釘のような形。
漢方では「丁子」として知られています。
煮込み料理、スイーツなどに大活躍するスパイス「クローブ」の魅力をご紹介します。
なお、クローブについては森の時計のスパイス基礎講座「クローブ」で学べます。
クローブ
釘のような、かわいらしい形をしたスパイス「クローブ」
「丁子」という名前でも知られています。
スパイスは、植物の種だったり、地下茎だったり、茎だったりしますが、
クローブはなんと、花のつぼみ。
花のつぼみを料理に使うなんて、面白いですよね。
クローブってどんな味?
クローブは馴染みがないし、使いにくい。
ささやかな風味であれば、使っても分からないのでは?
と思われるかもしれませんが、
いったんクローブの味や風味を覚えると、
その独特な方向を、料理から感じ取ることができます。
私の夫も、クローブの味や風味を覚え、それを食事から感じ取るたびに
「これ、クローブ入ってる?」
と、(若干したり顔で)確認してきます。
温かみがあって、少しほろ苦く、けれど甘くもある。
アロマな芳香がするスパイスです。
クローブを使った料理
クローブは肉料理や辛いもの、甘い食べ物に合います。
香りが強いので、使う量は控えめに。
中国のミックススパイス「五香粉」や、
伝統的なフランスのスパイスブレンド「カトルエピス」を構成するスパイスです。
料理以外の用途
有名どころでは、ポプリ(匂い玉)です。
オレンジなどの果実に釘のように刺して乾燥させたフルーツポマンダー。
虫よけの効果を期待されています。
また、歯痛を緩和する効果から、歯医者さんの麻酔に使われているともいわれています。
伝統工芸にも。
西洋館(横浜・山手)のクリスマスの飾りつけ。
(ブラフ18番館にて、オーストリアのクリスマス)
リーフやクリスマスツリー、 小物などにクローブやスターアニス、 シナモンなどが使われています。
クローブを学ぶ│森の時計スパイス基礎講座
森の時計のスパイス基礎講座で、クローブの基礎知識、料理への使い方を学べます。
もちろん、クローブを使った料理も作れます。
スパイス基礎講座のメニュー
以下のメニューは、現在のスパイス基礎講座(クローブ)のものです。
- 玄米(あるいはクスクス)
- ポトフ
- ハッシュドきのこ
- 里芋のクリーミーマッシュポテト
- りんごのクローブ煮
- オリエンタルティー
ポトフ
お肉と野菜の旨味が凝縮された具たくさんのポトフ。
市販の調味料を使わなくても、ちゃんとおいしくなります。
ハーブやスパイスで香りもUP。
ハッシュドきのこ
まるでハッシュドビーフのような濃厚な味わいのグレイビー。
驚きの材料で、ルーを使わずにおいしいグレイビーが作れます。
きのこがメインの具材。
ヴィーガン仕様ですが、もちろん牛肉を入れてハッシュドビーフにもできるレシピです。