ヨガのポーズ「シャシャンカーサナ(うさぎのポーズ)」をご紹介します。
正座の姿勢から頭頂部を床につけ、両腕を上げたポーズです。
首に過度の負担がかからないよう慎重に、集中して行いましょう。
シャシャンカーサナ(うさぎのポーズ)
正座の姿勢から頭頂部を床につけ、両腕を上げたポーズです。
上げた両腕がうさぎの耳のように見えるため、この名前になったといわれています。
肩こりや目の疲れに効果があり、デスクワークが多い方におすすめです。
首に負担がかかりやすいので、ひざ下で床を押し、体重が頭のほうにかかりすぎないよう分散させて行いましょう。
サンスクリット語 | 「Sasanka」ウサギ |
特徴 | 左右対称、逆転 |
効果 |
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土台・礎 | 頭、膝、膝下 |
力を発揮 | 僧帽筋、背筋 |
禁忌 |
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このポーズで頭頂で床を押すことにより、頭頂の「百会(ひゃくえ)」のツボが刺激されます。
百会は、多くの「気(血液)」が出合う部位といわれています。
ここを刺激することによって、眼精疲労やそれに伴う頭痛などの改善、自律神経の改善が期待されます。
シャシャンカーサナ(うさぎのポーズ)のやり方
- 正座をして床に頭をつけ、後ろで手を組む。
- 息を吐きながら、お尻を持ち上げ、頭頂を床につける。
- 息を吸いながら、手を天井へ引き上げる。目線は後ろへ。この姿勢で数呼吸キープする。
- 手を下ろし、チャイルドポーズでリラックスする。
シャシャンカーサナ(うさぎのポーズ)のポイント・内側の働きかけ
- 頭頂をしっかり床につける。
- ひざでしっかり床を押す。
- 顔を左右に動かさない。
- 手を上げる時に頭が動かないよう注意。
- 肩を天井のほうへ引き上げる。
- 膝の上に腰がくるようにし、腰から下が動かないようにする。
- 足の甲、膝下でしっかり床を押し、重心が頭のほうにかからないよう分散させる。
軽減法
- 両手で両足を外側からつかんだ状態で、お尻を持ち上げ、キープする。
- 首に負担がかかりやすいため、できる範囲で行う。
腕を上げるときに頭頂部や腰の位置が動いてしまう場合は、無理に腕を上げようとしなくてOK。
手を床についたままでもよい。
呼吸を意識しながらじっくりと行うことで、リフレッシュ効果が得られるウサギのポーズ。
注意して行えば、初心者でも行いやすいポーズ。
目の疲れや肩こり、不眠などの悩みがある方は、是非実践してみてください。
朝起きたときや寝る前などの習慣にすることもおすすめです。