「体にやさしい」お菓子・おやつの定義

グルテンフリーのおやつ教室

「体にやさしい」おやつ、「体にやさしい」料理という表現をよく見るようになりました。

私自身もよく使っています。

なんとなく意味は分かりますが、ふわっとしていて、漠然とした表現でもあります。

そこで本稿では、「体にやさしいお菓子」について、その基準について考え、定義します。

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体にやさしいお菓子のイメージ

皆さまは、「体にやさしい」からどんなお菓子をイメージされますか?

ぱっと頭に浮かんだことが、みなさまが最も大切にしていることなのかもしれませんね。

ちなみに、私はこんな基準を考えました↓↓

原材料

・油が少ない
・精製糖を使わない
・自然な甘味
・塩分が少ない
・添加物フリー
・ヴィーガン
・グルテンフリー
・オーガニック

付加価値・機能性

・消化しやすい
・低カロリー
・低GI
・栄養価が高い
たんぱく質、ビタミン、ミネラル・・・
・健康増進成分を含む
酵素・フィトケミカル・・・
・依存性が少ない

「体にやさしい」に正解はない

なにが体にやさしいかは、人それぞれ、同じ人によっても時によって異なると思います。

人によって、置かれている状況や、体質、不足しがちな栄養素、過多になっている栄養素、消化しにくい食品など、個人差があるからです。

ですから、いきなり逃げるようで恐縮ですが、万人にあてはまる定義は難しいと思います。

そもそもお菓子は「おやつ」の一つ

おやつは「3食で足りない栄養素を補うため」のもの。

加工したお菓子じゃなくても、おにぎりでもフルーツでも、さつまいもでも良い。

けれど生活が豊かになって、お菓子(嗜好品)を食べることが増えています。

企業やお店は次から次へとよりおいしいお菓子を開発するようになり、購買意欲をそそるようなコマーシャルが発信されます。

おやつが食事を侵す

お菓子を食べる予定、または実際にお菓子を食べたことにより、逆転の現象が起きています。

・3食を減らす
・3食のうちいずれかを食べない
・1食をお菓子で置き換える

このような現象です。

皆様にも、覚えはありませんか?

「エンプティカロリー」=カロリーはあるけど栄養はない
という言葉まで存在します。

お菓子が食事になっている場合は注意が必要です。

おやつの役割に立ち戻る

体にやさしいを考える前に、「お菓子(おやつ=補食)が必要」という前提が必要ではないでしょうか。

体が飽和状態なのにお菓子を食べるのなら、小麦のクッキーであろうが、米粉のお饅頭であろうが、体にやさしいは成り立たちません。

まとめ

お菓子は食べなくても良いならそれがベスト。

けれど、幸せな時間を人と共有するというポジティブな側面もあるので、うまく取り入れていきましょう!

CHECK

まずお菓子を食べても良さそうか?をチェック。

□食間にお腹が減る
□前の食事をスキップしてしまいお腹が空いている
□一食でたくさん食べられない
(↑↑乳幼児はこのケース。或いは妊婦さんも)
□特別な日に美味しいスイーツを食べたい
他の日で取り戻すことをコミットできる!

↑上記に当てはまる時は、体にやさしいお菓子を食べても良いかもしれませんね。

体にやさしいの定義

□次の食事の時間にはお腹が空くような量
□3食に抜けがちな栄養素を含む
□体質に合い消化しやすいもの
□疾患・不調に悪影響を与えない
□旬の食材(その季節の体調に自然に寄添う)
□食べる人の好みに合う
□ポジティブな気持ちを養う

季節は変わりますし、体質は一人ひとり異なるので、ベストな食材、量は時々・人それぞれ異なります。

何がベストかは、自分のことを一番よく知る自分だけが知ることができます。

自分のことをよく観察し、良い選択をしていきましょう。