サフランについてご紹介いたします。
サフラン
「サフラン」を知っていますか?
ほとんどの方が、ご存知だと思います。
パエリアの黄色を生み出しているスパイスです。
サフランの効果効能・適応症
サフランには以下のような効果効能が期待されています。
- 血液浄化作用
- 神経強壮作用
- 強精作用
- 肝臓解毒作用
- 月経促進作用
- 若返り作用
適応症
- うつ病
- 生理痛
- 月経不順
- 更年期障害
- 貧血
- ヒステリー
- 神経痛
- リウマチ
- 咳
- 喘息
サフランの黄色色素であるカロテノイドの一種「クロシン」の摂取が大腸がん予防に効果があるとする研究もあるそうです。
使用上の注意
堕胎作用、子宮収縮作用、通経作用があり、
妊娠中の摂取は禁忌と言われます。
ご注意ください。
また、麻薬作用、催眠作用などがあり、5g以上で重篤な副作用をもたらす恐れがあります。
大量に摂取しないようにしましょう。
生理痛や月経不順、更年期障害、貧血などに効く女性の心強い味方
効果効能、適応症のリストを見るだけでも、サフランは女性にとって心強い味方であることが分かりますね。
アーユルヴェーダは心と体を決して切り離さない考え方です。
サフランは女性の身体のサイクルを適正化して、結果メンタルにいい影響を及ぼします。
逆もまた然りです。
私は、時により生理周期が狂うことがありました。
今までに3回、生理遅延による産婦人科に行ったこともあります。
高校生の時、就職1年目、前職で本社に異動になった直後……
それぞれ、極端なダイエット、環境の急激な変化、オーバーワークが原因と思われました。
後者2回は、精神的な影響が大きかったのだと思います。
このように、生理周期にお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そんな心身をサポートしてくれるスパイスなら、積極的に(でも程々に)摂りたいです。
肝臓解毒作用
サフランには肝臓解毒作用もあります。
肝臓が悪くなった、という方の体験談を聞いたことがあります。
昔の職場の先輩のご友人でした。
肝臓を悪くして入院されていたようです。
「尿がコーヒーのような色」
だと聞きました。
どうしてコーヒーのような色になるのですか?
と聞くと、解毒できないからだと答えられました。
肝臓は体の中で最も大きい臓器で、たくさんの酵素を使い、栄養素など様々な物質を化学的に作り変えます(化学変化を起こす)。
肝臓の主な働きは以下4つです。
- 胆汁をつくる
- 栄養素を貯え、変化させる
- 毒を中和する
- 免疫細胞を働かせる
サフランは、このような働きをもつ肝臓の機能を強化します。
※ちなみに上記の「毒」とは食品添加物や薬物、細菌などのことをいいます。
知れば知るほど、サフランを取り入れたい気持ちになります!
サフランって何なの?
そもそも、サフランって何なのか?という疑問。
答えは、アヤメ科の花のめしべを乾燥させたものです。
サフランの花1輪から3本ほどしか摂れない貴重なものですよ!
原産国は主にイランです。
詳しくはこちらの記事でもご紹介しています。
>>【料理をきらめく太陽のような黄色に染める】高級スパイス・サフランの魅力
高価なスパイス・サフラン
サフランは高級スパイスとして知られています。
大手メーカーSの小瓶に入っているものは0.4g。
4人分のパエリアを作るのに0.2gくらい使うそうです。
一回あたり2~300円くらいサフランだけで使うわけですね。。
料理教室でサフランの使い方を学ぶ
森の時計では、サフランの使い方を学ぶレッスンを開催しています。
スパイス基礎講座「サフラン」
サフランの基礎知識から、
サフランの香りや色を生かす料理を学ぶプログラムは
スパイス基礎講座「サフラン」です。
アーユルヴェーダ料理教室
また、アーユルヴェーダ料理教室でも、サフランを使うことがあります。
料理に、スイーツに、お茶に……
と、サフランには幅広い使い道があります。
サフランを使ったことがない方も、お気軽にご参加くださいませ。
いかがでしたでしょうか?
スパイスはたくさんあるので、一気に全部覚え、使いこなすのは難しいです。
まずは、気になったものから、一つずつ取り入れてみてくださいませ。
>>スパイスの使い方を学びたい方はこちら