日本人にとって身近な海産物、海苔。
本稿では海苔の種類や栄養などの基礎知識や、海苔を使ったレシピをご紹介します。
海苔
海苔は、紅藻類ウシケノリ科に属する海藻です。
日本全国の沿岸地帯に生育しますが、特に内湾に多く、東京湾、松島湾、伊勢湾などで多く生産されています。
分類 | 藻類 | 重量 | 1枚=2~3g |
サイズ | 板のり一枚のサイズ(全型)はタテ21cm×ヨコ19cm。 | ||
栄養 | タンパク質、食物繊維、ビタミン、カルシウム、EPA、タウリン、ベーターカロテン、アミノ酸などが豊富。 |
需要が多いため、海苔伐や化繊網による養殖が行われています。
原藻を細かく切って水と混ぜ、簀(すのこ)上に流して乾燥させ、ほしのり(あさくさのり)を作ります。
海苔の種類
日本国内で乾燥海苔や焼き海苔などの海苔にはアマノリ属に属する海藻が使用されており、日本の沿岸では28種類程度が確認されています。
その中でも海苔に使用される代表的な種類は以下の3種です。
- あさくさのり
- すさびのり
- うっぷるいのり
加工方法による分類
海苔と一口に言ってもいくつかの種類があり、それぞれ加工方法が異なります。
加工方法の違いによる海苔の代表的な分類は以下の通りです。
- 生海苔
乾燥海苔や焼き海苔の原料となる生の状態の海苔です。 - 乾燥海苔
生海苔を板状に漉き乾燥させたもので、板海苔とも呼ばれています。 - 焼き海苔
乾燥海苔を焼き上げたものです。 - 味付け海苔
焼き海苔に砂糖、醤油などで味付けをしたものです。 - 青のり
原料となる海藻を乾燥させ、粉砕したものです。
海苔の栄養
海藻中でたんぱく質を最も多く含み、カルシウム、カロテン、ビタミンB1、B2の含有量も多くなっています。
海苔の保存方法
あさくさのりは日光に当てたり湿気を含ませると色や香りが変化するので、 密封容器に入れ、冷暗所に保存しましょう。
アーユルヴェーダの栄養学
海草類は、塩味、やや渋味のラサ、ヴィパーカは甘味です。
ミネラルが豊富で、体が吸収しやすい栄養分が備わっています。
放射線物質の影響に対処する成分が含まれているともいわれています。
カルシウム、葉酸、酵素、食物繊維の良い供給源となり、甲状腺のバランスを整え、ラサダートゥを形成します。
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海苔を使ったレシピ