赤米を入荷しました。
粒の形状は日本米と似ていますが、パラパラとして軽い、独特のお米。
スリランカカレーにぴったりです。
本稿ではこの赤米についてご紹介します。
スリランカのお米・赤米
赤米はスリランカでポピュラーなお米。
日本人は精製した白米(うるち米)を食卓にのせることが多いと思いますが、スリランカでは赤米が一般的です。
シンハラ語では「ラトゥキャクル」 と呼ばれているようです。
↑真ん中の赤いごはんが赤米。
赤米の特徴
赤米は、スリランカ米の一種。
特に南部で多く栽培され、食べられています。
でんぷん質が少なく、炊き上がりの粘りやもちもち感は少ないです。
カルシウムやカリウムなどのミネラル分やビタミンB群が多く含まれています。
血糖値の上昇スピードが遅いのか、食べても頭がぼーっとしたり、眠くなったりといったことがあまりありません。
このお米で赤いインディアーッパやピットゥなども作ることができます。
赤米の入手方法
通販で買う
入手方法は、通販が最も現実的です。
スリランカのスパイスや食材を扱う「カラピンチャ」さんで売っています。
(入荷待ち・品切れになっている可能性もあるので、通販サイトでご確認をお願いいたします)
店舗(食材店)で買う
都内に赤米を取り扱っているインド食材店がありました。
赤米の在庫があるお店は少ないと思いますので、
お近くの食材店に取り扱いがあるか聞いてみるのがベストです。
スリランカに行って現地で仕入れる
スリランカに渡航したら赤米を買って帰るのも良いアイディアです。
業者から仕入れる
2018年11月にスリランカに渡航した際、赤米の玄米を買って帰ったのですが、それがなくなって以降、なかなか赤米を入手できずにいました。。
そこで、前職の先輩に頼み、なんとか赤米(玄米ではない)を購入。
早速料理教室でお目見えしました。
けれど、業者さんの中には、個人には販売しないことがあったり、
仲介料が上乗せされたり、そもそもそういう業者さんとつながりにくかったりするのが難点です。
アーユルヴェーダでは優れたお米とされている
当教室のアーユルヴェーダ料理教室ではいろいろなお米を使います。
白米、玄米、バスマティライス……
それぞれ味や食感、香りに特徴があり、それぞれの良さがあるのですが、アーユルヴェーダでは赤米=レッドシャリが最も優れているとされています。
赤米の味・風味・食感
赤米を食べたことはありますか?
日本で作られている赤米とはだいぶ異なります。
(白米と一緒に混ぜて炊き込むもの)
スリランカの赤米は、赤米だけで炊きます。
↑写真は赤米の玄米。
バスマティライスほど、特徴的な風味や味はありません。
ですので、バスマティライスの独特な香りが苦手……という方でも、赤米ならおいしく食べられるかもしれません。
米粒の大きさは日本米とほぼ同じ。
でも食感が大分違います。
食感は、もちもちというよりはパラパラ、パサパサしています。
お米が含んでいる水分が少ないので、水分多めのスリランカのカレーと相性ばっちりです。
赤米は今後、アーユルヴェーダ料理体験会、アーユルヴェーダ料理基礎講座で使う予定です。
お楽しみに。