1gです。
さきほどの記載「3万輪の生花から、100g(乾燥後)しかできません」を考えると、
1gのサフランを作るのには、300輪の生花が必要です。
これを考えれば、1gで数千円するのも頷けます。
サフランを使った料理
サフランはお米や魚介類、鶏肉などとよく合います。
サフランは地中海沿岸や西アジアが原産で、その地域の料理によく使われます。
ブイヤベースやパエリア、リゾットに使われるスパイスとしておなじみです。
また、サフランはケーキやアイスクリームといったスイーツにも使われます。
サフランを学ぶ│森の時計のスパイス基礎講座
森の時計のスパイス基礎講座で、サフランの基礎知識、料理への使い方を学べます。
もちろん、サフランを使った料理も作れます。
スパイス基礎講座のメニュー
以下のメニューは、現在のスパイス基礎講座(サフラン)のものです。
- 麦入りもっちりサフランライス
- サフランシュリンプ
- サフランティー
- トマトとかぼちゃのスイートサワースープ
- パプリカマリネ
- シュリカンド
シンプルなレシピが多いので、サフランそのものの風味や味をよく知ることができます。
サフランライス
日本米と麦で作るサフランライス。
サフランが入るだけで、一気に高貴な香りに。
少量のサフランで、より色を出すポイントをお伝えします。
サフランシュリンプ
サフランはパエリアでよく知られているように、シーフードとの相性がばっちり。
えびを使ったシンプルな料理も作ります。
サフランティー
サフランの効能を最も手軽に手に入れられるサフランティー。
サフランの効能については、こちらの記事で書いています。
>>【高級スパイス】サフランとは│効果効能と使用上の注意│生理のお悩み・貧血
アーユルヴェーダからみたサフラン
スパイス基礎講座では、サフランの性質をアーユルヴェーダの視点から解説しています。
血液、循環、生殖器を活性化するスパイスである一方、
その子宮収縮作用から、妊婦の摂取は控えなければなりません。