【アーユルヴェーダが勧める】体質に合っている仕事・仕事と家庭とのバランスのとり方

仕事 アーユルヴェーダ

皆さんは今、どのような仕事をしていますか?

その仕事は、自分に合っていますか?

本稿では、アーユルヴェーダの体質論に基づき、それぞれの体質にどのような仕事が適しているか解説します。

また、健全に仕事をこなすために、仕事をする上でどのようなポイントに注意すべきなのか、仕事以外のところでどのようにバランスを取ればいいのか、これについてもお伝えします。

スポンサーリンク

仕事は私たちの自信・自己価値に影響を与える

生活のあらゆる面であなたの体質を、あなたが心地よくなるように機能させることは、人生の大きな挑戦の1つです。

体質にあった仕事を選ぶことは、人生において最も重要であるといっても過言ではないでしょう。

なぜなら、仕事は私たちの生活の少なくとも3分の1を消費します。

選択した職業での成功または失敗は、自信、自己価値、人格の自己正当性に影響を与えます。

仕事はご自身のプラクリティに合ったものにするべきです。

体質別仕事のすすめ

以下を理解するためには、アーユルヴェーダの体質論の理解が必要になりますが、次の記事が役に立ちます。

>>【ヴァータ・ドーシャ】体質・特徴・食事のおすすめ
>>【ピッタ・ドーシャ】体質・特徴・食事のおすすめ
>>【カパ・ドーシャ】体質・特徴・食事のおすすめ

ご自身がどの体質かを知りたい方は、アーユルヴェーダ座学講座入門クラスレッスン2をご受講くださいませ。

ヴァータ体質

ヴァータの人にとって適切な仕事のあり方は、自分の関心を保持するのに十分な魅力をもっている仕事に就きつつ、仕事の中で、また仕事以外の部分で、不調を来さないよう規則性と休息をもつことです。

