先日、初めて釣りをしました。
ままかりという魚が釣れましたが、実はそれまで、その存在を知りませんでした。。
基礎知識や栄養を調べてみましたので、本稿にてご紹介します。
ままかりを使ったおいしい南蛮漬けのレシピもご紹介します。
初めて釣りをする(さびき釣り)
松阪港にて、初めて釣りをしました。
↑やけに小慣れ感がある筆者。
隣のおじさんの方がまだ頑張ってる感があります。。笑
↑釣れたままかり。
「なんだこれ?」と見ていたら、隣のおじさんが「ままかりだ」と教えてくれました。
1.5時間くらい頑張って、9匹釣れました。
前半だめだったのですが、後半どんどん釣れました!
一気に2匹釣れる時もありました。
さっぱ(別名ままかり)とは
「魚」+「制」=鯯と書いてさっぱと読みます。
ママカリ(飯借)という別名でも知られています。
「飯が進み、家で炊いた分では足らず隣の家から飯を借りてこなければならないほど旨い」という例えに由来します。
分類 | ニシン目・ニシン科・ニシン亜科 |
栄養 | 脂質(EPA、DHA)、カルシウム、ビタミンA、D、B12 |
旬 | 晩夏からう初冬。産卵期直前の7月は骨や皮もやわらかく、10~11月は冬季に向けて脂質を蓄えるため、美味。 |
ままかりの栄養
脂質(多価不飽和脂肪酸のEPAやDHA)・カルシウム・ビタミンA・D・B12などを豊富に含んでいます。
- EPA……血中コレステロールを下げて血液をサラサラにします。
- DHA……脳の働きを高めます。
特徴
全長は10-20cmほど。
体は平ぺったく、木の葉のようです。
背中側は青緑色、体側から腹側までは銀白色。
刺し網や投網などの沿岸漁業で漁獲されます。
また晩夏から秋にかけて防波堤のさびき釣りの好対象です。
ということで私もさびき釣りで捕獲しました。
捌き方
釣ったままかりは、旦那くんがその場で捌きました。
小さな魚なので、ハサミと手で捌いていました。
エラのところに刃を入れ、お腹からしっぽのラインに沿って切り、内臓を取り出します。
見ている時は、ちょっと申し訳ない気持ちになりましたが、
生きているものを食べるって本来こういう場面に出くわすものですよね。
こういう場面を見ると、
これから自分の一部にするために自然からいただいたものを、
責任を持って食べよう。
という気持ちになります。
あたりまえのことなのですが、よりありがたみと責任感が増します。
味と料理例
「サッパ」の名前は淡白でさっぱりしている味に由来します。
小骨が多く淡白な味です。
塩焼きや唐揚げ、酢じめ、刺身などで食べられます。
サッパ(ママカリ)の酢漬け、ママカリ寿司などは、岡山県の郷土料理です。
ままかりを使ったレシピ
ままかりの南蛮漬け
釣った魚が小さければ、だいたいフライにして食べる。
という旦那くん。
旦那くんの甥っ子は魚好きではないけど、
釣りに行った後はこの手の魚料理をリクエストするようになったそう。
じゃあ、フライにして、ソースか醤油でもかけて食べようか。。
と思っていたのですが
「南蛮漬けみたいのがいい」
と言われたので私が南蛮漬けの野菜とタレを作り、旦那くんが揚げました。
【材料】ままかりの南蛮漬け(2人分)
- ままかり 9匹くらい
- 片栗粉 適量(多め)
- 揚げ油 適量
- にんじん 1/2本くらい
- 玉ねぎ 1/8個くらい
- 水菜 適量
<南蛮液>
- だし(かつおの一番出汁にしました) 100ml
- 酢 大さじ1
- 砂糖 大さじ1
- 醤油 大匙1
- 水溶き片栗粉 ほんの少し(入れなくてもよい)
【作り方】ままかりの南蛮漬け
- 捌いたままかりを流水でよく洗い、水けを切って、片栗粉をたっぷりまぶす。
- 揚げ油を温め、180℃くらいの油で揚げる。
<南蛮液>
- にんじんは半月切り、太めの千切り、など。
玉ねぎは厚めにスライスする(今回は紫玉ねぎを使用)。
水菜はよく洗ってざく切り。 - フライパンに油を熱し(ままかりを揚げるのに使ったフライパンの表面をキッチンペーパーでさっと拭き取ってそのまま使いました)、玉ねぎ、にんじんを炒める。
- 南蛮液の材料(水溶き片栗粉以外)を全て混ぜ、2に加え、やや煮詰める。
- 液が温まったら火を止め、水溶き片栗粉を流し入れ、全体的に混ぜる。
器にフライにしたままかりを盛り付け、南蛮液をかけます。
水菜を飾って完成です。
ポイント
- 使う野菜はこのほか、ピーマンなどでも良いです。
- 水菜の代わりに小ねぎなどをのせても良いとです。
- ままかりは小骨の多い魚です。
よく噛んで食べましょう。 - 頭まで食べられます。