ヨーロッパや中央アジアで古くから使われているキャラウェイ。
ロマンチックなエピソードも多く伝えられています。
一体どんなスパイスなのでしょうか。
なお、キャラウェイについては森の時計のスパイス基礎講座「キャラウェイ」で学べます。
キャラウェイ
キャラウェイシード。
西アジア、北中央ヨーロッパ原産のスパイスです。
クミンシードと似た見た目
形は、クミン、フェンネルなどとも似ています。
実は、私も最初のころキャラウェイの存在を知らず、
クミンだと思って買ってしまいました(笑)
スパイスを勉強して間もない頃で、クミンとキャラウェイそれぞれの味が分からなかったので、その後しばらく経ってやっと、それがクミンではないことに気付きました。
慣れてくれば、クミンとは明らかに違う風味に気付きます。
見た目も、キャラウェイの方が反った形。
三日月型をしています。
味わい・風味
キャラウェイは、甘くて、温かい風味。
その爽やかな香りから、キャラウェイは古くからパン屋お菓子作りにも使われてきました。
キャラウェイにまつわるエピソード
人や物をつなぎとめる
人や物をつなぎとめる力があると信じられてきたスパイス、キャラウェイ。
様々な言い伝えがあります。
- 大切なものにキャラウェイシードをしのばせておくと、なくさない。
- 恋人の愛情をつなぎ留める
- 子供の寝具の下に入れておくと、病気から守ってくれる
神聖なものとのつながり、永遠のものとのつながりにも関連します。
夫婦がずっと仲良く一緒でいられるようにと、ウエディングケーキにも加えられることもあるそうです。
キャラウェイを使った料理
キャラウェイを使った料理は世界にたくさんあります。
種を使う
キャラウェイシードを使った認知度が高そうな料理といえば、ザワークラウト。
ドイツ料理などの付け合わせでよく見かけます。
スープや煮込み料理にも使われます。
ミックススパイス「ハリッサ」を構成するスパイスでもあります。
若葉を使う
キャラウェイの若葉は、セロリに似た味。
サラダやスープなどのいい付け合せになります。
パセリを使う感覚で使えます。
キャラウェイを学ぶ│森の時計スパイス基礎講座
森の時計のスパイス基礎講座で、キャラウェイの基礎知識、料理への使い方を学べます。
もちろん、キャラウェイを使った料理も作れます。
スパイス基礎講座のメニュー
以下のメニューは、現在のスパイス基礎講座(キャラウェイ)のものです。
- 大豆粉と米粉のシードケーキ(グルテンフリー)
- ハリッサ入りひよこ豆とトマトのスープ カリカリひよこ豆のせ
- レモンサラダ
- ハリッサづくり
- ハーブティー
シードケーキ
グルテンフリーの生地にキャラウェイを練りこんだシードケーキ。
キャラウェイを噛んだ瞬間、スパイシーで爽やかな風味が口の中に広がります。
シードケーキはイギリスの童話の中で小人たちが食べていたケーキということもあり、
小人たちの食卓をイメージしたメニュー構成になっています。
スパイスミックス「ハリッサ」を使ったひよこ豆とトマトのスープ
唐辛子と、キャラウェイをはじめとした様々なスパイスのブレンドです。
オリジナルのハリッサで作るひよこ豆とトマトのスープ。
朝食にもうってつけです。
レモンサラダ
シンプルな材料で作るレモンサラダ。
キャベツにセロリにレモン。
さっぱりとした野菜のサラダは、豆のスープやケーキの付け合わせにぴったりです。