クリエイティブでエネルギッシュな性質がそのような仕事を選ぶ

ヴァータの人々激しいエネルギーを爆発させることを必要とする仕事が大好きです。

ヴァータの人々は退屈な、反復的または日常的なものを軽蔑し、抵抗します。

ヴァータの人々は優れた独創性のある思想家です。

頻繁な変化を楽しみたいという生来の嗜好のために、航空会社のような旅行関連の職業に導かれるヴァータの人々がいます。

激しさを好む反面疲れやすいという性質がある

一方、上記のような仕事はヴァータの人々のエネルギーを使い果たします。

通常不安定なヴァータの性質を統制するために、幾分反復的な仕事が、実は理想的なのです。

ヴァータの人々は、電子機器製造工場のクリーンルームなど、空気が非常に涼しく乾燥している場所や、飼料や肥料工場などの非常に埃っぽい場所で働くことは避けるべきです。

職場で気を付けるべきこと

ヴァータの人々には心地よい職場環境が重要です。

十分な休息が必要であり、可能であれば、午後、ヴァータの時間に10分間の仮眠をする必要があります。

彼らは眠気を催しやすいので、重要な会議を午後遅くに予定してはなりません。

ヴァータの人々は慎重にペースをゆるめ、すべてを一度にやろうとする誘惑に抵抗しなければなりません。

退屈に耐えることは、ヴァータの人々にとって苦痛ですが不可欠です。

自宅で気を付けるべきこと

心地よい自宅環境も重要です。

仕事と生活を両立させたいのであれば、仕事以外の部分で、マッサージや運動、睡眠、食事のルーチンを固定し、自分自身を正常に保つ必要があります。

仕事の絶え間ない刺激、新しい場所を見て、新しい人との出会いの絶え間ない興奮を楽しみたいのなら、自分の人生の他のすべての側面を厳しく管理する必要があります。

変化と興奮はヴァータの人にとって中毒であり、他のすべての中毒と同様に、それらは時折の耽溺にするべきです。

ピッタ体質

ピッタの人々は、適度な刺激と挑戦性がありながらも、他者と勝負や比較する場面が少ない仕事が推奨され、仕事とプライベートの線引きをしっかりする必要があります。

刺激と挑戦に溢れた仕事を選ぶ

ピッタの人々は現実主義であり、実用性を重視します。

彼らは、理論家であるヴァータが思いついたアイデアを取り入れ、実際の状況に適用します。

ピッタの人々は、1か月に取得できる新しいアカウントの数や、1日8時間に何件のアポイントメントを取れるかなど、数と時間に夢中になる傾向があります。

ピッタは本質的に攻撃的で自己実現欲が強いです。

彼らにとって、すべてがコンテストであり、すべてのコンテストに勝ちちたいと思います。

すべての活動の最前線にいることを望みます。

自分の生活にできるだけ多くの刺激を呼び込み、いつでも自分の体に完全な機能を要求します。

ストレスフルな仕事を選ぶ反面怒りっぽく批判的なる性質がある

ピッタの人々の理想的な仕事は、夢中になれるような挑戦ができながら、厳しい競争のストレスがない仕事です。

たとえば、教えることは、営業職のように他の人との絶え間ない比較を導く必要なく、自分の知識を他の人に伝えるという知的課題を提供します。

ピッタを増加させる可能性のある激しい熱を伴う溶接や金属の鋳造など、物理的に刺激のある作業状況を回避する必要があります。

映画やお芝居の中であったとしても、暴力性を感じる仕事は、ピッタの人々には良くありません。

刺激的な仕事を選択するピッタの人々は、常にイライラと焦りに苦しんでいます。

ピッタの人は計画を立て、それに熱狂的になり、障害や遅延を認めません。

また、自分にとって都合のいい話は聞き入れて、不都合な考えは却下する、など、感情に任せた判断をしないようにする必要があります。

職場で気を付けるべきこと

正午、ピッタの時間に、彼らは非常に空腹になり、苛立ちます。

食べる前に重要な議論するのは避けるべきです。

自宅で気を付けるべきこと

ピッタの人々は、仕事を私生活から切り離すのは難しいと感じています。

他のドーシャの人も、仕事を家に持ち帰ってはなりませんが、ピッタの人は、仕事と家庭の分離において、他のタイプよりも厳格でなければなりません。

彼らは家族のために、「燃やす」時間を確保する必要があります。

カパ体質

カパは、反復的な日常業務を着実に行い、管理することに長けていますが、仕事においても自宅での生活においても、適度な刺激と動き、変化を取り入れることが大事です。

業務を円滑に動かすエキスパート

カパは、独創的な思想家でも、優れたエンジニアでもありませんが、優れた管理者になり得ます。

生来のカパの安定性とバランスは、それらが関連付けられているすべてのビジネスを、まるで「油を塗った車輪」のように動かします。

変化を嫌う反面競争が活力を与える

変化のないこと、反復的なことを好むカパの人々は、意識的に自分の人生に変化と刺激を注入する必要があります。

オフィスや家で家具を並べ替えるだけでも、物理的な環境を頻繁に変更する努力は治療効果があります。

彼らはストレスを感じるかもしれませんが、競争は彼らにとって良いです。

職場で気を付けるべきこと

朝はカパの時間帯であり、カパの人々は、クリエイティブな仕事ができると期待すべきではありません。

彼らは他のどのタイプよりも上手に日常業務ができます。

そのために朝の時間を使いましょう。

正午ごろは、意思決定力をもつピッタが強まり、午後は、アイディアを生み出すヴァータの力が強まる時間帯ですので、厄介な仕事は、その時に取り組めばよいのです。

自宅で気を付けるべきこと

仕事が肉体的にアクティブでない場合、余暇をアクティブにする必要があります。


いかがでしたでしょうか。

それぞれのタイプが、生来の性質から選択しがちな職業と、陥りがちな行動パターン、

さらに職場で、自宅で気を付けるべき事項について、お分かりいただけましたでしょうか。

仕事でストレスを感じている場合は、自分の弱点をカバーできるよう、意識できることから意識してみてください。